記事カテゴリ: 今週の超重要イベント&注目のテクニカルポイント

2008年2月24日

ドル売り軍団VSドル買い軍団 関ヶ原 大決戦の週 決戦は○曜日

■今週の超重要経済指標・イベント

Tue Feb 26 
0:00  USD  Existing Home Sales 中古住宅販売件数
22:30  USD  PPI 生産者物価指数
  

Wed Feb 27 
6:45  NZD  Building Consents 住宅建設許可
18:30  GBP  GDP q/q 英GDP 
22:30  USD  Core Durable Goods Orders 耐久財受注
  

Thu Feb 28 
0:00  USD  Fed Chairman Bernanke Speaks FRB議長バーナンキ発言     
0:00  USD  New Home Sales    新築住宅販売件数
22:30  USD  Preliminary GDP Annualized 米GDP・改定値
  

Fri Feb 29 
0:00  USD  Fed Chairman Bernanke Speaks バーナンキ発言    
6:45  NZD  Trade Balance 貿易収支
16:00  GBP  Nationwide House Prices
19:30  CHF  Leading Index KOF先行指数

参考:Forex Calendar @ Forex Factory(日本時間はGMT+9、DST OFF) 

■相場観

   

■ドル円

   

≪月足≫

as070.JPG 

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする

ファンラインの第三線(約108)に接触。

円安波動の最終戦争到来。

ファン理論についてはこちらで解説しています。

   

エリオット波動理論による分析でも、

1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

残念ながら月足ベースでブレイクアウトが確定。

基本トレンドは弱気に確定。

これから数年は、基本戦略は戻り売り。

  

数年かけて80円を目指す下降トレンドが続くと考える。

   

    

≪週足≫

as071.JPG  

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

週足は安値を切り下げ、下降波動確定。

基本戦略は戻り売り。

急がず、あわてず、チャンスをじっくりと待つのが得策。

    

MACDヒストグラム・ダイバージェンス示現目前。

ドル円以外のドルストレートでも、

軒並みドル売りモメンタムの減衰兆候が示現しつつある。

(ドルスイス等)

一旦大きな戻り(=ドル買い)を示現する可能性が高いと考えて居る。

MACDヒストグラム・ダイバージェンスについてはこちらで解説しています。

   

また、エリオット波動理論でいう、

調整波動(A-B-C)に入る可能性が高いと考えて居る。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

  

ただ、下降第四波動のトップである114.65を上回るような戻りにはならないだろう。

(サポートとしての第四波動) 

※「サポートとしての第四波動の理論」についてはこちらで解説しています。

   

焦らず、じっくりと売り場を探したい。

   

  

≪日足≫

as072.JPG 

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

     

例の月足トレンドラインで、ぴったりと止まっている。

サポートが、ブレイク後はレジスタンスになるという、

テクニカル分析の教科書通りである。

  

また、このレベルはフィボナッチ・リトレースメントの38.2%戻しでもある。

as069.JPG

    

このまま38.2%で頭を押さえられて円高反転するか、

38.2%を破って上方ブレイクするかは、

ユーロドルが上方ブレイクするか下方ブレイクするかにかかっていると

考えて居る。

今週はユーロドルの値動きを注視したい。

  

  

【戦略】

106.47  10万ドル 買い アホールド

ユーロドルが上方ブレイクしたら(猛烈なドル売り)、直ちに決済、ドテン売り。

ユーロドルが反転したら(猛烈なドル買い)、アホールド継続。

      

    

■ユーロドル

  

月足 完璧な上昇トレンド

as073.JPG   

   

週足 モメンタムの減衰 三角保合形成 上下どちらに抜けるか様子見

as074.JPG 

   

この三角保合をブレイクアウトした場合の値幅は、

1.4967ー1.4310=約657pipsを想定している。

すなわち、上方ブレイクの場合の目標値は1.55あたり、

下方ブレイクの場合の目標値は1.38あたりを想定している。

   

エリオット波動で考えると、上方ブレイクの可能性が濃厚。

(ご参考:エリオット波動理論 【8】 調整波のパターン その3 
トライアングル 三角保合 コンティニュエイション・パターン 
【FX・株のテクニカル分析入門 第42号】

しかし、モメンタムの減衰から、ピークアウトの可能性も少なくない。

   

早い話が、上下どちらにブレイクしてもおかしくない。

こういう場合は様子見が一番だ。

(だからこそ、三角保合なのかもしれない。マーケットも迷っている。綱引き状態)

   

どっちにブレイクするかなど、確実には分かるわけがない。

無理に予測する必要は全くない。

ストップを置いて、ブレイクした方について行けば良いだけの話だ。

  

日足 雲の上で龍がのたうち回っている 保合形成 ブレイク待ち

as075.JPG 

  

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

         

【コメント】   

変態的な驀進を続けてきたユーロだが、

このところ元気(モメンタム)減衰の兆候が散見される。

日足でトリプルトップの兆しが示現して居る。

    

が、シンメトリカル・トライアングルはコンティニュエイション・パターンであり、

教科書的にはトレンド継続で上方ブレイクする可能性が高いということになる。

   

また、エリオット第四波動と考えても上方ブレイクの可能性が高いとも思える。

(色々な点でつじつまが合う)

※エリオット波動理論 トライアングルについてはこちらで解説しています。

   

いずれにせよ、とりあえず週足が上下どちらかに抜けるまで しばらく様子見。

抜けた方に追従。

  

【戦略】

しばらく様子見

保合放れ待ち。

はっきり言って、チャートパターン的には

いつ爆発してもおかしくない状態。

今週中の保合放れを想定している。 

今週は特にドルストレートを細心の注意で監視したい。

   

      

■FRB ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

FINEXドルインデックス

前代未聞の歴史的超ハイパードル安。 

as076.JPG

as077.JPG

永遠の上昇が幻想であるのと同じで、

永遠の暴落もまた幻想である。

諸行無常、盛者必衰。

    

  

■今週の未来レート

GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)

SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)

Yahoo! Finance クオート (未来レート3)

OANDA FXTrade(未来レート4)

Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)      

   

■今週の相場格言

彼が注目するのは、

ニュースではなく、

ニュースに対するマーケットの反応である。

『新マーケットの魔術師』 
第三章 「ベテラン・トレーダー ランディ・マッケイ」 より

   

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