先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第313号
ダウ理論再入門 8 基本法則5 Volume Must Confirm The Trend
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第312号
ダウ理論再入門 7
基本法則4 Market Indexes Must Confirm Each Other
平均は相互に確認されなければならない
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
ダウ理論再入門 7
基本法則4
Market Indexes Must Confirm Each Other
平均は相互に確認されなければならない
をご紹介いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0358.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0359.jpg
■ダウ理論ってなんだっけ?
ダウ理論とは、19世紀末頃、
チャールズ・H・ダウ
(Charles Henry Dow、1851年11月6日~1902年12月4日)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/dow.jpg
が『ウォール・ストリート・ジャーナル』の
社説シリーズに寄稿した、
株価の価格変動に関する理論体系のことをいいます。
チャールズ・H・ダウの生涯については、
英語版Wikipediaで詳しく紹介されています。
http://en.wikipedia.org/wiki/Charles_Dow
※参考書
『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
ダウ理論入門 【必修】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/
■ダウ理論基本法則4 平均は相互に確認されなければならない
(Market Indexes Must Confirm Each Other )
以下、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
より引用
「ダウは、工業平均と鉄道平均について言及して、
この両者が同じシグナルを示さない限り、
本格的ブルあるいはベア・マーケットのシグナルとは
いえないとしている。
言いかえると、
両平均がそろって以前の二次トレンドのピークを超えなければ
ブル・マーケットは始まらない。
(中略)
シグナル発生が同時である必要はまったくないが、
接近していればいるほどよい。」
以上、『先物市場のテクニカル分析』ジョン・J・マーフィー著
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
より引用
■コメント
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0358.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0359.jpg
ダウは、工業平均と鉄道平均について、
この両者が同じシグナル(第六法則で解説予定)
を示さない限り、本格的なトレンドは発生しない、
と言いました。
そして、シグナルの発生は、
接近していればいる程、強いサインとされます。
■はいはい。で、現代の為替や株と何の関係があるンや?
現代の株や為替では、直接には使えない法則です。
ダウ鉄道平均(現代では「ダウ輸送株20種平均」)など、
注目している人はほとんどいないでしょう。
しかし、ここで示されている「考え方」は現代でも妥当します。
すなわち、一つの指数の分析だけではなく、
複数の指数を総合的に解析し、
よりマクロの地合を、
総合的に見極めなければならないということです。
■なるほど。で、具体的には?
●日本株の分析
例えば日本の株相場を分析する場合、
日経平均や日本国内のファンダメンタルズを
分析するだけではダメです。
NYダウ、ナスダック、上海総合指数、為替、CME日経225先物、
最低でもこれらをチェックするのは常識とされます。
特にNYダウが、翌日の東京株式市場に
かなり強い影響を及ぼしています。
ご参考:NYダウ、ナスダック、上海総合指数など
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
●米国株の場合
ダウ輸送株20種平均をチェックしている人は少ないでしょうが、
それをナスダック総合指数に置き換えるのも良いでしょう。
すなわち、ダウ工業株平均とナスダック総合指数の二つを見て、
両方で「シグナル」が出るかどうかを見るのです。
ナスダック総合指数
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
●ドル円、クロス円の分析
ドル円、クロス円についても同じ事が言えます。
現在のドル円とクロス円は、不思議なことに
ダウ工業株平均と密接に連動しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fximgc0359.jpg
ダウ工業株平均が暴落すればクロス円も暴落、
ダウ工業株平均が急騰すればクロス円も急騰しています。
ドルだけの材料、円だけの材料を見ても
円相場がどうなるかは分からない。
それが、現代の為替市場なのです。
●テクニカル分析指標
また、テクニカル分析では、
MACD、ボリンジャーバンド、移動平均、一目均衡表、等々、
様々なインディケータ(指標)がありますが、
これらは一つだけでなく、
複数のものを上手く組み合わせるのが肝要です。
テクニカル分析の碩学、アレキサンダー・エルダー氏は、
2~5つのインディケータを組み合わせることを
推奨しておられます。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
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多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
(オススメ業者はAlpari、ワイジェイFX)
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
ダウ理論再入門 8
基本法則5
Volume Must Confirm The Trend
をご紹介いたします。
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