先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第236号
トレンド解析 その26 スピード・レジスタンス・ラインその1
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第235号
トレンド解析 その25
価格の戻りの割合
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、日本時間2011/10/21金曜日22:03、
ドル円相場が戦後最安値を更新しました。
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なお、安値は業者によってまちまちで、
75.78(各一般報道メディア共通)
75.79 くりっく365
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75.78 大証FX
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75.815 SAXO
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75.84 DMM.com証券
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75.78 セントラル短資
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75.81上田ハーロー
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75.789 GMOクリック証券
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となっておりますが、
おおむね75.80前後となっております。
戦争でも起きたのか?
大規模なテロでも起きたのか?
原発が吹っ飛んだのか?
何か大事件があったに違いない!!
そう思われた方も、多いと思います。
しかし、結論を申し上げますと、
材料は
何もありませんでした。
某通信社では、欧州のソブリンリスク回避で円が買われたとか、
そのような解説をしてましたが、
ユーロはガッツリ高騰しております。
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NYダウ(時間外の先物)もガッツリ高騰しております。
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今回の場合、「リスク回避」というのは全く説明になってません。
個人的な意見を言わせて頂きますと、
今回の値動きは、ただの投機的な動きです。
ドル円76.00円のオプション破り、
あるいはその下に並んでいたストップ狩りでしょう。
深い意味はありません。
マーケットはファンダメンタルで動いているわけではないという
一つの実例となったと思います。
ともあれ、私達はこの安値更新にどう対応したらよいのでしょうか。
一つ言えることは、
安値更新に買い無し、ということです。
安値を更新したということは、
もっと安くなるかもしれないと考えるべきだと思います。
安い!と飛びついて買うのは極めて危険なので
絶対にやめましょう。
わざわざこのクソ難しいところに飛び込む必要は全くありません。
さて、本日は、
トレンド解析の原理 その25 価格の戻りの割合 基本編
をご紹介します。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxk0005.jpg
(チャート by フォーランド http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland )
■ 価格の戻りの割合
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
「これまでの上昇あるいは下降トレンドの例からもわかるように、
マーケットがある特定の方向に動いたあとには、
価格は通常逆の方向にわずかばかり戻り、
そしてまたもとのトレンドに沿った動きをみせる。
こうした逆方向への戻りの度合いは、
おおむね特定の割合になることが多い。
最もよく知られているのが"半値戻し"である。
(中略)
一般的な"半値戻し"は、法則というより市場の癖というべきものだが、
このほかにも"1/3戻し"や"2/3戻し"といった
パラメーターがよく知られている。
換言すれば、プライスの戻しは1/3単位で考えられる。
すなわち、最小で約33%、最大で約66%である。
したがって、強い上げ相場の調整局面においては、
マーケットは少なくとも前回の値動きの1/3程度は戻すことが多い。
(中略)
最大の戻り幅は66%であり、
これが戻りのぎりぎりのラインとなる。
(中略)
もし、プライスが2/3を超えて動くようであれば、
調整というよりもむしろトレンド転換と受け止めたほうがよい。
この場合、プライスはブレイクされたトレンドの
全値幅を戻すこととなる。
もうお気づきかもしれないが、ここであげた50%、33%、66%という割合は
まさにダウ理論よりきたものである。
後でみるエリオット・ウェーブ理論や
フィボナッチ・レシオにおいては、
38%と62%が戻しのメドとして使われている。
ここでは、両者のアプローチを総合して、
戻しの割合を最小33~38%、最大62~66%としたい。
(中略)
W.D.Gann(中略)、彼も3/8(38%)、4/8(50%)そして5/8(62%)の戻し幅を
特に重要なものと位置づけており、
またトレンドを1/3(33%)と2/3(66%)で三つに分けることの
意義を認めている。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
《コメント》
押し目買い、戻り売りの目処は、
実際のトレードにおいて、非常に重要な情報です。
そのため、古来よりさまざまな手法が考えられてきました。
その代表格が、今回ご紹介いたしました、
・半値押し/戻し、
・三分の1、三分の2押し/戻し
です。
その他、欧米ではフィボナッチ・リトレースメントも広く用いられているようです。
※フィボナッチ・リトレースメント入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/02/fx4814.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/03/15_fx49.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/01/post_307.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/02/13fx47.html
個人的には、半値押しが最も重要であると考えております。
ただ、言うまでもありませんが、
100%絶対にそこで止まるというわけではありません。
一つの目安として利用すると良いと思います。
なお、半値、1/3ラインなどを自動的に引いてくれる
フォーランドのチャートが便利でおすすめです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxk0005.jpg
(チャート by フォーランド http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?foreland )
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以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
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【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
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【2】 ぱっと見テクニカル
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【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
トレンド解析の原理 その26 スピード・レジスタンス・ライン
をご紹介いたします。
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