先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第442号
エリオット波動論再入門 54
修正波22 拡大-逆対称型
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第441号
エリオット波動論再入門 53
修正波21 収束-上昇型トライアングルの例
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 53 修正波21 収束-上昇型の例
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、修正波ってなんだっけ?
修正波の概要については、
こちらの過去ログをご覧下さい。
エリオット波動論再入門 5 波のモード MotiveとCorrective
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
修正波には、大きく分けて以下の4種類があります。
●ジグザグ
(5-3-5 シングル、ダブル、トリプルの3つのタイプを含む)
●フラット
(3-3-5 レギュラー、拡大型、ランニングの3つのタイプを含む)
●トライアングル
(3-3-3-3-3 3つの収束型[上昇・下落・対称]と
ひとつの拡大型[逆対称]を含む4つのタイプ)
●複合型
(ダブルスリーとトリプルスリーの2つのタイプ)
■はいはい、で、水平トライアングル(三角形)って何だっけ?
「トライアングルは
売りと買いの力の均衡状態を反映しているようであり、
通常では 出来高の減少 と ボラティリティの低下 を伴う
横ばいの動きとなる。
トライアングルのパターンには、
3-3-3-3-3に細分され、
A-B-C-D-Eと表記される重複的な波が含まれる。
トライアングルは A波とC波、 B波とD波の終点を
線で結んだような形をしている。
E波はAとCを結ぶラインに達しないこともあるし、
そこを突き抜けることもある。
(中略)
トライアングルには
収束型と拡大型
という 2つの種類がある。
さらに収束型トライアングルには、
対称、上昇、下落の 3つのタイプがある。
収束型よりもまれにしか出現しない拡大型トライアングルには、
こうした種類はない。
拡大型トライアングルは
常に図1.42に示したようにしか出現しないことから、
エリオットはこの形を「逆対称」のトライアングルと名付けた。
(中略)
トライアングルは常に、より大きな段階のパターンにおける
最後のアクション波に先立つところに出現する。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png
水平トライアングル(三角形)は、大きく分けて、
・収束型
・拡大型
の二種類に分かれます。
そしてさらに、
収束型は
・対称型
・上昇型
・下落型
の3タイプに分かれます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png
フォーメーション分析における
トライアングルの理論と似ておりますが、
微妙に違う点もあります。
※フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
■はいはい、で、「収束-上昇型トライアングル」ってなんだっけ?
収束-上昇型トライアングルとは、
高値は一定の水準で止まりつつ、
かつ、安値を切り上げながら、
レンジの幅を収束させていく形の修正波のことです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/eri-triangle.png
アセンディング・トライアングル、
直角三角形、
などと呼ばれているものです。
参考:アセンディング・トライアングルとディセンディング・トライアングル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/09/15fx129.html
■はいはい、どうせ机上の空論のオカルトなんやろ?
以下は、ドル円日足での実例です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/20151025-2.png
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/20151025-1.png
《コメント》
現実のチャートでもよく見るフォーメーションです。
ただ、挙げた事例にもありますように、
100%必ずコンティニュエイション(継続)になるわけではなく、
リバーサル(反転)になる場合もあります。
コンティニュエイションになる!と頭から決めつけて仕掛けるのは
非常に危険なので注意しましょう。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 54 修正波22 拡大-逆対称型
をご紹介いたします。
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