記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , 羽黒法入門(パターン系)

2009年3月 8日

羽黒法入門 その4 週足の始値、月曜早朝の窓明けについて 【FX・株のテクニカル分析入門 第101号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第102号 

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以下は前号のバックナンバーです。

     

FX・株のテクニカル分析入門 第101号 羽黒法入門 その4 

週足の始値、月曜早朝の窓明けについて

    
    
      
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  こんばんは。FXTECです。
     
  いつもご愛読ありがとうございます。
     
  感謝します。
    
    
    
  さて、映画『おくりびと』が、アカデミー賞外国語映画賞を受賞しました。
  http://www.okuribito.jp/
    
  おめでとうございます。
    
    
  この映画について色々と調べてみると、
    
  映画の舞台となったのが、実は、
    
  山形県の庄内地方、すなわち鶴岡市、酒田市
で、
    
  本映画制作に大きく関わった「庄内映画村」という会社は、
    
  なんと鶴岡市羽黒町(!)の会社ということが分かりました。
  http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20090222ddlk06200365000c.html
  http://www.s-eigamura.jp/
    
    
  このメルマガでまさに今やっている、
    
  「羽黒法」発祥の地とされている場所です。
    
    
  なんともタイムリーで、偶然の一致に正直驚愕するとともに、
    
  ただならぬ因縁を感じました。

(完全に偶然です。)
    
  伝説の「羽黒山人」のお導きでしょうか。笑 
     
    
    
  さて、本日は、
    
  羽黒法 その4 週足の始値、月曜早朝の窓明けについて
      
  をご紹介します。
    
    
    
    
 

■そもそも羽黒法ってなんだっけ?
    
    
  羽黒法とは、日本で開発されたローソク足の解釈理論で、
    
  週足を主たる分析対象とし、
    
  ローソク足を16のパターンに類型化し分析するのが特徴です。
     
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/hagurokihon.gif

hagurokihon.gif
    
    
  その由来については、
    
  「羽黒山人」と称する謎の人物が北陸黒部の山中において開眼したという説、
    
  また、修験道で有名な出羽三山の一つ、羽黒山で開眼したという説など、
    
  いろんな説が現代に伝承されていますが、
    
  その詳細は謎に包まれています。
    
    
    
  ちなみに、羽黒山は、酒田五法で有名な山形県酒田市のすぐ南、鶴岡市にあり、
    
  酒田五法と因縁が深いようです。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxj1005.JPG

fxj1005.JPG
    
  ※酒田五法入門
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat124/
       
  ※ローソク足入門
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat114/
     
     
  ドル円週足
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxj1041.JPG

fxj1041.JPG
    
  日経平均 週足
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxj1045.JPG
  fxj1045.JPG

  
  トヨタ自動車株 週足
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxj1046.JPG
  fxj1046.JPG

    
    
    
 

■はいはい、で、週足の始値ってどういうことやねん?
    
    
  すでにこのメルマガでも何度もご紹介してまいりましたが、
    
  為替というのは公設の市場取引ではなく、
    
  銀行間の相対取引(インターバンク)が基本であり、
    
  決められた取引時間というものがありません。
 
  
  好きな時に取引できるのが原則です。
     
    
  東京時間、NY時間等の区切りがよく言われますが、
    
  東京の人間は9:00~17:00までしか取引できないということではなく、
    
  夜中遅くまで取引している日本の銀行の為替ディーラーもいくらでもいますし、
    
  現地の早朝、あるいは深夜まで取引をしている
    
  NYやロンドンのディーラーもいくらでもいます。
    
    
  東京時間、ロンドン時間等の○○時間、

というのはあくまでも便宜上区分けしているだけで、
    
  絶対の基準ではありません。
 
  
    
  そして、為替は基本的に24時間365日地球のどこかで稼働しており、
    
  日の始値、終値、
    
  週の始値、終値
    
  月の始値、終値
     
  などというものも、本質的には存在しません。

    
    
  ※土日は為替は休みだろう、とおっしゃる方がおられるかもしれませんが、
  中東のイスラム教諸国では、土日も企業官公庁が稼働しています。
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/post_300.html
    
    
  しかしこれでは不便なので、便宜上、日足の終値は
    
  NY時間17時(いわゆるNYクローズ)の値を採用するのがよい

    
  ということはこのメルマガでもご紹介してきました。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/06/fx65.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/07/15fx68.html
    
    
    
    
 

■日足はそういう話だったな。じゃあ、週足は?
    
