先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第537号
エリオット波動論再入門 149 フィボナッチ級数 8 らせん的な株式相場におけるフィボナッチ
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第536号
エリオット波動論再入門 148 フィボナッチ級数 7 φの意味
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 148 フィボナッチ級数 7 ファイの意味
をご紹介いたします。
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はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
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のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、この「The Wave Principle」に基づいています。
はいはい、で、ピサのレオナルド・フィボナッチって何やねん?
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「レオナルド・フィボナッチは、優れた商人であり、また市の役人の息子として1170~1180年に生まれ、ピサにある多くの塔のひとつに住んでいたと思われる。
(中略)
レオナルドはすでに学生時代に、商売用の計算機としてヨーロッパで広く使われていた算盤の使い方を含めて、税関や当時の商売の実務にも精通していた。
彼の母国語はイタリア語だったが、フランス語やギリシャ語、さらにはラテン語も含む数カ国語を学び、それらを流ちょうに話すことができた。
(中略)
レオナルドは有名な『算盤の書(Liber Abaci)』を出版した。
この本は世紀の偉大な数学的発見のひとつ、いわゆる記数法の最初の数字として0を置く10進法をヨーロッパに紹介することになった。
0、1、2、3、4、5、6、7、8、9という親しみのある記号を含むこの方式は、現在世界中で使用されているヒンズー・アラビア方式として知られている。
(中略)
そして彼の尽力によって、やさしい計算法であるこの新しい方式は最終的にヨーロッパに伝えられた。
その結果、従来のローマ数字は次第にアラビア数字の体系に取って代わられていった。
この新しい方式のヨーロッパへの導入は、700年以上も前にローマが滅亡して以来、数学分野における最初の偉業であった。
フィボナッチは中世時代を通じて数学を生かし続けただけでなく、いっそう高度な数学の分野と物理学・天文学・技術工学などの関連分野においても、偉大な発展の基礎を築いた。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
要は、アラビア数字の計算システムをヨーロッパに伝えた人、ということです。
詳しくはwikipediaも御覧ください。
はいはい、で、φ(ファイ)の意味ってどういうことやねん?
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「これについてトンプキンズは、
「ルネ・シュワラー・ド・リュビッツ(フランスの錬金術師)の言うように、古代エジプト人たちはファイをひとつの数字ではなく、
創造的な機能
とか
無限に続く再生産のシンボル
と考えていた。
彼らにとって、ファイは
生命の情熱、
(中略)
聖ヨハネの教えのロゴスを表していた」
と説明している。
ギリシャ語のロゴス(Logos)は ヘラクレスやそれ以降の異教徒たち、ユダヤ人やキリスト教の哲学者たちによって、
宇宙の合理的な秩序、
内在する自然の法則、
物事の内に潜んでいる生命を与える力、
世界を支配し、あらゆる地域にあまねく存在する普遍的な構造の力 ─── など、
さまざまに定義されてきた。
(中略)
ひいては、人間の生産的な企業を評価する株式相場もまた、ある秩序と形を持っている。」
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以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
まとめると、黄金比 φ は以下のような意義を内包しています。
・創造的な機能
・無限に続く再生産のシンボル
・生命の情熱
・宇宙の合理的な秩序
・内在する自然の法則
・物事の内に潜んでいる生命を与える力
・世界を支配し、あらゆる地域にあまねく存在する普遍的な構造の力
黄金比 φ は、西欧文明では古くから、哲学的、あるいは宗教的な意義を持ってきたようです。
西欧人の信念体系に深く根を張った共同幻想と言えそうです。
そして相場もまた、このφを鍵概念として構造化されているのではないか、
というのが、エリオット波動理論の基本仮説であり、
基本コンセプトということになりそうです。
φを鍵として、無尽蔵の富が眠る相場という巨大な蔵を開ける・・・。
ロマンのある話ですね。
※よろしければ、こちらの過去記事も御覧ください。
テクニカル分析の本質とは何か その1
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/02/_1fx_300.html
テクニカル分析の本質 2 市場は本当にランダムウォークか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/02/_2_fx_301.html
テクニカル分析の本質 3 過去の価格は現在の価格形成に影響するか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_3_fx_302.html
テクニカル分析の本質 4 テクニカル分析=社会的実体説、共同幻想説
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_4_fx_303.html
テクニカル分析の本質 5 ミリンダ王の問い ~存在とは何か~
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/5_fx_304.html
テクニカル分析の本質 6 まとめ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2013/03/_6_fx_305.html
なお、チャートにつきまして、エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を 日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 149 フィボナッチ級数 8 らせん的な株式相場におけるフィボナッチ
をご紹介いたします。
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