先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第330号
一目均衡表再入門10 三役売買 検証編2 ユーロドル
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第329号
一目均衡表再入門 9
三役好転&逆転で売買 検証編1 ドル円
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
一目均衡表再入門 9 三役好転&逆転で売買 検証編1ドル円
をご紹介いたします。
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【一目均衡表チャート 提供業者さん一覧】
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(細田レポートを読むにはFOREX Traderの口座開設が必要(無料))
■一目均衡表って何だっけ?
一目均衡表は、
一目山人(本名:細田悟一氏 1898年-1982年)が
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1935年(昭和十年)※ に
都新聞(現在の東京新聞)で発表したテクニカル分析体系で、
その名は、相場の趨勢・バランスが 「一目で」 わかる
ということに由来すると言われています。
※日本語版wikipediaには、1936年と書いてありますが、
原著『一目均衡表』の前書きに、「昭和十年都新聞紙上に、
「新東転換線」と称して発表したものであります」
とあるので、1935年(昭和十年)で間違いありません。
英語圏では、そのまま「Ichimoku Kinko Hyo」、
或いは「A Glance at an Equilibrium Chart」などと呼ばれています。
「Ichimoku Kinko Hyo」 - Google 検索
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一目均衡表は、
・時間論、
・波動論、
・値幅観測論
を三大骨子とし、
それらを三位一体として総合的に分析するのが肝要とされています。
「均衡表が持つさまざまな力関係
(転換線、基準線、遅行スパン、先行スパン1・2の意味合い、
時間関係、
価格の変動、
波動構成、
相場全体と個別の関わりなど)
を探求し、最終的にこれを総合化して
まず「相場の現在性」(相場が現在持っている力)を
知りなさい、と説いておられる。」
『一目均衡表の研究』より
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?ichimoku
「一目山人翁のいう「株価の現在性を知る」とは、
現在の株価(価格)それ自身が持っている力(現在性)を知る
ということです。
これは、簡単にいえば、
売り方と買い方のいずれが勝ち、
または負けているかを知るということであり、
実はこれを知りさえすれば
ほぼ十分であるとさえいえるのです。」
『一目均衡表の研究』より
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■はいはい、で、三役って何だっけ??
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●以下の三つの条件が揃ったら、「三役好転」
・転換線が基準線を上抜く
・遅行スパンが実線(日々線、ローソク足)を上抜く
・実線(日々線、ローソク足)が雲を上抜く
※それぞれを「好転」といいます。
●以下の三つの条件が揃ったら、「三役逆転」
・転換線が基準線を下抜く
・遅行スパンが実線(日々線、ローソク足)を下抜く
・実線(日々線、ローソク足)が雲を下抜く
※それぞれを「逆転」といいます。
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■はいはい、で、三役好転で買い、三役逆転で売ればええのんか?
単純な一般論を言えば、
三役好転・・・買いサイン
三役逆転・・・売りサイン
ということになっています。
しかし、また後ほどご説明する「時間論」が、
売買に深く関わってきますので、
三役の好転・逆転のみで単純に売買するということは、
一目均衡表では本来認められない、
「邪道」ということになるようです。
■はいはい、で、これで儲かるのか?結論だけ教えて!
邪道ではありますが、
単純に三役好転、逆転だけで売買して儲かるのか?
今回は、ドル円日足相場を検証してみました。
《売買ルール》
日足終値で三役好転確定
→翌日始値で買い
基準線・転換線の逆転確定で
翌日始値にてクローズ
日足終値で三役逆転確定
→翌日始値で売り
基準線・転換線の好転確定で
翌日始値にてクローズ
検証結果
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トータルの収支
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49戦 20勝 29敗 勝率41%
トータルでは 10.15円のプラス
《コメント》
非常に面白い結果となりました。
勝率については、
百戦百勝とはいかない、というのは当たり前ですが、
20勝29敗と、大きく負け越しています。
しかし、トータルの損益では10.15円と、
大きく勝ち越しています。
10万ドル単位で売買していた場合は、
101万5000円の純利益になります。
コツコツ負けて、一発満塁ホームランでドカンと取り返す、
という感じです。
注目すべきなのは、
2010年12月~2012年2月の成績です。
この期間は特に勝率が酷い有様で、
この丸1年3ヶ月の間に、13回売買が実行されましたが、
なんと1勝しかできませんでした。(泣)
まさにボロ負けです。
さすがに心が折れるレベルです。
実はこの期間、
政府・日銀による巨額のドル買い介入が行われるなどして、
政治的介入により、円高トレンドが強制的に阻止されました。
東日本大震災もこの期間に起こりましたね。
これらの影響で一目均衡表のサインも狂ったものと
思われます。
しかし、その暗黒時代の巨額のマイナスを入れても
なおトータルで10.15円のプラスというのは
なかなか凄いと思います。
結論をずばり申し上げますと、
かなり使える!!
現代の金融市場でも通用する!!
と言ってよいと思います。
なお、今回は、
仮の戦略として
単純に基準線・転換線の好転逆転でクローズとしましたが、
トレイリングストップを利用する、
パラボリックを利用する、
ADXを利用してトレンドの弱い場合をフィルタして除外するなど、
もっと効率の良い戦略もあるのではないかと思います。
※メルマガバックナンバー
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_6/
また、日足だけではなく、
週足、4時間足、1時間足、5分足ではどうなるのか等、
調べてみると結構楽しいです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMOのぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
(オススメ業者はAlpari、ワイジェイFX)
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
一目均衡表再入門 10 三役売買 検証編2
ユーロドルでも機能するのか??
をご紹介いたします。
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