記事カテゴリ: 今週の超重要イベント&注目のテクニカルポイント

2008年4月20日

BOE政策金利の週 ユーロ超高値圏滞空 ドルの行方

今週の超重要経済指標・イベント

Mon Apr 21 
10:30  AUD  PPI 生産者物価指数
  

Tue Apr 22 
22:00  CAD  Interest Rate Statement   カナダ中銀政策金利
23:00  USD  Existing Home Sales  中古住宅販売件数
  

Wed Apr 23 
10:30  AUD  CPI 消費者物価指数
17:30  GBP  MPC Meeting Minutes BOE議事録 
21:30  CAD  Core Retail Sales 小売売上高
  

Thu Apr 24 
6:00  NZD  Interest Rate Statement RBNZ(NZ準備銀)政策金利 
17:00  EUR  German Ifo Business Climate Index IFO景気動向指数
17:30  GBP  Retail Sales 小売売上高
21:30  USD  Core Durable Goods Orders 耐久財受注
23:00  USD  New Home Sales  新築住宅販売件数
23:30  CAD  BOC Monetary Policy Report  
   

Fri Apr 25 
17:30  GBP  GDP 英GDP

参考:Forex Calendar @ Forex Factory(日本時間はGMT+9、DST OFF)

■相場観

   

■ドル円

as247.JPG   

≪月足≫

   

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする

ファンラインの第三線(約108)に接触。

円安波動の最終戦争到来。

ファン理論についてはこちらで解説しています。

   

エリオット波動理論による分析でも、

1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

残念ながら月足ベースでブレイクアウトが確定。

  

基本トレンドは弱気に確定。

これから数年は、基本戦略は戻り売り。

  

数年かけて80円を目指す下降トレンドが続くと考える。

   

    

≪週足≫

as248.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

週足は安値を切り下げ、下降波動確定。

基本戦略は戻り売り。

  

日足で買いサインが出始めている。

大暴落の序章は終わったように思える。

110程度までの戻りは十分あり得るだろう。

   

しかし、これは長期下落トレンドの調整局面と見る。

大暴落の第二章が、再び始まると考えて居る。

ファン理論にしたがって、110程度まで戻れば叩き売ってみたい。

    

≪日足≫

as249.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

   

日足でダウ理論上のトレンドが転換。

※ダウ理論についてはこちらで解説しています。

  

下降トレンドラインも突破し、イケイケムード。

雲も簡単に突破しそうな雰囲気。

  

しかし、下記のようにユーロドルが最高値更新しているのが気持ちが悪い。

気分的には、すっきりとドル買いに踏み切れないというのが正直な気持ちだ。

    

  

【戦略】

雲突破で追従買い。

110前後でドテン売りの予定。

  

  

■ユーロドル

  

月足

as250.JPG   

  

週足 

as251.JPG 

   

日足

as253.JPG

  

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

         

【コメント】

   

日足はアセンディング・トライアングルを上方ブレイクした後、イケイケムードだったのが、

1.6を攻めているうちに、いつの間にか流れがドル買いになり、

暴落してしまった。

※トライアングルについてはこちらで解説しています。

    

先週の米経済指標は、ことごとく悪い結果で、

予想よりもかなり悪いサプライズの悪材料もたくさんあった。

しかし、何故か理由は分からないが4/17あたりからマーケットの雰囲気が突然ドル買いになった。

悪材料を無視してのドル買い。

風向きが変わったような雰囲気。

水面下で、一般大衆(私含む)が知らない「何か」が起こっている模様。

        
   

【戦略】

1.5909 30万ユーロ 買い → 1.5911で薄利撤退

何か様子が変(私たちの知らない「何か」が水面下で起こっているよう)なので、しばし様子見。

基本的にはマーケットの意志は上昇トレンド継続か。

      

   

■FRB ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

FINEXドルインデックス

前代未聞の歴史的超ハイパードル安。

as254.JPG

as255.JPG

底割れ。ドルは奈落の底に転落中。

  

我々は今まさに、歴史を目撃している。

諸行無常、おごれるものは久しからず、である。

   

祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ。

『平家物語』 より

as224.JPG   

   
    

しかし、永遠の上昇が幻想であるのと同じで、

永遠の暴落もまた、幻想である。 

      

嵐が過ぎ去った後には、美しい虹が空を飾る。

rainbow.jpg

厳しい冬も永遠に続くわけではなく、

冬のあとには、草花が生い茂り鳥たちが舞う春が訪れる。

spring.jpg

ドル安も永遠に続くわけではなく、必ず反転する。

  

  

■今週の未来レート

GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)

SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)

Yahoo! Finance クオート (未来レート3)

OANDA FXTrade(未来レート4)

Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)      

   

   

■今週の相場格言

そしてジェシーはまた新しい教訓を見いだした。

それは

「株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。

変動の理由に気をとられるな」

だった。

値動きの理由を数え上げれば無数にあるはずだった。

そしてたいていは後になって正確な要因が明らかとなる。

しかし、そうした"後知恵"は、

理解できたところで一セントにもならないのだ。  

『世紀の相場師 ジェシー・リバモア』リチャード・スミッテン著より

   

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■この記事のID:796

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