記事カテゴリ: 今週の超重要イベント&注目のテクニカルポイント

2008年1月13日

物価指数の週 大人の殴り合い

■今週の超重要経済指標・イベント

Tue Jan 15 
0:30  CAD  BOC Business Outlook Survey  企業展望調査   
6:00  NZD  NZIER Business Confidence 企業景況感
9:01  GBP  RICS House Price Balance  RICK住宅価格
18:30  GBP  CPI 消費者物価指数
22:30  USD  Core Retail Sales 小売売上高
22:30  USD  PPI 生産者物価指数

  

Wed Jan 16 
18:30  GBP  Average Earnings Index +Bonus 平均所得
22:30  USD  Core CPI 消費者物価指数
23:00  USD  TIC Net Long-Term Transactions 対米証券投資
23:15  USD  Industrial Production 鉱工業生産

  

Thu Jan 17 
6:45  NZD  CPI 消費者物価指数
9:30  AUD  Employment Change   新規雇用者数

  

Fri Jan 18 
0:00  USD  Fed Chairman Bernanke Speaks バーナンキ発言    
6:45  NZD  Retail Sales 小売売上高
18:30  GBP  Retail Sales 小売売上高
22:20  AUD  RBA Governor Stevens Speaks スティーブンス発言     
24:00  USD  Consumer Sentiment ミシガン大消費者信頼感指数

参考:Forex Calendar @ Forex Factory  (日本時間はGMT+9、DST OFF)   

  

■相場観

   

■ドル円

    

≪月足≫

ar100.JPG

   

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする

ファンラインの第三線(約108)に接触。

円安波動の最終戦争到来。

ファン理論についてはこちらで解説しています。

   

エリオット波動理論による分析でも、

1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

しかし、この月足上昇トレンドラインは簡単にはブレイクしないと考える。

   

先々週金曜日の米雇用統計で、この月足トレンドラインの下方ブレイクが仕掛けられたが、

結局跳ね返された。

このラインを挟んで、今後も攻防があると考えて居る。

aq085.JPG

   

余談だが、ランダムウォーク論者※は、

(※市場の価格変動は、全てランダム、偶然の産物であるという理論)

このチャートを見て何と言うのだろうか。

トレンドラインで止まったのは、あくまでも偶然と言い張るのだろうか。

私は、とても偶然とは思えない。

何らかの力学が背後で機能していると考えるのが自然ではないか。

ご参考:テクニカル分析の本質 【FX・株のテクニカル分析入門 第1号】

    

≪週足≫

ar096.JPG

     

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

  

週足は安値を切り下げ、下降波動確定。

中期基本戦略は戻り売り。  

あせらず、じっくりと売り場を探すのが得策。

  

しかし、チャートを見る限りはトレンドラインは相当強固な様である。

買い方がトレンドラインの防衛に成功した場合、

週足で安値切り上がりとなるが、どう解すれば良いか?

  

私の予想( 妄想 )では、現在下降波のエリオット第四波動形成中であり、

トライアングルを形成すると見ている。

(コンティニュエイション・パターン、中段保合)

ご参考:エリオット波動理論 【8】 調整波のパターン その3 トライアングル 三角保合 コンティニュエイション・パターン

そしてその後、トレンドラインを下方ブレイクし、

第五波動示現と考える。

ar101.JPG   

   

≪日足≫

ar097.JPG

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

   

上は一目均衡表の雲、

下は月足トレンドラインに挟まれ、

狭いレンジで大人の殴り合い。  

   

【戦略】

現在 108.06 30万ドル 買い アホールド

基本的には上方ブレイクのシナリオだが、

安値更新の場合は追従売り。 

   

      

■ユーロドル

ar092.JPG

ar093.JPG

ar094.JPG

   

一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

       

【コメント】   

ユーロが変態的な強さ。

ユーロが下がると、どうしても困るおじさんたちがいるようだ。

また、ユーロポンドで10年に1度の大相場になっている。

ap073.JPG

    

とてもではないが、ユーロを売る気にはなれない。

かといって、歴史的高値のユーロを買う気にもなれない。

  

というわけで、週足が上下どちらかに抜けるまで

しばらく様子見。

  

【戦略】

しばらく様子見

  

週足がどこまで戻り高値を付けるかを高見の見物。

史上最高値を抜くか、抜かないかに注目。

  

史上最高値を抜かずに反落した場合、

ダウ理論でダウントレンド転換の可能性が高まる。(週足)

史上最高値を更新した場合、理屈抜きで追従。

    

一応、史上最高値を抜かず、ダブルトップを示現するのがメインシナリオ。

(この関係で、ドル円も反転シナリオを想定している。)

   

■FRB ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

FINEXドルインデックス

前代未聞の歴史的超ハイパードル安。 

ar098.JPG

ar099.JPG

    

永遠に下落するような錯覚に陥る。

しかし永遠の下落などあり得ない。

        

■今週の未来レート

GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)

SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)

Yahoo! Finance クオート (未来レート3)

OANDA FXTrade(未来レート4)

Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)      

   

■今週の相場格言

いつもポジションをとる前には

チャートと移動平均線をチェックしている。(中略)

移動平均線には逆らわないようにしている。

自殺行為になるからだ。

『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』 
第二章 「チャンピオン・トレーダー マーティ・シュワルツ」 より

   

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■この記事のID:745

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