2009/03/06 (金) 22:30:00 米雇用統計

DepartmentofLabor001.jpg 

非農業部門雇用者数(NFP)(2月)22:30
結果 65.1万人減 予想どおりの悪結果
予想 65.0万人減 
前回 65.5万人減(59.8万人減から修正)(前月比) 下方修正!

失業率(2月)22:30
結果 8.1% 
サプライズの悪結果!!
予想 7.9% 
前回 7.6%

   

NFPはほぼ予想の範囲内でしたが、

失業率はなんと8%越えという、25年ぶりの悪水準で、

サプライズの悪材料でした。

  

常識的、ファンダメンタル分析的に考えれば、

米実体経済の減速は明らかで(しかも予測以上)、

ドル高、株高になるとは到底思えません。

   

ファンダメンタル分析的に考えれば、

ドル暴落、ダウ暴落というのが自然な反応と思えますが、

この最悪の指標結果を受けて、

現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか。

   

・NYダウ

・ドル円

・ユーロドル

・クロス円

・金

・原油

   

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。


    

※以下の動画、画像では、14:30が日本時間22:30です。

   

1分足チャート NYダウ先物高騰、ドル円、クロス円が狂い上げ !!

fxk2039.JPG

22:13にドル円クロス円が急落してるのは何故だろう?完全な鉄火場

   

15分足チャート 

fxk2044.JPG

    

最悪の米雇用統計を受けて、

 NYダウ爆上げ

 ドル円爆上げ

 対円以外のドルストレートではドル暴落

 結果的に、クロス円爆上げ

となりました。

例のバブルイケイケ黄金パターンです。

ジュリアナ1.jpg

   

その後、23:45から突如、ダウは意味のよく分からない乱高下モードに入り、

ドル円以外のドルストレート(ユーロドル、ポンドドルなど)は

ダウが上昇すると、ドル安、

ダウが下落すると、ドル高、

と完璧に連動しました。

  

それを横目で見ながら、

ドル円は一人でひたすらドル高で頑張っていました。

  

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、

全く意味が分かりませんが、

これが生きた相場なのです。

   

ドル円について言えば、これがトレンドだ、

ということでしょう。

理屈ではないのです。

    

さて、場味の分析ですが、

ドル円については誰もが認める悪材料で爆上げとなりましたので、

強気相場継続と考えられます。

ご参考まで。