先ほど、メルマガ最新号
「FX・株のテクニカル分析入門 第12号
移動平均線を使ったストラテジー その9
Perfect Order パーフェクト・オーダー 」
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第11号
移動平均線を使ったストラテジー その8
MACDダイバージェンス 【2】
こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
先週ご紹介した言葉ですが、
「価格を動かすのはモデルではない。
将来に信念と期待を抱く人間だ。」
( 『ゾーン 相場心理学入門』http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?zone より)
読み返せば読み返すほど、本当にそうだな~と思います。
チャートを通して、市場に参加している人々の息づかいや鼓動、
信念、そして希望を読み取ること、
それが私のテクニカル分析研究の、究極の目標です。
さて、本日は、アレキサンダー・エルダー博士をして 「 最 強 」 と言わしめる、
MACDダイバージェンスについてご紹介します。
■そもそもダイバージェンスって何やねん?
ダイバージェンスとは、価格は下落しているのにインディケータは上昇を示している、
というような、価格と指標との間の逆行現象をいいます。
例:http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070113T180214796.JPG
モメンタム(勢い)の減衰→反転を示唆するものとされます。
人によっては、
・価格上昇、インディケータ下落 → ダイバージェンス(拡散、相違)
・価格下落、インディケータ上昇 → コンバージェンス(収束)
と使い分けることもあります。
が、本稿では、どちらの場合もダイバージェンスという言葉で表記します。
MACDに限らず、RSI、ストキャスティクス等オシレーター系インディケータでも
ダイバージェンスを見ます。
例:http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070113T180212671.JPG
また、NYダウとナスダックとの間でダイバージェンスを見る方もいらっしゃいます。
参考:http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/2007/01/13.html
http://blog.ushinomiya.co.jp/economics/2007/06/post_14.html
要は、ダイバージェンスは相場の不整合、歪みであり、
その歪みから潮流の転換を探ろうというわけです。
■はいはい。で、具体的にどうやったら楽々ガッポガッポ儲かるンや?
実はMACDにおけるダイバージェンスは二種類あります。
●MACD(線)のダイバージェンス
例1 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/macddivae00106.JPG
例2 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/macddivae00107.JPG
売買 ダイバージェンス示現で逆張りエントリー
●MACDヒストグラムのダイバージェンス
例
ドル円
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00092.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00093.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00094.JPG
ユーロドル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00095.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00096.JPG
ポンドドル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads04/ae00098.jpg
ユーロポンド
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae00099.JPG
カナダ円(変態)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ae000102.JPG
売買 ダイバージェンス示現で逆張りエントリー
エルダー博士が見ておられるのは、このMACDヒストグラムの
ダイバージェンスだそうです。
■考察
・出現頻度は非常に少ない。
・大きな流れに沿った方向でダイバージェンスのサインが出ると勝率が高い。
例:週足で上昇トレンドの時に、日足で買いサインのダイバージェンスが
出るのを待つ。
週足上昇トレンドなら、日足で売りサインのダイバージェンスは無視。
・今のカナダ円、ドルカナダのような変態的、圧倒的なトレンドの前には無力
→所詮、逆張り
・逆張りなので、損切りは絶対に必要
・利食いは深追いはしない方がよいかも
→トレイリングストップで追いかける
■ テクニカル分析ツール
移動平均線、移動平均乖離率、MACD、MACDヒストグラムを簡単に表示するには、
以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、以下の四つを用途によって使い分けるのが
いいと思います。
いずれも無料なので、4つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
★ 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
移動平均はSMAしか表示できません。
MACDの表示も可能です。
口座開設で無料で使えます。
→http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
★ マネーパートナーズ ハイパースピード
口座開設&入金で無料で使えます。
先日のアップデートで、EMAの表示が可能になりました。
移動平均乖離率の表示も可能です。
MACDの表示も可能です。
→http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
★ GFT DealBook
単純移動平均、指数平滑移動平均、修正移動平均、三角形移動平均、
加重移動平均が使えます。MACDの表示も可能です。
口座開設で無料で使えます。
→DragonFX24http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
→GFT系業者さん一覧http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
★ MetaTrader 4
単純移動平均、指数平滑移動平均が使えます。
適当なMetaTrader採用ブローカーでデモ登録すれば無料で使えます。
ポイント&フィギュアは表示できません。
また、MACDは表示が特殊、移動平均乖離率はデフォルトでは表示できないので
特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT
■ 次回予告
次回は、我が国が世界に誇るテクニカル分析体系、
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)をご紹介します。
【1】チャート(罫線) :各線の見方、好転、逆転
【2】時間論 :基本数値による変化日予測
【3】波動論 :I,V,N波動、対等数値
【4】値幅観測論(水準論) :V,N,E,NT計算
の四回に分けてご紹介します。
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