先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第51号
エリオット波動理論 【17】
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第50号
エリオット波動理論 【16】
フィボナッチ・タイム・ターゲット
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
今週、ユーロドルがエリオット波動理論の教科書通り、
第四波動のトライアングルを5波動で構成後、上方ブレイクしました。
ご参考:http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/as075.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as078.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/02/vs_1.html
エリオット波動理論 【8】 調整波のパターン その3
トライアングル 三角保合 コンティニュエイション・パターン
【FX・株のテクニカル分析入門 第42号】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/01/fx42.html
本当にそのまんま教科書通りの展開にびっくり仰天です。
このメルマガのエリオット波動理論シリーズを読んでくださっている方は、
ああ、来るべきモノが来たな、エリオット波動理論すごいじゃん、
と思われたことと思います。
最先端の金融工学を駆使しても、価格変動の予測はほとんど不可能
と言われている現代の為替市場で、
エリオット波動理論というほとんど化石のようなツールが有効という事実に、
ただただ、驚嘆するばかりです。
テクニカル分析って、本当に面白いですね!
さて、前号のメルマガについて、読者様から鋭いご指摘メールを頂きました。
> 強いトレンドの最小の戻しは、38.2%・・・それでは、最大の戻しは?
> 弱い・・・・・最大の・・・・・・・61.8%・・・・それでは、最小の戻しは?
> 意味が理解出来ないので、宜しくお願いします。
ご指摘感謝します。
前号でご紹介した
(1)強いトレンドにおいては、最小の戻しは38.2%である。
(2)弱いトレンドにおいては、最大の戻し幅は61.8%である。
という法則は、テクニカル分析の教科書として世界中で広く読まれている
ジョン J.マーフィー 著『先物市場のテクニカル分析』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?sakitech
の、418ページの内容を記載したものです。
おそらくマーフィー氏の意図としては、最大、最小、という言葉には
深い意味はなく、
(1)強いトレンドにおいては、38.2%という 浅い押しで 反発することが多い
(2)弱いトレンドにおいては、61.8%という 深いところまで 押してしまうことが多い
ということだと思います。
逆に言えば、浅い押しで反発した場合は
強いトレンドの継続を示唆(イケイケ)、
深いところまで押した場合は
トレンドのモメンタムが弱いことを示唆している
(さほど高値は望めない)
と言えると思います。
(これは私の一解釈であり、唯一絶対の正解というわけではありません。)
さて、本日は、エリオット波動理論の時間論である、
「フィボナッチ・タイム・ターゲット」
をご紹介します。
■時間論って、一目均衡表でもあったよね?
一目均衡表では、独自の「基本数値」を用いて変化日を算出しました。
一目均衡表 時間論 前半 基本数値
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/06/fx14_1.html
一目均衡表 時間論 後半 対等数値論 【変擬、隔擬、重擬】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/07/fx15.html
一目均衡表においては、時間論が非常に重視されていますが、
エリオット波動理論の通説では、時間論はあまり重視されていません。
■で、具体的な内容は?
フィボナッチ・タイム・ターゲットは、
「天井や底は、重要な転換点から数えて
フィボナッチ数の日に起きる可能性が高い」
という理論です。
※フィボナッチ数
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610, 987, ...
具体的には、重要な転換点から数えて、
8日目、13日目、21日目、34日目、55日目、89日目、
などが重要変化日になる可能性が高いと考えます。
■へー、でも日数を数えるのが面倒くさいな・・・
フィボナッチ・タイム・ターゲットを手計算するのは大変です。
そこで、エクセルで計算シートを作ってみました。
ダウンロードしてお使いください。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/fibotime.fxtechnicalblog.fxtec.info.xls
■はいはい、でも本当に実戦で使えるんかいな?どうせオカルトやろ?
フィボナッチ・タイム・ターゲットはオカルトで実戦では何の役にも立たないのか、
検証してみましょう。
例:ドル円 2007年6月22日 大天井の日を起点に計算
理論値 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as081.JPG
実際のチャート http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/as080.JPG
■ちょ!!ぴったりじゃん。。。恐るべしフィボ。
かなり衝撃的な結果でした・・・。
フィボナッチ数、恐るべしです。
この他にも色々と検証してみると結構面白いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
※ セントラル短資 ハイパーチャート
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュアを見るときは、
ここのチャートを使っています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
初心者にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、エリオット波動理論のまとめとして、
・波動理論の三側面の統合
をご紹介します。
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