記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , エリオット波動理論入門(トレンド系)

2007年12月22日

エリオット波動理論 【5】 エリオット波動理論の修正 その2 未達成 【FX・株のテクニカル分析入門 第39号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第40号 

エリオット波動理論 【6】 

調整波のパターン その1 ジグザグ

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。

    

エリオット波動理論 【5】 エリオット波動理論の修正 

その2 未達成 

【FX・株のテクニカル分析入門 第39号】

   

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こんばんは。FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

  

  
さて、本日は 

エリオット波動理論の修正 その2

として

「未達成」

をご紹介します。

   


■また修正かいな

  
エリオット波動理論は、あくまでも

上昇5波、調整3波

という「型」にこだわります。


しかし、当然ながら、相場はその「型」を無視して

突き進むことが多々あります。

  
前号でご紹介した「エクステンション」は、

その不整合を解決するために考え出されたものでした。

  
今回の「未達成」も、エリオット波動理論と現実の不整合を

解決するために、考え出されたものです。

  

  
■例えば?

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ao005.JPG(ドル円週足)

をご覧ください。


第一波動のトップをブレイクアウトして、

第三波動が勢いよく噴き上げました。


その後、第四波動で調整を完了し、

さあ、いよいよ第五波動でクライマックスだ!!


と思いきや、第三波動のトップをブレイクできず、

途中で力尽きて下落してしまいました。


こういう場合、どう考えれば良いのでしょうか? 

  

エリオット波動理論では、

このようなパターンを「未達成」という類型に

分類しています。

   


■「未達成」パターンの見分け方は?


「未達成」パターンの特徴は、以下のとおりです。


《特徴》
第五波動で示現する。

《特徴》
第三波動のトップを超えるのに失敗。

《特徴》
いわゆる、ダブルトップ、ダブルボトムを示現することになる。

   


■で、どうやって儲けるの?


以上、ごちゃごちゃと説明してきましたが、

要するに、「未達成」パターンは、

強い反転パターンになる、ということです。

  

単純に、上昇波動で未達成が示現すれば売り、

下降波動で未達成が示現すれば買い、となります。

  

■他には?

  
また、「未達成」という考え方は、戦略上の警鐘にもなります。

  

第三波動が、勢いよく噴き上げた後に、

第四波動で三角保合になった場合、普通は、

「いよいよ、次は第五波動で最後の噴き上げが来るな♪ワクワク♪」

という(勝手な)期待をします。

  

しかし、必ず第三波動のトップを超えてブレイクするわけではなく、

第五波動が「未達成」に終わる場合もあるから、

気をつけようね、ということです。

  

したがって、実戦においては、 

よし、これは第五波動だろうから買ってやれ!

と(勝手に判断して)飛びつくのではなく、

第三波動の高値を抜いたことを確認してから

参入しましょう、ということになります。

(あまりに当たり前ですが)

  

この辺は、結局はダウ理論のまんまです。

エリオット波動理論の理解を深めるためにも、

ぜひダウ理論について研究をなさることをおすすめします。

※ダウ理論についてはこちらをご覧ください。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/

  

  

なお、今いろんなレポートで言われているのが、

現在ドル円は巨大な下降波動の第四波にある、

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/al891.JPG

というもので、これが円高論の一つの論拠になっている

ものと思われます。

  

が、仮に1995年4月安値79.75を起点とする

上昇トレンドラインを下方ブレイクしても、

必ずしも第三波動のボトム(79.75)を抜くというわけではなく、

未達成に終わるリスクも当然あります。

   

したがって、仮に79.75を目指す円高になったとしても、

売りポジションは79.75の手前で利食いを済ませ、

79.75を下抜けば追従、

反発(未達成)すればまたそれに追従という風に、

流れを見極めてから参入することが、

「賢明な判断」ということになろうかと思います。

  

  

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

  

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
→DragonFX24 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  

【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

    


■ 次回予告

次回は、

調整波のパターン その1 

ジグザグ と ダブル・ジグザグ

をご紹介します。 

  

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