先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第29号
トレンドライン その5
ギャン理論
ギャン・アングルとギャン・ファン 基本編
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第28号
トレンドライン その4
フィボナッチ数とフィボナッチ・ファン
こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
今日は、トレンドラインの応用として、
・フィボナッチ・ファン
をご紹介します。
■フィボナッチ?なんじゃそりゃ?
フィボナッチ?何それ?という方も多いと思いますが、
詳しくは下記記事で書いておりますのでご参照ください。
●フィボナッチ数とフィボナッチリトレースメント~エリオット波動論の源流
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/01/post_307.html
●フィボナッチとは
フィボナッチ Fibonacci 1170ころ‐1240以後
キリスト教的ヨーロッパ世界が生んだ最初の偉大な数学者。
レオナルド・ダ・ピサ Leonardo daPisa,レオナルド・ピサーノ
Leonardo Pisano ともいう。
地中海地域の商業活動に携わるかたわら,高度に発達したアラビア数学の
技法を身につけ,後世に大きな影響を与える著作を書いた。
その名声は,時の神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世にも届き,晩年には
ピサ共和国から〈卓越し学識あるレオナルド〉の名を与えられ,
年金を供与されたことが記録に残されている。
主著《アバクスの書Liber abaci》(別称《算術の書》。1202,1228改訂)は,
インド・アラビア式数字(今日の算用数字)による筆算法をヨーロッパ世界に伝えた
画期的な書物である。その最終章は,フワーリズミーやアブー・カーミルの
二次方程式論を取り扱っている。アラビアの代数学を伝えた点で,
彼はヨーロッパ後期中世の商業用代数学(コス式技法)の祖とみなされる。
(以上 平凡社『世界大百科事典』より)
●フィボナッチ数とは
漸化式 U0=0,U1=1,......,
Un=U(n-1)+U(n-2) (n=2,3,4,......)
で定義される数列{Un}をフィボナッチ数列,
各項をフィボナッチ数といいます。
初項から並べると、
1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233,......
となります。
この数列は、テクニカル分析において非常に重要な数値として扱われ、
西欧のトレーダーはテクニカル分析でこの数値をパラメーターとして
利用することが多いと言われています。
●フィボナッチ数の特徴
(1)どの数字も上位の数字に対して0.618:1近づいていく。
1÷2=0.5
5÷8=0.625
21÷34≒0.6176
89÷144≒0.618
(2)どの数字も2つ上位の数字に対して0.382:1に近づいていく。
8÷21≒0.381
13÷34≒0.382
21÷55≒0.382
(3)どの数字も3つ上位の数字に対して0.236:1に近づいていく。
8÷34≒0.235
13÷55≒0.236
21÷89≒0.236
上記の比率(0.618)は古代ギリシャやエジプトで黄金比率、
黄金分割などと呼ばれていたもので、美術、 建築などに応用されています。
■はいはい、で、フィボナッチ・ファンって何やねん?
フィボナッチ・ファンの例
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ah649.JPG
フィボナッチ・ファンとは、上記のフィボナッチ数間の比
61.8%、50%、38.2%を用いて3本のラインを引いたもの です。
まず、トレンドの開始点と相場のピーク時点との
垂直線を描きます。
その垂直線を38.2%、50%、61.8%の比で分割し、
このトレンドの始点から各分割点(38%、50%、62%)に
直線を引きます。
この3本のラインのことをフィボナッチ・ファンと呼びます。
■はいはい。で、これが何か役にたつのか?
テクニカル分析の教科書では、このフィボナッチ・ファンは
サポート、レジスタンスになる、
と言われています。
そして、一般的なファン理論と同じく、
三本目の61.8%ラインが最重要ラインで、
破れた場合はトレンド転換と見ることが多いようです。
■ほんまかいな?眉唾やな~。そんなのオカルトだろ、常識で考えて・・・。
とりあえず、本当に機能するのかしないのか、
実際のチャートで見てみましょう。
ドル円日足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ah645.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ah647.JPG
■うーん、本当にピタッと止まってるやないか!
私も今週、本当にこのフィボナッチ・ファンが機能するのか、
ドキドキしながらドル円チャートを見ておりました。
木曜日に、本当にぴったり61.8%ラインで反落したときは、
正直言って、かなり衝撃を受けました。
テクニカル分析って、本当におもしろいですね。
なお、フィボナッチ・ファンは、
・マネーパートナーズ ハイパースピード
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
・GFT DealBook
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
で利用することができます。
以上ご参考になれば幸いです。
■ テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の五つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
★ 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
★ MJ、パンタレイ証券
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
★ マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
★ GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
★ MetaTrader 4(中級者以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには
特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT
■ 次回予告
次回は、
トレンドラインの応用 その5 として
ギャン・ファン
をご紹介します。
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