先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第374号
一目均衡表再入門54
値幅観測論18 応用7 応用計算値まとめ
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第373号
一目均衡表再入門53
値幅観測論17
応用6 三倍返し、、、いや、八倍返しだ・・・ッ!
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
一目均衡表再入門53 値幅観測論17 応用6
三倍返し、いや、八倍返しだ・・・ッ!
をご紹介いたします。
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■一目均衡表って何だっけ?
一目均衡表は、
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
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1935年(昭和十年)※ に
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
ということに由来すると言われています。
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
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一目均衡表は、
・時間論、
・波動論、
・値幅観測論
を三大骨子とし、
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
「均衡表が持つさまざまな力関係
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
時間関係、
価格の変動、
波動構成、
相場全体と個別の関わりなど)
を探求し、最終的にこれを総合化して
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
知りなさい、と説いておられる。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
ということです。
これは、簡単にいえば、
売り方と買い方のいずれが勝ち、
または負けているかを知るということであり、
実はこれを知りさえすれば
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
■はいはい、で、応用計算値って何だっけ?
今までご紹介してまいりました、四つの「基本計算値」ですが、
●基本計算値
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxtecf0108.jpg
【1】V計算値
【2】N計算値
【3】E計算値
【4】NT計算値
当然ながら、これらの計算値で
すべての値幅を説明できるわけもありません。
「帯に短し、たすきに長し」というような場合もあります。
そのような相場のときに、
補助的に利用するのが、
「応用計算値」です。
以下の6種類があります。
●応用計算値
【1】仲値計算値
【2】習性値幅
【3】背反値
【4】限定値幅
【5】三層倍(2E計算値)、四層倍(3E計算値)、、、
【6】三倍返し(2V計算値)、四倍返し(3V計算値)、、、
■はいはい、で、三倍返し、四倍返しって何やねん?
以下、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「この基本の値幅観測手法の中で、
V計算値とE計算値は、三倍値、四倍値、
最大限八倍値を
まれに取りにくることがあります。
例えば、
三層倍=B+2(B-A)や、
四層倍=B+3(B-A)、
最大限の八層倍=B+7(B-A)
まであります。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxtecf0177.jpg
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxtecf0179.jpg
これらの計算値は、必ずしも実現するわけではありませんが、
これらの計算値のどれかを
時間関係の上から観測される「変化日」と称される該当日に
概ね実現した時が相場の転換点となりやすいのです。
きわめて単純な計算手法ですが、
意外に切れ味が鋭いところがあるのです。
簡単なだけに時間関係を無視して計算値だけを利用しがちですが、
あくまでも時間が主体である
ということを銘記しておいて下さい。」
以上、『一目均衡表の研究』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
《コメント》
基本計算値である「V計算値」=「倍返し」の応用です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxtecf0179.jpg
V計算値について詳しくはこちらの過去ログをご参照ください。
一目均衡表再入門38 値幅観測論2 V計算値
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/03/38_2_v_fx_358.html
要は、B→Cの押しの値幅を、倍にして返す、
というものがV計算値です。
三倍返しは、B→Cの押しを3倍にして返す、というもので、
以後、八倍返しまであるようです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/fxtecf0179.jpg
なお、大ヒットドラマ、「半沢直樹」において、
「やられたらやり返す、倍返しだ!」
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/696869bb.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=rOVpsBrrg2E
というセリフが有名ですが、
原作である
『オレたちバブル入行組』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?hansawa1
『オレたち花のバブル組』
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?hansawa2
の作者、池井戸潤氏は元銀行員で、
金融用語、相場用語として「倍返し」という言葉を
知っておられたのかもしれません。
なお、おまけの一目均衡表計算シートも、
八倍返しまで対応してみました。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs06/Ichimoku.fxtechnicalblog.fxtec.info.ver02.xls
よろしければダウンロードしてご利用ください。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
(オススメ業者はAlpari、ワイジェイFX)
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
一目均衡表再入門54 値幅観測論18 応用8 応用計算値まとめ
をご紹介いたします。
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