記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , エリオット波動理論入門(トレンド系)

2016年3月13日

エリオット波動論再入門 71 オルターネーションの法則5  前の衝撃波の終点まで戻るような動き【FX・株のテクニカル分析入門 第459号】

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オルターネーションの法則6

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以下は前号のバックナンバーです。

 

 

 

 

 

FX・株のテクニカル分析入門 第459号

エリオット波動論再入門 71

オルターネーションの法則5

前の衝撃波の終点まで戻るような動き

 


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こんばんは。
 
FXTECです。
 
いつもご愛読ありがとうございます。
 
感謝します。
 
 
 
 
 
 
さて、本日は、
 
エリオット波動論再入門 71 オルターネーションの法則5
前の衝撃波の終点まで戻るような動き
 
をご紹介いたします。
 
 
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
 
 
エリオットとは、
 
米国の伝説のテクニカルアナリスト
 
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif

Elliot
 
のことです。
 
一見して真面目そうな方です。
 
 
 
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
 
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
 
重病に罹り、58歳で退職。
 
 
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
 
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
 
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
 
エリオットが書いた論文をまとめた
 
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
 
が出版されました。
 
 
 
現在広く知られているエリオット波動理論は、
 
この「The Wave Principle」に基づいています。
 
 
 
 
 
 

■はいはい、で、オルターネーション(交互)の法則ってなんだっけ?
 
 
「オルターネーションは
 
次に何が起こるのかということを正確に示すものではないが、
 
次に起こらないであろうことを示唆する貴重な予告である。
 
 
(中略)
 
 
ほとんどの人は前回の相場のサイクルがある形になったとき、
 
今回もそれと同じ形になるだろうと考えるが、
 
一般にこのオルターネーションの法則は分析家に対して、
 
そのように考えてはならないと教えるものである。
 
コントラリアン(逆張り投資家)がよく指摘するように、
 
多くの一般投資家が明確になったマーケットの習性に飛びついた日に、
 
相場はそれまでとはまったく違う局面に変化
する。」

 
 
 
以上、『エリオット波動入門』より引用
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?elliot2014
 
 
 
 
 

《コメント》
 
 
オルターネーションとは、英語のalternationのことで、
 
「交互,交替; 一つおき」という意味です。
 
 
例えば、修正第2波動が急勾配のジグザグを構成した場合、
 
次の修正第4波動は同様の急勾配のジグザグになるのではなく、
 
横ばいのフラットな修正になる傾向がある、
 
という経験則、法則のようなものです。
 
 
要は、同じものは続いて起こらない、ということです
 
 
 
 
 

■はいはい、で、具体的には?
 
 
オルターネーションの法則は、具体的には、
 
以下のようなケースがあります。
 
 
 
●衝撃波におけるオルターネーション
 
 
→衝撃波の第2波が急こう配の修正となるときは、
その第4波は横ばいの修正になると予想される。逆もまた同じ。
 
 
→2つの修正プロセスのひとつに、前の衝撃波の終点まで戻るような動き、
またはその水準を超えるような動きが含まれたときは、
もうひとつの修正波はそうした波形とはならない。
 
 
→推進波の長さが交互になるように、延長もオルターネーションの法則に
従って出現する。
一般に第1波が短いときは第3波が延長し、第5波は再び短くなる。
 
 
→【例外】ダイアゴナルトライアングルでは、
その第2波と第4波はオルターネーションにはならない。
 
 
 

●修正波におけるオルターネーション
 
 
→修正A波がフラットな構成で始まるとき、
次のB波はジグザグになることが予想される。逆もまた同じ。
 
 
→修正A波が単純なジグザグで始まるとき、
次のB波は複雑な構成になることが予想される。
さらに、複雑なB波に続くC波は、より複雑な構成となる可能性がある。

 
 
 
 
 
 

■2つの修正プロセスのひとつに、前の衝撃波の終点まで・・・ってわかりにくいわ!
 
 
前号に続き、「衝撃波におけるオルターネーション」その2として、
 
→2つの修正プロセスのひとつに、前の衝撃波の終点まで戻るような動き、
またはその水準を超えるような動きが含まれたときは、
もうひとつの修正波はそうした波形とはならない。

 
を見ていきたいと思います。
 
 
 
そのまんまなのですが、要は、
 
第2波と第4波のうち、いずれか一つが
 
・フラット
 
・拡大型フラット(イレギュラーなフラット)
 
・ランニングフラット
 
になった場合は、
 
もう一つはそれ以外の形状となる、という法則です。

 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/shuseiha.png

shuseiha


 
エリオット波動論再入門 40 修正波8 フラット概要
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2015/08/_40_8_fx_428.html
 
 
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/alter02.png


  
  
  
  
 

■はいはい、でもどうせオカルトの机上の空論なんやろ?
 
 
次号では、実例を見ていきたいと思います。
 
 
 
 
 
なお、チャートにつきまして、
 
エリオット波動理論では終値を重視します。
 
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
 
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
 
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
 
 
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
 
日足の終値にするのが良いとされています。
 
 
この点、
 
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
 
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
 
ローソク足確認用におすすめです。
 
 
 
 
 
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
 
 
 
 
 
■テクニカル分析ツール
 
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
 
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
 
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
 
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/fx_13/
 
 
 
 
【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
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フォーメーション分析入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat128/
 
 
 
【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
 
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?1192
 
 
 
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4 【無料】
 
 
 
【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
正確な一目均衡表の表示が可能です。
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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?csec 【無料】
 
 
 
【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
 
 
 
 
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
 
 
 
 
■ 次回予告
 
 
次回は、
 
エリオット波動論再入門 72 オルターネーションの法則6
「前の衝撃波の終点まで戻るような動き」の実例
 
をご紹介いたします。
 
 
 
 
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