先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第393号
エリオット波動論再入門 5
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第392号
エリオット波動論再入門 4
五波動の理論
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 4 五波動の理論
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■で、五波動って何やねん?またオカルトか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/eli01.PNG
「株式相場の動きは最終的に、
特有の構造を持つ5つの波の形をとる。
そのなかで 1、3、そして 5の番号を振った3つの波は、
実際にはある方向の動きを示している。
それらの波はそのトレンドとは逆方向の
2つの逆行した動きによって切り離される。
こうした 2つの逆行は、
明らかに大きな方向を持つ相場の流れが継続するための
必要条件である。
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エリオットはこうした 5つの波の形について、
次のような一貫した3つの特徴を挙げている。
すなわち、
【1】第2波は第1波の始点を下抜くことはない
【2】第3波が最も短い波になることはない
【3】第4波が第1波の価格帯に割り込むことはない。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
エリオット波動理論の根本となるのが、
上昇/下降 五波動の理論
です。
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そして、この五波動の特徴として、
【1】第2波は第1波の始点を下抜くことはない
【2】第3波が最も短い波になることはない
【3】第4波が第1波の価格帯に割り込むことはない。
という独特のルール(?)が決められています。
ただ、はっきり申し上げまして、
このルールに科学的な根拠はありません。
エリオット波動は宗教だと言われることがありますが、
その通りだと思います。(笑)
しかし、現実の現代金融マーケットで、
エリオット波動理論に沿った値動きが
現実に観測されるのも事実なのです。
例:ドル円週足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxxpa0551.jpg
なぜでしょうか?
非常に不思議な現象です。
この点につきまして、
私の考えを申し上げます。
結論から言いますと、
マーケット参加者の多くがエリオット波動理論を意識することで、
エリオット波動理論が自己実現してしまう、
ということだと考えております。
これは第二波動だ、だから次のこれは第三波動だから買いまくれ、
などのように、マーケット参加者の意思決定過程に
社会心理として作用しているということです。
もっと言いますと、エリオット波動理論の本質は、
共同幻想であると考えております。
この辺につきましては、よろしければ弊メルマガの
過去ログをご参照くださいませ。
↓
テクニカル分析の本質とは何か その1
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/02/_1fx_300.html
テクニカル分析の本質 2 市場は本当にランダムウォークか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/02/_2_fx_301.html
テクニカル分析の本質 3 過去の価格は現在の価格形成に影響するか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_3_fx_302.html
テクニカル分析の本質 4 テクニカル分析=社会的実体説、共同幻想説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_4_fx_303.html
テクニカル分析の本質 5 ミリンダ王の問い ~存在とは何か~
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/5_fx_304.html
テクニカル分析の本質 6 まとめ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_6_fx_305.html
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
アルパリジャパン Metatrader 4
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FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
DMM.com証券
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?dmmfx
みんなのFX
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
マネーパートナーズ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 5 波のモード
をご紹介いたします。
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