先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第219号
トレンド解析の原理 その9 トレンドラインの実体とは何か
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第218号
トレンド解析の原理
その8 切りのよい数字の重要性
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
トレンド解析の原理 その8 切りのよい数字の重要性
をご紹介します。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0166.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0167.jpg
■切りのよい数字の重要性
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
「10、20、25、50、75、100 および100の倍数といった
切りのよい数字は、
価格上昇や、価格下落を止めるところとなりやすい。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0166.jpg
切りのよい数字は、
心理的サポートやレジスタンスとして機能する。
これを利用すれば、切りのよい数字に
価格が接近する前に利食いのタイミングを
つかむことができる。
(中略)
この原理のもう一つの応用として、
これらの切りのよい数字ちょうどのところで
注文を出すことは避けるべきである。
つまり、上昇トレンドで押し目買いをしたいのなら、
切りのよい価格の少し上で
買い注文を出しておけばよい。
他の人が皆切りのよい数字で買おうと思っているので、
価格はそこまで下がらないからである。
戻り売りをねらうなら、切りのよい数字の少し下に
売り注文をおくべきである。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0166.jpg
これは損切りの注文にも適用できる。
一般的なルールとして、
損切りの注文は、切りのよい数字においてはならない。
例えば売り持ちの人は、損切りの買い注文を4ドルにおくのではなく、
4ドル1セントにおくべきであろう。
(中略)
言い換えれば、買い持ちの損切り注文は、
切りのよい数字の下におき、
売り持ちの損切り注文は、
切りのよい数字の上におけばよい。
切りのよい数字、特に先に述べたような大きな数字を重視する
マーケットの傾向は、
先物トレードにおいて利用するのにきわめて有用なものであり、
テクニカル・トレーダーはよく覚えておくべきであろう。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著 より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
《コメント》
今回の話も、ランダムウォーク理論では全く説明できない、
市場心理に関わるものです。
ランダムウォーク理論では、ドル円の100円、80円などといった
切りのよい数字に意味を見出すのは完全にオカルトであり、
100%全く無意味である、ということになっています。
しかし、本当にそうでしょうか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs04/fxfxi0167.jpg
現実のマーケットでは、切りのよい数字というのは
明らかに意味を持っています。
マーケットを動かしているのは人間であり、
その注文が切りのよい数字の前後におかれることが多いために、
意味のある値動きになることが多いのではないかと思われます。
もちろん、切りのよい数字が100%完全にレジスタンス、
サポートとして機能するというわけではありません。
また、切りのよい数字、
特に大台の数字(100円、90円、80円など)の前後には、
大量の注文(押し目買いの指値、抜けた場合の損切り逆指値など)
が置かれることが多いので、
短期筋がその損切り注文(ストップロス)を狙って仕掛けてくる、
いわゆる「ストップ狩り」となることも多いです。
このため、「切りのよい数字」を単純に
サポート、レジスタンスとして盲信するのは危険です。
しかし、いずれにせよその「切りのよい数字」の前後で
ランダムウォークを超えた、有意な値動きが示現することが多いのも
事実です。
マーケットという大海原を航海する、一つの重要な羅針盤として
とても有用であると言えると思います。
切りのよい数字という視点で、
チャートを色々と見てみると結構楽しいです。
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以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ドリームバイザー系チャート
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
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【2】 ぱっと見テクニカル
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フォーメーション分析入門
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【3】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
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【4】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
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一目均衡表の表示が可能ですが、
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一目均衡表の表示にはおすすめしません。
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口座開設で無料で使えます。
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【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
トレンド解析の原理 その9 トレンド・ライン
をご紹介いたします。
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