記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , テクニカル分析の哲学【必修】(哲学系)

2007年4月 8日

テクニカル分析の本質 【FX・株のテクニカル分析入門 第1号】

このメルマガでは、外国為替証拠金取引FX、CX、株の取引において今や必須
 
と言われる、テクニカル分析についてご紹介していきます。
 
  
 

 
自分自身が実際のトレードの中で学んできたことを盛り込みつつ、
 
机上の空論でない、あくまで「実戦で使えるテクニカル分析」をご紹介します。
 

 
  
 
本日は、テクニカル分析とは何か?その本質に迫りたいと思います。
 

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★★1 テクニカル分析って何?

テクニカル分析とは、

過去の価格・出来高・時間の分析から、未来の価格変動を予測すること

です。



★★2 テクニカル分析はオカルト?

よく、テクニカル分析は根拠のないオカルトである、と言う人がいます。

しかし、本当に「根拠の無いオカルト」なのでしょうか?
  


★★3 テクニカル分析の不思議

実際にチャートを見てみましょう。

ドル円週足チャート
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG

実際にチャートを見ると、テクニカル分析から導かれるチャートポイントで
見事に跳ね返るというようなことが結構頻繁に見られます。

これはなぜなのでしょうか?

私もテクニカル分析の勉強を始めた時はとても不思議でした。



★★4 チャートポイントが機能する理由

チャートポイントでなぜ跳ね返るのか?

その答えの一つとして、これは仮説にすぎませんが、

「市場参加者の多くがチャートを見ていて、
そのチャートポイントで活発に売買しているからだ」


と言えると思います。


チャートポイントで跳ね返る場合は、ポイントの手前に買い注文/売り注文が
大量に置かれており、それが約定するために跳ね返っているように見えるという
ことです。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
で言えば、「一目の雲」と呼ばれる部分に大量の買い注文があり、
それが約定したために跳ね返っているように見えるわけです。

そして、跳ね返ったということは、まさに買方の力の強さを示しており、
強気相場の継続を示唆するわけです。
(示唆しているだけであり、絶対ではありません。)



★★5 テクニカル分析の奇妙な本質

ここに、テクニカル分析の本質らしきものが見えてきます。

つまり、相場を動かすほど多くの市場参加者がテクニカル分析を見ている、
がゆえに機能しているのが、テクニカル分析
なのです。


http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
なぜ「一目の雲」でドル円は跳ね返ったのでしょうか?

別に116円でも114円でも113円でもよかったはずです。

なぜ115円だったのでしょうか。

それは、一目均衡表の雲、或いは115円という区切りの良いレベルに、

市場参加者の多くが注目していたからだと

私は考えます。



★★6 テクニカルは市場参加者の心の中にある壁


多くの市場参加者がテクニカル分析を見ている
がゆえに機能しているのが、テクニカル分析。


自己参照している奇妙な関係ですが、

要は皆が信じたら本当になっちゃった

ということです。

つまり、テクニカル分析は実体的に存在しているわけではなく、
市場参加者の心の中にある壁、幻影なのです。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG


この意味で、テクニカル分析はオカルトという指摘はある意味正しいもの
かもしれません。



★★7 ヒステリー相場におけるテクニカル分析

したがってこの論理的帰結として、市場参加者がテクニカル分析を見なければ、
テクニカル分析は機能しません。

バブルが崩壊した、北朝鮮が核ミサイルを某国に打ち込んで株式市場が崩壊した、
こういうヒステリーが市場を支配する時は、大多数がテクニカル分析を見ない
ので、テクニカル分析が機能しません。

当たり前の話です。

テクニカル分析は万能ではありません。

テクニカル分析をすればラクラク大儲け、みたいな話は絶対にありませんので
注意しましょう。

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  

  

※ セントラル短資 ハイパーチャート
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュア、一目均衡表を見るときは、
ここのチャートを使っています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi

   

  

【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  

【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

   


★★8 次回予告

以上、いきなり過激な話から始まりましたが(笑)、
万能ではないものの、テクニカル分析が現実の価格変動に影響があり、
分析ツールとして役に立つことは間違いありません。


次回は、テクニカル分析の分類についてご紹介します。

  
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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/

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