    
  週足では日足以上に、さらに深刻な問題が発生します。
     
    
  日本の多くのFX業者が、月曜日朝7時から
    
  取引開始となりますが、
    
  実は月曜早朝3時~4時には既にオセアニアで
    
  本格的なインターバンク取引が稼働開始しており、
     
  土日に国政選挙、戦争、G7などの重大イベントがあった時には、
    
  月曜早朝3時ごろから為替レートが大きく乱高下することがあります。
 
  
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/09/g7.html
    
  ※↓のレートは月曜早朝から動きます。(Saxo銀行配信レート)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html
    
    
  このため、日本のFX業者の多くでは、
    
  土曜日の終値と、月曜日の始値が一致しないことが
     
  しばしば起きますが、
    
  これは
    
  ・ギャップ
    
  ・窓

    
  などと呼ばれています。

  

掲示板等では、GD、GU等と呼ばれていますが、

GD=ギャップダウン 下に窓あけ

GU=ギャップアップ 上に窓あけ

の意です。
    
    

セントラル短資(月曜7時取引開始)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxk2000.JPG

fxk2000.JPG
      
  マネーパートナーズ(月曜7時取引開始)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxk2001.JPG
  fxk2001.JPG

  
  Saxo系のヒロセ通商(Hirose Trader、月曜3時取引開始)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxk2002.JPG
  fxk2002.JPG

  
    
    
  以上のように、統一的な週の「始値」なるものが存在せず、
    
  月曜朝7時の値を週始値とするか(日本の多くのFX業者)、
    
  月曜朝3時の値を週始値とするか(Saxo系)で、
    
  週足チャートが変わってしまいます。
 
  
    
    
     
  ■はいはい、で、どうすりゃいいの?
    
    
  この点、はっきり申し上げますと唯一絶対の正解はありません。
 
  
     

個人的には、

マーケットの流動性が一気に厚くなる日本時間7時の値を、
    
  株で言う「寄り付き」=「始値」
として
    
  とらえるのが良いと考えております。
    
    
  それ以前のオセアニア等での流動性によって生じた値動きは、
    
  寄り付きまでの一種の「板寄せ」としてとらえ、
    
  生じた窓、ギャップそれ自体にも重要な意味がある
と考えております。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/07/15fx68.html
    
    
  というわけで、私は月曜朝に日本のFX業者で窓が開いた場合には、
     
  セントラル短資のチャートで足型の確認
をするようにしております。
    
    
  羽黒法では週足の寄り付きが非常に重視されておりますが、
    
  これも月曜7時から取引が始まるFX業者さんのチャートが
    
  最適と考えております。  
    
    
    
    
  ■はいはい、で、どの業者のチャートがええんや?
    
    
  というわけで、羽黒法分析に最適と思われる条件、
    
  ・週終値がNY金曜クローズ
    
  ・週始値が月曜朝7時

    
  この条件を満たす以下の業者さんがオススメです。
    
  セントラル短資(月曜朝7時スタート)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
    
  マネーパートナーズ(月曜朝7時スタート)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
    
  外為どっとコム(月曜朝7時スタート)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
   
  MJ(月曜朝7時スタート)
   
   
  パンタレイ証券(月曜朝7時スタート)
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
   
      
     
    
  以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。 
    
    
    
     
  ■テクニカル分析ツール
     
  テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
   
  それぞれに利点があるので、
  以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
   
  いずれも無料なので、いざというときの為にも、
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  【1】 セントラル短資 ハイパーチャート(初心者から上級者まで)
  ドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
  一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
  ここのチャートを見ています。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
    
  ※GMOクリック証券のFXチャートGOLDも
  ドリームバイザー社のチャートを採用しています。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec
    
  ※外為どっとコムではドリームバイザー社のチャートが見れなくなりましたが、
  新チャートFX Visionがよくできています。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
    
    
    
  【2】 MJ、パンタレイ(初心者から上級者まで)
  一目均衡表の表示が可能です。
  チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
  →    
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan (パンタレイ)
    
   
   
  【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
  一目均衡表の表示が可能です。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
   
   
    
  【4】CMS VTトレーダー(中級以上向け)
  日足の終値はNYクローズ採用。
  100種類以上のテクニカル分析を表示できます。
  平均足、練行足の表示も可能。おすすめです。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS
   
    
    
  【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
  一目均衡表の表示が可能ですが、
  旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
  一目均衡表の表示にはおすすめしません。
  ※最新のDealBook 360だと問題なしです。
  口座開設で無料で使えます。
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
    
   
   
  【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
  日足の区切りは各業者でバラバラです。
  日足で利用するには色々と知識が必要です。
  自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
  →MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
   
   
   
  その他、業者比較はこちらで。
  http://hikaku.fxtec.info/
    
   
   
    
  ■ 次回予告
   
   
  次回は、
    
  羽黒法 その5 検証編
    
  をご紹介します。
    
    
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