■相場観

※一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

■ユーロドル

【コメント】

強気相場の調整局面。 ドル高。

最近、ドルが弱いというコメントを見るが、

そんなことは全くない。

チャートを見れば一目瞭然、ドル高である。

ドルインデックスも大底から反転している。

金曜日の吹き上げは、金曜日21:15頃にFRBが公定歩合を緊急利下げ。

それに反応して、ドル円以外ではドルが売られた。

ドル円ではドルが買われた。

クロス円は買われた。

株価は上がった。

今まで延々と続いてきた例の黄金パターンが見られた。

おそらく、相場参加者が反射的に反応してしまうのだろう。

しかし、金曜の噴き上げも、日足の雲で押さえられた。

ユーロ円の崩壊祭り続行か。

【戦略】

しばらくドルストレートは様子見。

ドル円、クロス円の売買に集中。

■ドル円　

　【コメント】

8/15は「Xデー」になる、という噂があったが、

まさにその通りとなった。

ついに、円安バブル、株バブル崩壊の序章が始まった。　

三代の栄耀一睡の中にして、大門の跡は一里こなたに有。

秀衡が跡は田野に成て、金鶏山のみ形を残す。（中略）

「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、

笠打敷て、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。

　　　夏草や　兵どもが　夢の跡　

『奥の細道』より

祗園精舎の鐘の声　諸行無常の響きあり。

娑羅双樹の花の色　盛者必衰の理をあらはす。

おごれる人も久しからず　唯春の夜の夢のごとし。

たけき者も遂にはほろびぬ　偏に風の前の塵に同じ。

『平家物語』 より

結局、1998年と同じだった。

バブルはまたひとつ、はじけて、消えた。

参考：1998年9月LTCM破綻前後のチャートおさらい 円安バブル崩壊の様子
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/07/19989ltcm.html

生きとし生けるものは、生まれ、老い、そして死ぬるが自然の道理。

相場も同じであろう。

ドル円は、週足が下げのN波動入りの様子。

雲も完全に下抜けている。

一目均衡表は、2005年から続いてきた

円安トレンドの転換を、冷徹に示している。

【戦略】

117.44 10万売り　→115.65で利益確定。

115.65で10万買い　→114.92で損切り。

現在　114.92で10万売り

≪注目≫■FRB ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

【1973年～現在　Nominal Major Currencies Dollar Index
80未満のデータ　インデックスの低い順】

黄色は今年４月、青は5月、赤は６月、紫は７月、オレンジは今月のデータ。　

大底を打ったか？

≪注目≫■今週の未来レート

http://www.forex-markets.com/quotes.htm　 （by GCI）

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html　(by SAXO)

https://finance.yahoo.com/currencies　（by Yahoo）

■今週の相場格言 　

マーケットは、われわれが情報を仕入れる前に

動き始めてしまうものです。

マーケットを動かしている情報を知るのは、

いつもわれわれが最後なのです。

『新マーケットの魔術師』　

第六章　カネ儲けマシーン　マーク・リッチー　より

■テクニカル分析入門メルマガ

メルマガ購読・解除 ど素人でもできる！FX・株のテクニカル分析入門 購読  解除  powered by