今日は、当ブログで毎年恒例となった「今年の相場予想」をしてみたいと思います。
1978~2009年の月足データ(テクニカル) & 主要なファンダメンタルを
分析してみました。
■ファンダメンタルズ
■2010年の重要イベント
2月12日-28日まで バンクーバーオリンピック(冬季)開催。
5月1日-10月31日まで 上海万博
6月11日-7月11日まで 南アフリカでワールドカップ
■重要テーマ
・巨額の米財政、貿易赤字累積 ドル崩壊懸念(昔から延々と言われ続けていますが)
・米FOMC金利引き上げのタイミング
・世界経済 大底を打ち復活、バブル再起動?次は何のバブル?
・イラン戦争、イスラエルによる空爆?
■テクニカル
■1978年~2009年月足
ざっくり言って、ドル円はおおむね5年ごとに底を打つサイクルが観察されます。
2010年は要注意変化時間帯です。
特に、2010年1~4月が本命の時間帯と考えております。
2010年は、軽率な突っ込み売りは避けたいです。
■1978年~2009年 ドル円 月足データ
■1978年~2009年 ドル円 月足データ 解析結果
年終値-年始値 |
高値安値 年始値からの乖離率 |
||
高値 | 安値 | ||
1978-2009 全体の平均 |
-4.35 | 9.28% | -9.58% |
円安の年(年足が陽線) 平均 |
13.27 | 14.27% | -3.65% |
円高の年(年足が陰線) 平均 |
-19.90 | 4.88% | -14.81% |
平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。
また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。
また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして-14%程度の安値を示現するようです。
■2009年ドル円相場はどうだったのか?
年始値 91.08
年終値 93.09、(年足陽線)
高値 101.43 年始値+10.35円 、+11.36% (平均よりやや高い値)
安値 84.80 年始値-6.28円、-6.90% (平均よりやや低い値)
でした。
なんとなく、ドバイショックだなんだと騒がれて、
円高祭りの年だったような気もしますが、
こうやって客観的なデータを見ると、
ごく平均的で普通の年であったことが分かります。
というかむしろ平均よりも円安寄りの年だったと言えましょう。
ニュースに振り回されないようにしたいものです。
■で、2010年はどうなるのか?レンジ、高値安値大予想
上記の「1978年~2009年 ドル円 月足データ 解析結果」を用いて、
2009年のドル円始値を93.09と仮定して代入すると、
以下の数字が出てきます。
2010年予想終値 |
2010年予想 高値安値 (乖離率に基づく) |
||
高値 | 安値 | ||
1978-2009平均 で考えると |
88.74 | 101.73 | 84.17 |
円安の年 平均 で考えると |
106.36 | 106.37 | 89.69 |
円高の年 平均 で考えると |
73.19 | 97.63 | 79.30 |
問題は、 2010年が
・普通の平均的な年になるのか、
・円安のバイアスがかかった年になるのか
・円高のバイアスがかかった年になるのか
です。
ズバリ結論を申し上げますと、5年サイクル時間分析から考えて、
円安の年になる可能性が高い
と考えております。
というわけで、 今年の年間レンジは、
・高値 106円くらい
・安値 89円くらい
と予想(妄想)します。
■相場展開予想
そして、5年ボトムサイクルを考慮して、
1995年、2000年、2005年に類似した相場展開になると予想します。
1995年は、4月に年間底値をつけて、そこから爆上げ。
2000年、2005年は、1月に年間底値をつけて
12月の年間高値まで延々と爆上げ街道まっしぐらでした。
どちらのタイプになるかということですが、
私の結論を申し上げますと、1995年に類似した相場展開になるというのが、
現在のメインシナリオ(妄想)で、
2010年1~4月にかけて底を探り、
その後爆上げ
というシナリオを想定しております。
が、言うまでもありませんが、絶対にこの通りになるという保証は全くありません。(笑)
こういう考え方もあるんだよくらいに取って頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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