■テクニカル

■1978～2007 月足データ

■1978年～2007年　ドル円　月足データ 分析結果

平均して、年始値から上下9%程度変動するのが普通という結果が出ました。

また、年足が陽線、すなわち円安の年は、率にして14%程度の高値を示現するようです。

また、年足が陰線、すなわち円高の年は、率にして－14%程度の安値を示現するようです。

円高と円安で綺麗に対称になっており、非常に興味深い調査結果です。

■2007年　ドル円相場を振り返って

2007年は、

年始値 　118.74、

年終値　111.71、

高値 124.13 　年始値＋5.39円　、＋4.54%　（「円高の年」的低い値）

安値 107.21 　年始値－11.53円、－9.71%　（平均的な値）

でした。

安値はどうということのない平均的な値でしたが、

高値は「円高の年」に匹敵する低い値でした。

以上の結果から、2007年は、

円安から円高に転換した年と言って良さそうです。

■2008年　ドル円相場　レンジ予測

上記の、

このデータに即して、2008年の始値を　仮に111.70　として代入すると、

となります。

問題は、 2008年が

・普通の年になるのか、

・円安のバイアスがかかった年になるのか

・円高のバイアスがかかった年になるのか

です。

ズバリ結論を言うと、後述のファンダメンタル分析から考えて、

円高の年、クロス円崩壊の年になると思っています。

というわけで、 今年の年間レンジは、

・高値 115～117円くらい

・安値 95円～100円くらい

と予想（妄想）します。

■ファンダメンタルズ

■2008年の重要イベント

・３月　団塊世代の退職　第二波

退職金が外貨建投資信託、FX、外貨預金に流れれば、円安要因。

これは去年と同じ。

去年は、この資金の大部分が市場に入り切ったころ（６月ごろ）に相場が大天井を打った。

・8月　北京オリンピック

開催期間　2008年　8月8日～8月24日

　北京オリンピック - Wikipedia　

これが来年で一番大きなイベントだと思います。

現在、中国の資源需要を背景とした資源バブル、

中華マネーバブルが空前の勢いに達していますが、

これが北京オリンピック前後にはじけると予想しています。

これに連動して、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドルが

大暴落すると考えて居ます。

これに連動して、クロス円が崩壊、ドル円も連れ安となるでしょう。

ポンド円は200円を割る大暴落を示現すると考えて居ます。

2008年は、2007年に胎動を開始した「終わりの始まり」が

具現化する年と考えて居ます。

・１１月　米大統領選

全体図


　　　　
　　　　

巷間では、米大統領選がドル円相場に影響を与える

というような類の言説が流布していますが、

過去のチャートを見る限りは、米大統領選とドル円相場に

相関があるようには見えず、特定の一貫した法則も見いだせません。

私の分析によりますと、

米大統領選は、ドル円相場のトレンドを

変えるような影響はない。

（ドル円のトレンドには影響なし）

というのが結論です。

共和党が勝つか、ヒラリー・クリントン夫人が大統領になるか、

そんなこと気にしてもしょうがありません。

おそらく９月くらいから、米大統領選とからめてドル円相場を説明する解説が

たくさん出てくると思いますが、読み流すくらいでいいと思います。

ニュースに振り回されないように気をつけましょう。　

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

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