このメルマガでは、外国為替証拠金取引FX、CX、株の取引において今や必須
と言われる、テクニカル分析についてご紹介していきます。
自分自身が実際のトレードの中で学んできたことを盛り込みつつ、
机上の空論でない、あくまで「実戦で使えるテクニカル分析」をご紹介します。
本日は、テクニカル分析とは何か?その本質に迫りたいと思います。
★★1 テクニカル分析って何?
テクニカル分析とは、
過去の価格・出来高・時間の分析から、未来の価格変動を予測すること
です。
★★2 テクニカル分析はオカルト?
よく、テクニカル分析は根拠のないオカルトである、と言う人がいます。
しかし、本当に「根拠の無いオカルト」なのでしょうか?
★★3 テクニカル分析の不思議
実際にチャートを見てみましょう。
ドル円週足チャート
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
実際にチャートを見ると、テクニカル分析から導かれるチャートポイントで
見事に跳ね返るというようなことが結構頻繁に見られます。
これはなぜなのでしょうか?
私もテクニカル分析の勉強を始めた時はとても不思議でした。
★★4 チャートポイントが機能する理由
チャートポイントでなぜ跳ね返るのか?
その答えの一つとして、これは仮説にすぎませんが、
「市場参加者の多くがチャートを見ていて、
そのチャートポイントで活発に売買しているからだ」
と言えると思います。
チャートポイントで跳ね返る場合は、ポイントの手前に買い注文/売り注文が
大量に置かれており、それが約定するために跳ね返っているように見えるという
ことです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
で言えば、「一目の雲」と呼ばれる部分に大量の買い注文があり、
それが約定したために跳ね返っているように見えるわけです。
そして、跳ね返ったということは、まさに買方の力の強さを示しており、
強気相場の継続を示唆するわけです。
(示唆しているだけであり、絶対ではありません。)
★★5 テクニカル分析の奇妙な本質
ここに、テクニカル分析の本質らしきものが見えてきます。
つまり、相場を動かすほど多くの市場参加者がテクニカル分析を見ている、
がゆえに機能しているのが、テクニカル分析なのです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
なぜ「一目の雲」でドル円は跳ね返ったのでしょうか?
別に116円でも114円でも113円でもよかったはずです。
なぜ115円だったのでしょうか。
それは、一目均衡表の雲、或いは115円という区切りの良いレベルに、
市場参加者の多くが注目していたからだと
私は考えます。
★★6 テクニカルは市場参加者の心の中にある壁
多くの市場参加者がテクニカル分析を見ている
がゆえに機能しているのが、テクニカル分析。
自己参照している奇妙な関係ですが、
要は皆が信じたら本当になっちゃった、
ということです。
つまり、テクニカル分析は実体的に存在しているわけではなく、
市場参加者の心の中にある壁、幻影なのです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/media/file_20070311T232725617.JPG
この意味で、テクニカル分析はオカルトという指摘はある意味正しいもの
かもしれません。
★★7 ヒステリー相場におけるテクニカル分析
したがってこの論理的帰結として、市場参加者がテクニカル分析を見なければ、
テクニカル分析は機能しません。
バブルが崩壊した、北朝鮮が核ミサイルを某国に打ち込んで株式市場が崩壊した、
こういうヒステリーが市場を支配する時は、大多数がテクニカル分析を見ない
ので、テクニカル分析が機能しません。
当たり前の話です。
テクニカル分析は万能ではありません。
テクニカル分析をすればラクラク大儲け、みたいな話は絶対にありませんので
注意しましょう。
■ テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
※ セントラル短資 ハイパーチャート
外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュア、一目均衡表を見るときは、
ここのチャートを使っています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT
★★8 次回予告
以上、いきなり過激な話から始まりましたが(笑)、
万能ではないものの、テクニカル分析が現実の価格変動に影響があり、
分析ツールとして役に立つことは間違いありません。
次回は、テクニカル分析の分類についてご紹介します。
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