当ブログで管理しているFXテクニカル分析 人気ランキングですが、 そのランキングで不動の人気No.1がボリンジャーバンド。
今日はそのボリンジャーバンドをご紹介します。
■ボリンジャーバンド Bollinger bandsとは
ボリンジャーバンドは、1980年代前半にジョン・ボリンジャーが考案したテクニカル指標で、
移動平均と、移動平均から標準偏差分を加算、減算した値で求められます。
■例
ドル円
日経平均
■算出方法
ボリンジャー・バンド上限(+2σ シグマ)=中心線+2標準偏差
中心線=単純移動平均(通常SMA21を用いる)
ボリンジャー・バンド下限(-2σ シグマ)=中心線-2標準偏差
■性質
・統計学の理論では、±2σ(シグマ) の範囲にデータが収まる確率は95.44%であるとされる。
・バンド収縮(レンジ内の保合)→拡大(トレンド) を繰り返す。(諸行無常)
収縮(レンジ内での保合)は、拡大(ブレイクアウト、トレンド発生)の前兆である。
収縮を経てレンジブレイク→バンド拡大するが、永遠に拡大するわけもなく、
次レベルのレンジに移行した後、バンドはやがて収縮する。(盛者必衰)
・月足、週足、日足、時間足、分足それぞれで機能している。(フラクタル性)
■使い方 その1 ボックスか、トレンドかの判定
標準偏差は、為替におけるボラティリティ(変動率)を表すチャートであり、
帯の幅の広さを見ることでボックスなのか、 トレンドなのかを分析することができます。
幅が狭くなっている時はボラティリティが低く、 逆に幅が広がっている時はボラティリティが高いと見ることができます。
バンド収縮期においては、バンド幅のボックス相場、
バンド拡大期においては、ボラティリティの拡大を意味します。
■使い方 その2 逆張り
ボリンジャーバンド±2σを超えて値上がり/値下がりするのは、異常な買われすぎ、割高と考え、
ボリンジャーバンド±2σ逸脱で売り/買い というのが、広く知られている使い方です。
【メリット】
・天井、底を取れることがある。
・利食い幅を小さく設定すれば、高い勝率を得られる。
【デメリット】
・そのままトレンドが出ると、樹海行き。(損切り必須)
【ポイント】
・バンド収縮期に逆張りする。
・逆張りでエントリーして、そのまま順方向にブレイクアウトしたら必ず損切る。
・バンド拡大期に逆張りしてはいけない。(ナンピンも危険)
ボックス相場になりやすいクロスペア(欧州クロスなど)で使うと有効です。
■使い方 その3 順張り
±2σを超えてなお相場が上昇/下落する場合、それだけ強いモメンタム(勢い)があると判断し、
ボックスから抜けて±2σをつけた方向へ順張りするという手法。
バンド拡大期が続く限り、トレンドについて行きます。
■戦略モデル例
【1】エントリー
バンド収縮期に逆張り
【2】損切り、ドテン
バンドがそのまま急拡大してブレイクした場合
→損切り
→倍返しドテン(順張り)
【3】トレンドフォロー →バンドが収縮期に入ったら利食い
※投資は自己責任でお願いします。