記事カテゴリ: 今週の超重要イベント&注目のテクニカルポイント

2008年6月 8日

米CPI、日銀政策金利の週 クロス円で円安バブル状態 NYダウ大暴落にもさほど反応無し

今週の超重要経済指標・イベント

Mon Jun 9 
17:30  GBP  PPI Input 生産者物価指数
21:15  CAD  Housing Starts  住宅着工件数

   

Tue Jun 10 
8:01  GBP  RICS House Price Balance  RICS住宅価格
9:15  USD  Fed Chairman Bernanke Speaks  バーナンキ発言
10:30  AUD  Home Loans 住宅ローン
17:30  GBP  Industrial Production 製造業生産高
20:00  GBP  BOE Governor King Speaks  キング発言
21:30  CAD  Trade Balance  貿易収支
21:30  USD  Trade Balance  貿易収支
22:00  CAD  BOC Rate Statement  BOC(カナダ中銀)政策金利
22:00  CAD  Overnight Rate 
  

Wed Jun 11 
17:30  GBP  Claimant Count Change 
  

Thu Jun 12 
10:30  AUD  Employment Change  雇用者数変化
10:30  AUD  Unemployment Rate   失業率
21:30  USD  Core Retail Sales 小売売上高
     

Fri Jun 13 
7:45  NZD  Core Retail Sales 小売売上高
12:10  AUD  RBA Governor Stevens Speaks スティーブンス発言
昼くらい 日銀政策金利
  ※昔はNHKが正午のニュースで普通に日銀のリーク情報を公開していたのですが、
   最近はそういうこともなくなりました。
Tentative  JPY  BOJ Press Conference 日銀会見
21:30  USD  Core CPI 消費者物価指数
22:55  USD  Prelim Michigan Sentiment  ミシガン大消費者信頼感指数

 

参考:Forex Calendar @ Forex Factory(日本時間はGMT+9、DST OFF)       

■相場観

   

■ドル円

  

≪月足≫

as444.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする

ファンラインの第三線(約108)に接触。

円安波動の最終戦争到来。

ファン理論についてはこちらで解説しています。

   

エリオット波動理論による分析でも、

1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

残念ながら月足ベースでブレイクアウトが確定。

  

基本トレンドは弱気に確定。

これから数年は、基本戦略は戻り売り。

  

数年かけて80円を目指す下降トレンドが続くと考える。

   

    

≪週足≫

as445.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

週足は安値を切り下げ、下降波動確定。

基本戦略は戻り売り。

  

日足で買いサインが点灯し、

大暴落の序章は終わったように思える。

110程度までの戻りは十分あり得るだろう。

   

しかし、これは長期下落トレンドの調整局面と見る。

大暴落の第二章が、再び始まると考えて居る。

ファン理論にしたがって、110程度まで戻れば叩き売ってみたい。

   

また、124.13(2007年最高値)→95.73(2008年3月安値)のフィボナッチリトレースメントは

fibo2008.gif

であり、やはり半値戻し(50%)の110円が重要なテクニカルポイントとして浮上する。

110円前後に要注目だ。

    

≪日足≫

as446.JPG

as451.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

平均足の見方はこちらで解説しています。   

   

一目均衡表の雲も突破し、三役好転示現。

地合いは上昇トレンド。    

   

先週もまた、見事に一目均衡表の雲が下値をサポート。

一目均衡表は、本当に凄いと思う。

   

【戦略】

102.79 10万ドル 買い アホールド

利益確定ストップを置いて放置。

  

   

■ユーロドル

  

月足

as447.JPG  

   

週足 

as448.JPG

     
 

日足

as449.JPG

as452.JPG

  

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

【コメント】

史上最高値1.6019を示現してから、材料も何もないのに突然大暴落。

水面下で我々一般大衆の知らない「何か」が進行しているのだろう。

  

一見、このまま下落トレンドに反転するかのようにも見えるが、

この高値更新が後々効いてくると思う。

あくまでもトレンドは↑ と考えて居る。

よって、売りサインは無視。

  

買いサイン待ち。

  

【戦略】

平均足が陽転したので買い

1.5511 20万ユーロ   

   

   

■FRB ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

FINEXドルインデックス

前代未聞の歴史的超ハイパードル安。

as442.JPG

as441.JPG

    

ドルが歴史的大暴落。

奈落の底で転げ回っている。

   

我々は今まさに、歴史を目撃している。

諸行無常、おごれるものは久しからず、である。

   

祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ。

『平家物語』 より

as224.JPG 

   

   

しかし、永遠の上昇が幻想であるのと同じで、

永遠の暴落もまた、幻想である。

  

嵐も永遠に続くわけではなく、

嵐が過ぎ去った後には、美しい虹が空を飾る。

rainbow.jpg

厳しい冬も永遠に続くわけではなく、

冬のあとには、草花が生い茂り鳥たちが舞う春が訪れる。

spring.jpg

   

山高ければ谷深く、

谷深ければ山高し。

   

嵐が激しければ激しいほど、その後の虹は美しい。

ドル安も永遠に続くわけではなく、やがて反転する。

   

    

■今週の未来レート

GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)

SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)

Yahoo! Finance クオート (未来レート3)

OANDA FXTrade(未来レート4)

Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)      

   

   

■今週の相場格言

多くの経済学者が

ファンダメンタルズ的アプローチを用いて

商品市場でのトレードを試みたが、

大抵、損失に終わっている。

問題は、マーケットがファンダメンタルズではなく、

人の心理で動く、

ということだ。

『新マーケットの魔術師』 
第三章 チャートの生き字引 アル・ウェイス より

    

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