非農業部門雇用者数(5月)21:30
結果 13.8万人 予想を大きく下回る弱い数字
予想 18.2万人
前回 17.4万人(21.1万人から修正)下方修正
失業率(5月)21:30
結果 4.3% サプライズの改善!好材料!
予想 4.4%
前回 4.4%
今月の米雇用統計は、
非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る弱い数字だった一方で、
失業率は市場予想を上回る改善となりました。
好悪織り交ざった結果となりました。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・NYダウ 乱高下の後、元に戻るいってこい
・ドル 乱高下の後、元に戻るいってこい
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
グローバル的な視点で見ると、
米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)、
その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、
という状況で、
ドル高になりやすい経済環境ではあります。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30 迷いなく暴落 純粋なドル安
15分足 ドルはそのまま暴落。NYダウはいってこい。
米長期金利は低迷
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
初動は
・ドル 迷いなく暴落
・NYダウ 迷いなく暴落
でした。
そしてその後、結局は、
・ドル そのまま暴落
・NYダウ 殴り合いの後、元の水準に戻る
となりました。
さて、場味の分析ですが、
好悪織り交ざって、上下どちらに行ってもおかしくない材料に対して、
マーケットはドル暴落を選択しました。
地合いは弱いと言わざるを得ません。
ドル円の買場はもう少し先になりそうです。
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