記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , エリオット波動理論入門(トレンド系)

2015年11月 1日

エリオット波動論再入門 53 修正波21 収束-上昇型トライアングルの例 【FX・株のテクニカル分析入門 第441号】

先ほど、メルマガ最新号

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エリオット波動論再入門 54

修正波22 拡大-逆対称型

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。

 

 

 

 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第441号

エリオット波動論再入門 53

修正波21 収束-上昇型トライアングルの例

 


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こんばんは。
 
FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
 
さて、本日は、
 
エリオット波動論再入門 53 修正波21 収束-上昇型の例
 
をご紹介いたします。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/shuseiha.png

shuseiha
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png
 


http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/20151025-2.png

20151025-2
 
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
 
 
エリオットとは、
 
米国の伝説のテクニカルアナリスト
 
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif


 
のことです。
 
一見して真面目そうな方です。
 
 
 
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
 
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
 
重病に罹り、58歳で退職。
 
 
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
 
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
 
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
 
エリオットが書いた論文をまとめた
 
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
 
が出版されました。
 
 
 
現在広く知られているエリオット波動理論は、
 
この「The Wave Principle」に基づいています。
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、修正波ってなんだっけ?
 
 
修正波の概要については、
 
こちらの過去ログをご覧下さい。
 
エリオット波動論再入門 5 波のモード MotiveとCorrective
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
 
 
 
修正波には、大きく分けて以下の4種類があります。
 
 
●ジグザグ
(5-3-5 シングル、ダブル、トリプルの3つのタイプを含む)
 
 
●フラット
(3-3-5 レギュラー、拡大型、ランニングの3つのタイプを含む)
 
 
●トライアングル
(3-3-3-3-3 3つの収束型[上昇・下落・対称]と
ひとつの拡大型[逆対称]を含む4つのタイプ)
 
 
●複合型
(ダブルスリーとトリプルスリーの2つのタイプ)

 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、水平トライアングル(三角形)って何だっけ?
 
 
「トライアングルは
 
売りと買いの力の均衡状態を反映しているようであり、
 
通常では 出来高の減少 と ボラティリティの低下 を伴う
 
横ばいの動きとなる。

 
トライアングルのパターンには、
 
3-3-3-3-3に細分され、
 
A-B-C-D-Eと表記される重複的な波が含まれる。
 
 
トライアングルは A波とC波、 B波とD波の終点を
 
線で結んだような形をしている。
 
 
E波はAとCを結ぶラインに達しないこともあるし、
 
そこを突き抜けることもある。
 
 
(中略)
 
 
トライアングルには
 
収束型と拡大型
 
という 2つの種類がある。
 
さらに収束型トライアングルには、
 
対称、上昇、下落の 3つのタイプがある。
 
収束型よりもまれにしか出現しない拡大型トライアングルには、
 
こうした種類はない。
 
拡大型トライアングルは
 
常に図1.42に示したようにしか出現しないことから、
 
エリオットはこの形を「逆対称」のトライアングルと名付けた。
 
(中略)
 
トライアングルは常に、より大きな段階のパターンにおける
 
最後のアクション波に先立つところに出現する。」

 
 
 
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png


  
  
  
  
 
水平トライアングル(三角形)は、大きく分けて、
 
・収束型
 
・拡大型
 
の二種類に分かれます。
 
 
 
そしてさらに、
 
収束型は
 
・対称型
 
・上昇型
 
・下落型
 
の3タイプに分かれます。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png


  
  
  
 
フォーメーション分析における
 
トライアングルの理論と似ておりますが、
 
微妙に違う点もあります。
 
 
※フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、「収束-上昇型トライアングル」ってなんだっけ?
 
 
収束-上昇型トライアングルとは、
 
高値は一定の水準で止まりつつ、
 
かつ、安値を切り上げながら、
 
レンジの幅を収束
させていく形の修正波のことです。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png


  
  
 
アセンディング・トライアングル、
 
直角三角形、

 
などと呼ばれているものです。
 
 
参考:アセンディング・トライアングルとディセンディング・トライアングル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/09/15fx129.html
 
 
 
 
 
 
 
 

■はいはい、どうせ机上の空論のオカルトなんやろ?
 
 
以下は、ドル円日足での実例です。
 


http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/20151025-2.png

20151025-2

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/20151025-1.png

20151025-1

 


  
  
 
《コメント》
 
現実のチャートでもよく見るフォーメーションです。
 
ただ、挙げた事例にもありますように、
 
100%必ずコンティニュエイション(継続)になるわけではなく、
 
リバーサル(反転)になる場合もあります。
 
コンティニュエイションになる!と頭から決めつけて仕掛けるのは
 
非常に危険なので注意しましょう。
 
 
 
 
 
 
なお、チャートにつきまして、
 
エリオット波動理論では終値を重視します。
 
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
 
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
 
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
 
 
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
 
日足の終値にするのが良いとされています。
 
 
この点、
 
FXプライム byGMO
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime
 
DMM.com証券
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?dmmfx
 
みんなのFX
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
 
マネーパートナーズ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
(以上、すべて無料で使えます)
 
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
 
ローソク足確認用におすすめです。
 
 
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
 
 
 
 
 
■テクニカル分析ツール
 
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
 
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
 
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
 
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
 
 
 
 
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?prime 【無料】
 
フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
 
 
 
【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
みんなのFX 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
 
 
 
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
 
 
 
【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec 【無料】
 
 
 
【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
 
 
 
 
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
 
 
 
 
■ 次回予告
 
 
次回は、
 
エリオット波動論再入門 54 修正波22 拡大-逆対称型
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
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