先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第477号
エリオット波動論再入門 89
波の均等性 2 検証1
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第477号
エリオット波動論再入門 89
波の均等性 2 検証1
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 89 波の均等性2 検証1
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、「波の均等性」って何だっけ?
「波動原理のガイドラインのひとつは、
連続する5つの波における推進波の2つは、
時間とその大きさという点で
均等になる傾向がある
ことである。
(中略)
一般にこのことは
ひとつの波が延長するときは、
延長しない残りの2つの波にも当てはまり、
第3波が延長するときはとりわけそのようになる。
完全に均等にならないときは、
0.618倍が次に起こる可能性の高い関係である」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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■へ?意味がよくわからん・・・
要は、推進波の
・第1波動、
・第3波動、
・第5波動
このうち二つが、
・時間
・大きさ(値幅)
の点で同様の規模になる傾向がある、
ということです。
また、同様の規模にならない場合は、
いずれかが0.618倍(フィボナッチ比)の規模になる可能性が高い、
と言われています。
※フィボナッチ数について
エリオット波動理論 【14】 フィボナッチ・リトレースメントと波動原理 前編
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/02/fx4814.html
エリオット波動理論 【15】 フィボナッチ・リトレースメントと波動原理 後編
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/03/15_fx49.html
また、第3波動がエクステンションとなった場合は、
第1波動と第5波動が同程度の規模になる可能性が高い、
と言われています。
※エクステンションについてはこちらの過去ログをご参照ください。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/04/_24_1_fx_412.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/04/_25_2_fx_413.html
■ホンマでっか!?こんなもんオカルトだろ!オカルト!
以下は、ドル円4時間足の実例です。
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《コメント》
典型的な第3波動エクステンションの事例ですが、
たしかに第1波動と第5波動の値幅がほぼ一致しております。
なかなか面白いです。
次号でも実際の5波動での検証を続けたいと思います。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 90 波の均等性3 検証2
をご紹介いたします。
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