先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第396号
エリオット波動論再入門 8
波動構成の理論、五波動構成と三波動構成
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第395号
エリオット波動論再入門 7
複合的な構成、フラクタル構造
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 7 複合的な構成、フラクタル構造
をご紹介いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eri-kannzennn.png
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、複合的な構成って何やねん?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eri-kannzennn.png
「(前略)当初の8つの波によるひとつのサイクルが終了すると、
類似するサイクルが続いて現れ、
もうひとつの5つの波の動きが
再び繰り返される。
こうして相場が完璧に進んでいくと、
それらの波が構成するものよりも(相対的な規模という点で)
ひと回り大きなもうひとつの段階(Degree)の
5つの波による波動パターンが形成される。
(中略)
同じ方向を向いているそれぞれの推進波
(すなわち、第1波・第3波・第5波)の構成は、
完全なサイクルのそれぞれの波の部分
(すなわち、第1波+第2波、または第3波+第4波など)
に対するミニ版になっているのが分かる。
この重要なポイントはしっかりと理解しておくべきだ。
すなわち、図1.3は図1.2の拡大版になっているだけでなく 、
いっそう詳細に見ると、
図1.2のパターンそのものでもある。
図1.2の第1波・第3波・第5波という各推進波は
さらに 「5つの波」に細分され、
また第2波と第4波という修正波も
「3つの波」に細分される。
(中略)
波の段階が違っても、その形は常に一定である。
図1.3にはこうした波の段階に応じて、2つの波、8つの波、
または、34の波が示されている。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eri-kannzennn.png
《コメント》
前号の内容とかぶりますが、
要するに、
相場の波動は、自己相似性の原理によって
構造化されているということです。(フラクタル構造)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eri-kannzennn.png
8つの波、それぞれの波動が、
小さな1,2,3,4,5,a,b,cで構成されています。
8つの波は、より小規模の波に細分化され、
さらにそれらの小さな波も
またより小規模の波に細分化できます。
逆に、一つの波はそれ自身、
次の大きな規模の波の一部となっていきます。
これは分足から時間足、日足、週足、月足、年足に至るまで、
あらゆる解像度で見られる現象です。
これを、自己相似性の原理、「フラクタル」といいます。
フラクタル
http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/furactal.htm
フラクタル - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%AB
この自己相似性の原理が、
エリオット波動理論の大きな柱の一つになっています。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
アルパリジャパン Metatrader 4
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FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 8 基本的な形
をご紹介いたします。
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