記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , 一目均衡表入門【必修】(トレンド系)

2013年10月20日

一目均衡表再入門15 時間論3 太陽の波動と時間論 【FX・株のテクニカル分析入門 第335号】

先ほど、メルマガ最新号

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以下は前号のバックナンバーです。

 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第335号

一目均衡表再入門15

時間論3 太陽の波動と時間論

 

 
 
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こんばんは。FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
さて、本日は、
 
一目均衡表再入門15 時間論3 太陽の波動
 
をご紹介いたします。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/DSC_7242_132.JPG

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DSC_0091b_127
 
(以上筆者撮影)
 

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/ichimokukihonsuuchi.png

ichimokukihonsuuchi
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/fxtecf0040.jpg

fxtecf0040
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■一目均衡表って何だっけ?

  
 
一目均衡表は、
 
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/iOqW2o5SkGw.png

iOqW2o5SkGw
 
1935年(昭和十年)※ に
 
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
 
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
 
ということに由来すると言われています。
 
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
 
 
 
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
 
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
 
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichigoog
 
 
 
 
 
一目均衡表は、
 
・時間論、
 
・波動論、
 
・値幅観測論
 
を三大骨子とし、
 
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
 
 
 
「均衡表が持つさまざまな力関係
 
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
 
時間関係、
 
価格の変動、
 
波動構成、
 
相場全体と個別の関わりなど)
 
を探求し、最終的にこれを総合化して
 
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
 
知りなさい、と説いておられる。」

 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
 
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
 
ということです。
 
これは、簡単にいえば、
 
売り方と買い方のいずれが勝ち、
 
または負けているかを知るということであり、
 
実はこれを知りさえすれば
 
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」

 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
 
 
 
■はいはい、で、時間論ってなんやねん?
 
 
一目時間論は、
 
いわゆる「変化日」あるいは「日柄」を分析するものです。
 
相場の転換はいつなのか、
 
目標値の達成はいつごろなのか、
 
これらを予測するための具体的方法論が、
 
一目均衡表時間論になります。
 
 
 
具体的には、
 
・基本数値(9、13、17、26、33、42、65、129、172、200~257)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/ichimokukihonsuuchi.png 


 
・対等数値(波動の形成にかかった任意の日数)
 
を二つの柱として、日数を分析します。


 
 
 
なお、時間分析は欧米では、
 
・エリオット波動理論 波動サイクル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/12/_fx36.html
(コンドラチェフ波動、ジュグラー波動、キチン波動)
 
・エリオット波動理論 フィボナッチ・タイムターゲット
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/03/16_fx50.html
 
・ギャン理論 ギャン・アングル
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/10/_fx29.html
 
・サイクル分析(現代ではこれが一番メジャーかと思います)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2011/06/_4_316fx_214.html
 
などが広く知られています。
 
 
 
一目山人翁は、
 
「相場の主体は時間にあり、
 
価格は結果として従う。」

 
と喝破しました。
 
 
一目均衡表という哲学の核心、命が、
 
この時間論にあるとされます。
 
 
 
 
一目山人の高弟であられた佐々木英信氏は
 
以下のように述べておられます。
 
 
「最も大事な考え方は、時間論にある。
 
師が最も力説されているのは、
 
この時間こそが相場そのものである
 
という点にある。」

 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
「一目均衡表の骨子は時間論にあります。
 
一言でいえば「相場の主体は時間にあり、
 
価格は結果として従ってくるものだ」という大命題によって
 
その体系が成り立っているのです。
 
筆者も長年の研究の中で、
 
このことは常に痛感するところです。」

 
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、太陽の波動ってなんやねん?(笑)オカルトかよ(笑)
 

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/DSC_7242_132.JPG

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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/DSC_2246_028_130.JPG

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DSC_0091b_127


 
(以上筆者撮影)
 
 
以下、『一目均衡表の研究』より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
「均衡表の基本数値に想いを馳せると、
 
実に興味深い事実が浮かび上がってきます。
 
1979年に、当時東京大学の助教授であった吉村宏和氏が、
 
太陽の活動を理論物理学立場から研究して発表された
 
「吉村モデル」というものがあります。
 
そのなかで、水素の球体である太陽の自転は、
 
地球の赤道に当たる部分が

26日で1回転、
 
極に当たる部分が

33日で1回転すると発表され、
 
これはその後の観測の結果、
 
事実であることが確認されました。
 
前講に掲載した基本数値をごらんください。
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/ichimokukihonsuuchi.png
 
基本数値26、33がこの太陽の自転周期に
 
見事に一致しています。

 
天文学の本を手にしながら、
 
これに気づいたときはさすがに興奮を
 
禁じ得ませんでした。
 
人間と、この宇宙に生起する事象のメカニズムを全て説明するのは、
 
現在の人類がもつ科学知識ではまだ到底無理ですが、
 
自分で考え、自分で決定しているはずの人間の行動といえども、
 
実は太陽活動の影響を受けているのだと
 
思えるのです。」

 
以上、『一目均衡表の研究』より抜粋
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/ichimokukihonsuuchi.png
 
 
 
 
《コメント》
 
 
一目均衡表の哲学を貫く、
 
9、17、26という3つの「聖なる数字」ですが、
 
佐々木英信氏も、
 
「なぜこの数字なんだろう・・・」
 
という素朴な疑問は持っておられたのかもしれません。
 
 
そして、佐々木氏は、その一つの答えとして、
 
この聖数は、実は太陽の周期性と関連があるのかもしれない、
 
と言います。
 
 
 
非常に面白い話だと思います。
 
こういう話が好きな人は結構多いと思います。(笑)
 
私も大好きです。(笑)
 
 
 
英語版Wikipediaによると、
 
太陽の自転(真の自転周期、actual rotation period)は、
 
赤道付近で25.6 日
 
極で33.5日
 
だそうです。
 
Sun - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Sun
 
太陽 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD
 
自転周期 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E8%BB%A2%E5%91%A8%E6%9C%9F
 
 
※日本語版Wikipediaでは赤道付近で約25.37日、極で35日という
説明になっています(真の自転周期)
 
 
 
やや強引ですが、約26日、約33日ということでいいでしょう。(笑)
 
なかなか面白いというか、ロマンがある話だと思います。
 

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/DSC_7242_132.JPG

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9日、17日の周期も、何かあるのかもしれませんね。
 
探してみると楽しいかもしれません。
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。 
 
 
 
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■ 次回予告
 
 
次回は、
 
一目均衡表再入門 16 時間論4 「9→17→26」
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
───────────────────────────────────
 
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