先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第418号
エリオット波動論再入門 30
ダイアゴナル・トライアングル3
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第417号
エリオット波動論再入門 29
ダイアゴナル・トライアングル2
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 29 ダイアゴナル・トライアングル2
エンディング・ダイアゴナルトライアングル
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で「ダイアゴナルトライアングル」ってなんだっけ?
ダイアゴナル Diagonal
とは、
英語で「対角線の」「斜めの」という意味で、
ダイアゴナル・トライアングル Diagonal Triangle
とは、
上方または下方に傾斜した
二本のトレンドラインで形成される
三角形状の保合のことです。
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一般には、「ウェッジ」という名前で知られている
チャートフォーメーションです。
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ご説明:フォーメーション分析 その17 ウェッジ・フォーメーション
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/10/17fx131.html
基本的な考え方はウェッジと同じで、
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高値を切り上げているにもかかわらず、
高値更新でブレイクアウトもせず、
また、出来高も増えず、
保合を継続してしまうというのは異常な事であり、
脆弱性を孕んでいることを示唆している
と解します。
詳しいご説明はこちら:
フォーメーション分析 その17 ウェッジ・フォーメーション
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2009/10/17fx131.html
■はいはい、で、エンディング・ダイアゴナルトライアングルって何やねん?
「エンディング・ダイアゴナルトライアングル
(Ending Diagonal Triangle)は、
エリオットの言うように、
第5波に先立つ波が「あまりにも速く、そして遠くに行きすぎた」ようなとき、
主に第5波のところで起こる
特殊なタイプの波のパターンである。
(中略)
いずれの場合でもこのトライアングルは
「より大きなパターンの終了地点」に出現し、
それはより大きな動きが出尽くしたことを示唆している。
(中略)
エンディング・ ダイアゴナルトライアングルは
2本のラインが収束するくさび形をしている。
第1波・第3波・第5波などの各波は
さらに3つの波に細分され、
全体のカウントは 3-3-3-3-3となる。
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(中略)
小さな段階のダイアゴナルトライアングルが進行するにつれて
出来高は減少傾向となるが、
上放れ (または下放れ)が出現すると、
必ず比較的多くの出来高を伴う突出高(または突出安)で
このパターンは終了する。
(中略)
第5波の延長、
切頭された第5波、
そしてダイアゴナルトライアングルなどはすべて、
「まもなく株価がドラマチックに反転する」
といういずれも同じシグナルを示唆している。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
エンディング・ダイアゴナルトライアングル
(Ending Diagonal Triangle)
とは、その名のとおり、
トレンドの最後に出現することの多い
チャートフォーメーションです。
主に第五波動で示現するものとされます。
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特徴としては、
・上斜め(上昇トレンドの場合)、
または下斜めのくさび形(下降トレンドの場合)
・ダイアゴナルトライアングルを構成する5波すべてが
3波動構成 (3-3-3-3-3)になる
・エンディング・ダイアゴナルトライアングルが進行するにつれて、
出来高が減少する
・ダイアゴナルトライアングルを構成する第1波と第4波の価格帯が重複する
などが挙げられます。
次号では、具体的なチャートでの事例を見てみましょう。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 30 ダイアゴナル・トライアングル(ウェッジ)3
をご紹介いたします。
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