2017年6月2日(金)21:30

非農業部門雇用者数(5月)21:30
結果 13.8万人 予想を大きく下回る弱い数字
予想 18.2万人
前回 17.4万人(21.1万人から修正)下方修正

失業率(5月)21:30
結果 4.3% サプライズの改善!好材料!
予想 4.4%
前回 4.4%

     

今月の米雇用統計は、

非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る弱い数字だった一方で、

失業率は市場予想を上回る改善となりました。

好悪織り交ざった結果となりました。

前回の米雇用統計まとめ

    

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・NYダウ 乱高下の後、元に戻るいってこい

・ドル 乱高下の後、元に戻るいってこい

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

   

グローバル的な視点で見ると、

米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)

その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、

という状況で、

ドル高になりやすい経済環境ではあります。

       

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


    

1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間21:30  迷いなく暴落 純粋なドル安

FXc001148

   

15分足 ドルはそのまま暴落。NYダウはいってこい。

FXc001149

※このチャートを見る方法

    

米長期金利は低迷

FXc001157

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html

 

       

 

初動は

・ドル 迷いなく暴落

・NYダウ 迷いなく暴落

でした。

   

そしてその後、結局は、

・ドル そのまま暴落

・NYダウ 殴り合いの後、元の水準に戻る

となりました。

   

さて、場味の分析ですが、

好悪織り交ざって、上下どちらに行ってもおかしくない材料に対して、

マーケットはドル暴落を選択しました。

地合いは弱いと言わざるを得ません。

ドル円の買場はもう少し先になりそうです。