2012/01/12 (木) 21:00
21:00 英中銀政策金利
結果 0.5% 予想どおりの据え置き、何のサプライズもない
予想 0.5%
現行 0.5%
21:00 資産買い入れ枠
結果 2750億ポンド 現行と変化なし
予想 2750億ポンド
現行 2750億ポンド
21:45 ECB政策金利
結果 1.00% 予想どおりの据え置き、何のサプライズもない
予想 1.00%
現行 1.00%
22:30ごろから ECB総裁ドラギ会見
「インフレは今後数ヶ月2%上回る水準、その後2%下回る公算」
「経済活動が低水準で安定化する一時的な兆しみられる」
「経済見通しは先行き不透明感強く、下振れリスク高い」
「ユーロ圏の物価上昇圧力は引き続き緩やかな見通し」
「経済指標の徹底的な分析必要」
「すべての非標準的措置は一時的なもの」
「内需は金融市場の緊張の影響受ける見通し」
「ユーロ圏経済は今年、きわめて緩やかながらも回復する見通し」
「経済見通しへの大きな下振れリスクが引き続き存在」
「各国政府は過剰な赤字の是正する必要」
「不透明感が非常に強い」
「成長への大きな下振れリスクは債務危機・予想下回る世界経済成長・保護主義」
「インフレリスクはおおむね均衡」
「新たな財政協定は重要な貢献」
「各国政府は大胆な構造改革を」
「この日の金融政策決定は全会一致だった」
「ユーロの対ドル相場についてはコメントせず」
「長期リファイナンスオペは効果的な政策措置」
「銀行に流動性を保証できた」
「オペの資金が経済に回っているとみている」
「財務改善に向けた銀行の措置が経済全体への貸し出しに影響すべきではない」
「貸し出しデータでは緊張がユーロ圏の与信に大きな影響及ぼしていると示されていないが、警戒は必要」
「3年物資金供給は適切な時期に実施」
「高債務国の一部、かなりの前進を示している」
「財政健全化は避けられない」
「新財政協定は1月末に署名されるべきだ」
「ECBはEFSFのエージェントとしての責務果たす」
「EFSFは債券購入についてECBとは異なった責務を負っている」
「一部に明るい兆候もあるが、経済への自信を表明することはできない」
「われわれは金利について事前にコミットしない」
「ギリシャ財政立て直しが必要」
「ECBは状況を注視し行動する用意。ECBの金融政策は今後も引き続き緩和的だろう。」
BOE金利、ECB金利、ともに市場予想どおりの据え置きで
まったくサプライズはありませんでした。
その後のECB総裁ドラギ発言は、前回の総悲観の内容とは変わって、
若干の希望が見える内容となりました。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・金利発表では材料織り込み済みで動きようがなく、
・ドラギ会見でユーロ買い
となるのが自然に思えます。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き
5分足 下記のチャートでは13:00が日本時間21:00 BOE金利
ユーロドル 5分足
まずBOE金利ではマーケットはほとんど動きませんでした。
その後ECB金利が発表されると、マーケット予想どおりで
サプライズは一切なかったにもかかわらず、突然のユーロ急落。
この辺から、ユーロ売買に投機筋が集まっていることがわかります。
そしてその後ドラギ会見が始まると、
会見開始の瞬間は、それまでの流れを踏襲してユーロ売りとなりましたが、
10分ほどで流れが反転。
突然狂ったようなユーロ買いとなりました。
たしかに、ドラギ会見は多少の希望が垣間見える内容でしたが、
狂い上げするほどのものではありませんでした。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると全く意味がわかりませんが、
これが、生きた相場なのです。
さて、場味の分析ですが、
強気材料というほどのものではない材料で、
ユーロは爆上げとなりました。
強気を示唆しています。
チャート的にもユーロは反転示唆となっており、
非常に面白い事になっております。
私はとりあえず1.2805で10万ユーロロングポジションを取りました。
安値更新で損切りの逆指値を置いて、しばし放置してみたいと思います。
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