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FX・株のテクニカル分析入門 第74号 

RCI DealBook360へのインストール方法

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以下は前号のバックナンバーです。


    

FX・株のテクニカル分析入門 第73号 

RCI 応用編 

RCIを利用した具体的売買戦略

  

  
     
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  ━━━[お知らせ 3]━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/08/fx508.html
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     
     
     
  こんばんは。FXTECです。
     
  いつもご愛読ありがとうございます。
     
  感謝します。
    
    
    
  今週は、北京オリンピック開幕とともに、
    
  金、原油、ユーロバブルが轟音をあげながら崩れ始めました。
    
  ユーロ/ドルは重要なトレンドラインを下方ブレイクして
    
  大暴落しました。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba775.JPG

ba775.JPG
    
     
  「ECB総裁のトリシェが弱気発言をしたからユーロが暴落したんだ!」
     
  「グルジアとロシアの戦争が勃発したから地政学リスクから
    
  ユーロが崩壊したんだ!ファンダメンタル的に当然なんだ!」
    
    
  相変わらずいろんな解説が巷間を飛び交っています。
     
    
  しかし、これらの説明では、なぜ金や原油までも暴落したのかわかりません。
 
  
    

戦争が起きれば、軍事輸送等のために石油の消費量も増えますし、
    
  グルジアはカスピ海の石油輸出の拠点ですので、原油供給に懸念が生じ、
    
  原油価格には好材料です。
    
  また、「有事の金」で、金価格が上昇してもおかしくない状況でした。
    
  しかし、現実には、金と原油は大暴落しました。
    
    
    
  「本当の真実」はまだ誰にもわかりません。
    
  「真実」は、三日後に明らかになるかもしれないし、
    
  或いは、永遠に隠されたままかもしれません。
    
    
    
  そんな中、テクニカル分析の徒である私たちは、
    
  堅いトレンドラインを下方ブレイクしたのだから売り、
    
  それで十分なのです。
    
  価格は森羅万象のファンダメンタルズを反映したものであり、
    
  価格変動それ自体が、すべてを雄弁に語っている
からです。
    
    
    
  こう言うと、
    
  「偶然だ!!」
    
  「アトヅケだ!!」
    
  「そんなもん100%絶対にオカルトに決まってる!!」
      
  と興奮する方もいらっしゃると思いますが、
     
  当方のブログでも、事前に、何度も警鐘を鳴らせていただきました。
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/01/200819782007.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/08/200881.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2008/08/fomcboeecb_2.html
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba775.JPG

ba775.JPG
    
    
    
  こういうチャートを見るといつも、次の一節を思い出します。
    
    
    
  「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。
    
  娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。
    
  おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし。
   
  たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ。」
    
  (『平家物語』より)

    
    
    
  世界最強通貨の名をほしいままにし、

栄華の絶頂を極めたユーロも、
    
  諸行無常という宇宙の法則の前には、風の前のチリに等しかった
    
  と云うことでしょうか。 
    
    
  相場って、ほんっとうにおもしろいです。 
   
    
    
  さて、本日は、
    
  RCI 応用編 RCIを利用した具体的売買戦略
     
  についてご紹介します。
    
    
    
      
 

■RCIってなんだっけ?
     
    
  詳しくは前号をご参照ください。
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_6/
    
  RCI(Rank Correlation Index)は、直訳すると「順位相関指数」で、
    
  一定の範囲の日数と価格それぞれに順位をつけ、
    
  両者の相関関係を指標化し、
    
  相場のトレンドと勢い、過熱感を知るためのテクニカル指標です。
    
    
  統計学で広く用いられている「順位相関指数」を、
    
  株に適用させたものです。
    
    
  RCIチャート
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba739.JPG

ba739.JPG


  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba736.JPG

ba736.JPG
    
    
  名前とか、なんとなくRSIと似ていますが、中身は全然別物です。
    
  ※RSIについてはこちらで解説しております。
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/rsi/
    
   
  RSIとRCIの比較
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba746.JPG

ba746.JPG
    
    
     
 

■はいはい、難しい理屈はどうでもええねん。楽な儲け方をさっさと教えんかい。
    
    
  以下、RCIを利用した具体的な戦略例をご紹介いたします。
     
    
    
 

●まずは、パラメータ
    
  RCIのパラメータ(変数)は、「順位を計測する期間」です。
    
  これには、
    
  9、13、26、
    
  などの数値が用いられることが多いようです。
    
    
  唯一絶対の正解があるわけではありませんので、
    
  ご自分で色々と試してみてください。
    
  9日
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba776.JPG

ba776.JPG
    
  13日
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba777.JPG

ba777.JPG
    
  26日
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba778.JPG

ba778.JPG
    
    
    
    
 

●《戦略例 その1》単純に逆張り
    
  《ルール》
    
  RCIが50%を超えたら売り
    
  RCIが-50%を下回ったら買い
    
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba788.JPG

ba788.JPG
    
  《コメント》
    
  論外。
    
  あっという間に樹海行き。
    
  単純な逆張りは絶対にしてはいけません。
    
    
    
