先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第80号
練行足(練り足)入門 Renko Adaptive Indicator(RAI) その2
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第79号
練行足(練り足)入門
Renko Adaptive Indicator(RAI) 基本編
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こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、驚異のトレンド追行能力を持つ、
練行足(練り足)
&
Renko Adaptive Indicator
をご紹介いたします。
ドル円 練行足チャート
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/02fxa0013.JPG
(チャート by CMS http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS )
ドル円 Renko Adaptive Indicator
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0025.JPG
(チャート by マネーパートナーズ
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4)
■練行足?なんじゃそりゃあ?
練行足(れんこうあし、レンコンあしと呼ぶ人もいるようです)とは、
非時系列チャート(時間の概念を無視したチャート)の一つで、
ローソク足、平均足などと同様に日本で考案されたものです。
練り足、電光足とも呼ばれます。
ドル円 練行足チャート
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/02fxa0013.JPG
(チャート by CMS http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS )
開発の経緯、考案者、ともに不明とされますが、
ローソク足(candle charts)を最初に欧米に紹介した人物として有名な
Steven Nison氏によって欧米に紹介され、
一躍有名になったテクニカルインディケータです。
細かい値動き、ノイズを無視するため、
大きな流れ(トレンド)を読むのに適しているとされています。
(ただ、トレンドが出ると大儲けだが、一定の値幅で上下するレンジ相場に弱い)
■しかし、けったいな名前やなー
名前の由来ですが、いろんな説があります。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/02fxa0013.JPG
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0026.JPG
罫線が「練り歩く」ように見えるから練行足と呼ぶようになったとする説、
また、「レンガを積み重ねて行く」ように見えるから「レンコウ」
という説もあります。
また、「電光足」の呼び名は稲妻のように見えるから、とされています。
正直、「レンガ」のレンを取ってレンコウ足という説は
ちょっと無理があるような気がしますが、
どうも練行足の紹介者、Steven Nison氏がそのように解説したために、
欧米ではそのように理解されているようです。
ご参考 http://codebase.mql4.com/en/691
■はいはい、で、どうやって書けばええんや?
●《練行足のルール1》 変数
練行足は、まず 【一定の値幅】(変数) を決め、
決めた値幅を動いた分だけ、
新たに足を記入していきます。
上昇の場合は陽線、下落の場合は陰線を記入します。
例:
一枠30銭
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0027.JPG
一枠50銭
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0028.JPG
一枠1円
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0029.JPG
●《練行足のルール2》 値幅の基準
練行足では、「日足の終値」を値幅算出の基準にするものとされています。
前日の終値 → 当日の終値
この差分を、練行足で計算に利用する値幅として採用します。
高値安値の、いわゆるローソクのヒゲは無視します。
この点、株の場合は明確に誰もが認める「終値」というものが決まっているので
簡単に計算できます。
ところが、24時間ぶっ通しの為替の場合は、
本来日足の終値というものがありません。
そこで便宜上、NYクローズ(日本時間朝6時(夏時間))を
一日の終値として採用するのが良いと言われています。
なお、CMS VTトレーダーの練行足は、
ちゃんとNYクローズの値をベースにして作成されています。
▼例 たとえば、起点110円とし、一枠の値幅を50銭と決める。
第一日目の終値 112.35 =2.35円上昇
→陽線練行足を4個書き足す。
第二日目の終値 113.46 =1.11円上昇
→陽線練行足を2個書き足す。
第三日目の終値 113.96 =0.50円上昇
→陽線練行足を1個書き足す
図 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0035.JPG
●《ルール3》 転換
陽転、陰転となる足は、
《ルール1》で決めた値幅の2倍を超えた値幅分を
逆方向に行った場合に記入します。
▼例の続き
第四日目の終値 113.02 =0.94円の下落
→一枠の値幅50銭の二倍=1円未満なので、
練行足の記入無し
第五日目の終値 112.11 =前日比0.91円の下落だが、
第三日目からは1.85円の下落
→一枠の値幅50銭の二倍=1円を超えて下落したので陰転
図 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0036.JPG
■この練行足って、なんか見たことがあるような気がするねんけど?
練行足チャートですが、
実は新値足、ポイント&フィギュアと非常に似ています。
ポイント&フィギュア入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat101/
画像 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/as106.jpg
新値足入門
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat112/
画像 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/bw_uploads/as394.jpg
考え方、哲学としても、時間の概念を排除し、
値幅からトレンドの方向を見極めようとする点で一致しています。
ポイント&フィギュア、新値足の過去ログもご参照頂きますと、
練行足の理解もより深まると思います。
■はいはい、で、具体的にどうすればガッポガッポ儲かるねん?
基本的には、平均足と同様にトレンド順張りで利用します。
・陰線から陽線へ転換したら買い
・陽線から陰線へ転換したら売り
で、トレンドに追従していきます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs02/fxa0028.JPG
(チャート by CMS http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS )
具体的な売買戦略については、
検証も含めまして次号で詳しくご紹介いたします。
■はいはい、でもこれ書くの面倒くさいなあ
練行足を自分で書くと大変です。
以下の業者さん提供のチャートを利用しましょう。
・外為どっとコム、セントラル短資 ×
・マネパ ○ Renko Adaptive Indicator(次回ご紹介予定!)表示可能
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
・MJ、パンタレイ ×
・FXTS ×
・CMS VTトレーダー ○ 練行足表示可能
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS
・GFT DealBook360 ×
・MetaTrader 標準では×
というわけで、練行足&Renko Adaptive Indicatorで
トレンドをズバっと見極めるためにも、
とりあえずCMS( http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS )と
マネーパートナーズ(http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4)
の口座を開いておくのが良いと思います。(無料)
次回、説明の中で利用いたしますので、
出来ればチャートを使える状態にしておいて頂けますと幸いです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
【1】 セントラル短資 ハイパーチャート(初心者から上級者まで)
ドリームバイザー社の最新チャートを採用しています。
一目均衡表、ローソク足型、ポイント&フィギュアを見るときは
ここのチャートを見ています。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
※外為どっとコムではリアルタイムチャートが使えなくなってしまいましたが、
情報収集等に有用ですので、口座を持っておかれるのが良いと思います。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
【2】 MJ、パンタレイ(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
【4】CMS VTトレーダー(中級以上向け)
日足の終値はNYクローズ採用。
100種類以上のテクニカル分析を表示できます。
平均足、練行足の表示も可能。おすすめです。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?CMS
【5】 GFT DealBook (中級以上向け)
一目均衡表の表示が可能ですが、
旧バージョンのDealBook FX2だと日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
一目均衡表の表示にはおすすめしません。
※最新のDealBook 360だと問題なしです。
口座開設で無料で使えます。
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
自分で問題解決できない初心者の方にはおすすめしません。
→MetaTraderまとめWiki http://hikaku.fxtec.info/metatrader/
その他、業者比較はこちらで。
http://hikaku.fxtec.info/
■ 次回予告
次回は、
練行足の具体的売買戦略と
Renko Adaptive Indicator(RAI)の使い方
をご紹介したいと思います。
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発行者サイト
FXテクニカル分析&業者比較Blog
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/
外為FX業者比較完全データベース
http://hikaku.fxtec.info/
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