  ●《戦略例 その2》反転を確認して逆張り
    
  《ルール》
   
  RCIが-50%未満から反転して-50%以上になったら買い
    
  RCIが50%超から反転して50%以下になったら売り
    
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba789.JPG

ba789.JPG
    
  《コメント》
    
  戦略例1よりはマシだが、失敗が多すぎてNG
    
    
    
  ●《戦略例 その3》順張り
    
  《ルール》
    
  マイナス領域から0ラインを上抜いたら買い、
    
  プラス領域から0ラインを下抜いたら売り
    
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba790.JPG

ba790.JPG
     
  《コメント》
    
  かなりマシになってきた。
    
  RCIは、一般に言われているような逆張りのオシレーター
    
  として利用するよりも、
    
  トレンド判定、順張りに使った方がよさそうだ。
 
   
    
    
  ●《戦略例 その4》ダイバージェンス
    
  《ルール》
    
  ダイバージェンス示現で逆張り
    
  ※ダイバージェンスって何やねん?という方はこちらをどうぞ
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/06/fx118macd.html
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/11/fx32.html
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/11/fx34rsirsi.html
   
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba792.JPG

ba792.JPG
    
  《コメント》
    
  めったに示現しない。
    
    
    
  ●《戦略例 その5》RCIクロス
    
  《ルール》
    
  マイナス領域で、13日RCIが26日RCIを上方クロスしたら買い
  (ゴールデンクロス)
    
  プラス領域で、13日RCIが26日RCIを下方クロスしたら売り
  (デッドクロス)
    
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba781.JPG

ba781.JPG
    
  《コメント》
    
  意外にも優秀。
    
  煮詰めていけば使えそう。  
      
     
   
  ●《戦略例 その6》平均足のフィルタとして利用
    
  《ルール》
      
  RCIプラス領域で、平均足が2本連続陽転したら翌日寄付で買い
    
  RCIマイナス領域で、平均足が2本連続陰転したら翌日寄付で売り
    
  ※平均足って何?という方はこちらをどうぞ
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat102/
    
  《検証》
    
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/ba794.JPG

ba794.JPG
    
  《コメント》
    
  普通に平均足だけで売買した方が儲かるかも・・・。(笑)
    
    

    
     
  こんな感じで、いくらでも戦略を考えることができます。
    
  色々と考えてみると、結構楽しいです。
     
     
     
  ■そうか、しかしコレ書くの面倒くさいなー
    
    
  自分でRCIを書くのはとんでもなく面倒です。
    
  以下、RCIが使える業者チャートを調べてみました。
    
  ・外為どっとコム、セントラル短資 RCI表示可能
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
    
  ・マネパ RCI表示可能
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
   
  ・MJ、パンタレイ  ×
  ・FXTS ×
  ・GFT ×(インディケータを追加インストールすることで表示可能)
  ・MetaTrader ×(インディケータを追加インストールすることで表示可能)
    
    
    
  ■テクニカル分析ツール
     
  テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
   
  それぞれに利点があるので、
   
  以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
   
  いずれも無料なので、いざというときの為にも、
    
  5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
   
   
   
  【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
  一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
  ここのチャートを使っています。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設で無料で使えます。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
     
   
   
  ※ セントラル短資 ハイパーチャート
  外為どっとコムと同じドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
  こちらは外為どっとコムよりも豊富な通貨ペアのチャートを見ることができます。
  ユーロポンド、ドルスイスなどのポイント&フィギュアを見るときは、
  ここのチャートを使っています。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
   
   
  【2】 MJ、パンタレイ
  一目均衡表の表示が可能です。
  チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
  →  
  →  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
    
   
   
  【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
  一目均衡表の表示が可能です。
  日足の区切りはNYクローズ採用。
  口座開設&入金で無料で使えます。
  → http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
   
   
   
  【4】 GFT DealBook
  一目均衡表の表示が可能ですが、
  旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
  一目均衡表の表示にはおすすめしません。
  ※最新のDealBook 360だと問題なしです。
  口座開設で無料で使えます。
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
    
   
   
  【5】 MetaTrader 4(中級者以上向け)
  日足の区切りは各業者でバラバラです。
  日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
  初心者にはおすすめしません。
  →MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
   
   
   
  その他、業者比較はこちらで。
  http://hikaku.fxtec.info/
   
   
   
    
  ■ 次回予告
   
   
  次回は、
    
  テクニカル分析の碩学、アレキサンダー・エルダー博士も使っておられるという
    
  ・エンベロープ
     
  について、その具体的な使い方をご紹介します。
    
    
    
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  発行者サイト
  FXテクニカル分析&業者比較Blog
  http://fxtechnicalblog.fxtec.info/
   
  外為FX業者比較完全データベース
  http://hikaku.fxtec.info/
   
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