今週の超重要経済指標・イベント

Mon Jul 28 
7:45  NZD  Trade Balance  貿易収支
  

Tue Jul 29 
7:45  NZD  Building Consents 住宅建設許可
23:00  USD  Consumer Confidence Index 消費者信頼感指数
  

Wed Jul 30 
10:30  AUD  Building Approvals 住宅建設許可件数
21:15  USD  ADP Nonfarm Employment Change ADP雇用統計
   

Thu Jul 31 
10:30  AUD  Retail Sales 小売売上高
10:30  AUD  Trade Balance 貿易収支
14:45  CHF  CPI 消費者物価指数
15:00  GBP  Nationwide House Prices ネーションワイド住宅価格
21:30  CAD  GDP 
21:30  USD  Advance GDP
   

Fri Aug 1 
All Day  CHF  Holiday: Independence Day     
17:30  GBP  Manufacturing PMI  
21:30  USD  Nonfarm Employment Change 非農業部門雇用者数
21:30  USD  Unemployment Rate  失業率
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23:00  USD  ISM Manufacturing Index  ISM製造業景況指数

※過去の米雇用統計の値動きはこちらでまとめています。
※指標無視の滅茶苦茶な値動きが多いので注意しましょう。

   

参考:Forex Calendar @ Forex Factory(日本時間はGMT+9、DST OFF)


   

■相場観

   

■ドル円

  

≪月足≫

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一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※ダウ理論についてはこちらで解説しています。

  

月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする

ファンラインの第三線(約108)に接触。

円安波動の最終戦争到来。

ファン理論についてはこちらで解説しています。

   

エリオット波動理論による分析でも、

1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

   

残念ながら月足ベースでブレイクアウトが確定。

  

基本トレンドは弱気に確定。

これから数年は、基本戦略は戻り売り。

   

数年かけて80円を目指す下降トレンドが続くと考える。

  

戻りの波動がいよいよブレイクしたラインに接近してきた。

チャンス到来。

    

≪週足≫

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一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※ダウ理論についてはこちらで解説しています。

  

件の第三ファンラインに接触、突破なるかと思われたが、

結局、110に到達どころか、第三ファンに接触する力すらなく反落。

ファン理論恐るべし。

   

やはり、トレンドラインは現実のマーケットで実際に機能している

と言わざるを得ないと思う。

   

≪日足≫

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一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※ダウ理論についてはこちらで解説しています。

   

日足で高値更新に失敗し、

安値を下方ブレイク。

ダウ理論上のダウントレンドに転換。

一目均衡表の雲まで落下。

   

ここまでは想定の範囲内。

問題はこれからどうなるか。

   

基本的な相場観としては、ユーロドルが高値を更新し、上昇トレンド継続と思われるので、

それに伴いドル円も基本トレンドは下落と思われる。

  

ただ、日足の雲の上なので無理して追っかけ売りはしたくない。

一目の雲を下抜けるか、

例のファンラインで戻りを売るチャンスが来るのを待ちたい。

   

無理をせず、あわてず、チャンスをじっと待つ。

   

【戦略】

しばし様子見。   

   

    

■ユーロドル

  

月足

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週足 

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わずかだが史上最高値を更新。

理論上(ダウ理論)は上昇トレンド。

  

また、エリオット波動理論で解釈すると、

※エリオット波動理論についてはこちらで解説しています。

史上最高値(4/22 1.6017)を上昇第五波動のピークと仮定すると、

A: 5/8  1.5282

B:  6/9  1.5841

C: 6/13  1.5300 (Aの安値更新に失敗)

と解することができ、エリオット波動理論でいう「フラット」を構成していると思われる。

      

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エリオット波動理論 【7】 調整波のパターン その2 フラット
 【FX・株のテクニカル分析入門 第41号】

   

「フラット」はエリオット波動理論では強気相場の継続を示唆するものとされ、

この仮説が正しければ、

まさに今調整を完了して新たな上昇波動が生まれようとしている、

と云う結論が導かれる。

  

日足

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一目均衡表の見方はこちらで解説しています。

※ダウ理論についてはこちらで解説しています。

   

【コメント】

史上最高値を更新したものの、ブレイクアウトには至らなかった。

私のブレイクアウトの基準を満たさなかったので、追従は見送った。

サポートとレジスタンスのメカニズム ブレイクアウト戦略

ブレイクアウトを見極める方法

    

今回のようにわずかに高値を更新した場合を、

相場格言では「一文新値は鬼より怖い」と言う。

   

これは二通りの意味があり、

【1】わずかな高値更新(一文新値)は、ダブルトップを構成しその後暴落する危険も高い、

  闇雲に高値追いをするのは危険だから慎重に。

【2】わずかな高値更新も強気相場の継続を意味し、後の高騰につながる可能性も高い、

  勝手に天井をつけたと思いこんでカラ売りしてはいけない、慎重に。

と解されている。

  

真理の二面性というやつで、真反対の意味を含んでいるが、

いずれにせよ結論は、慎重になりなさい、あわてるな、ということだ。

昔から、新高値でハメ込んだりハメ込まれたり、

色々とドラマがあったのだろうと思う。

  

あわてず、しっかりと見極めたい。

   

【戦略】

ダイヤモンド・フォーメーション上方ブレイクに追従 

1.5865で買い → 1.5865同値撤退

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買いサイン点灯待ち(ダウ理論)

   

   

■ドルインデックス

FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update

FINEXドルインデックス

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■今週の未来レート

GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)

SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)

Yahoo! Finance クオート (未来レート3)

OANDA FXTrade(未来レート4)

Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)      

   

■今週の相場格言

太極動きて陽を生じ、動くこと極まりて静かなり。

静かにして陰を生ず。

静かなること極まりてまた動く。

一動一静あるに、その根となる太極陰陽は天地。

万物の始まりなり。

  

米の高下も天地陰陽の巡るが如く

強気の功あらわれて、はなはだ高くなり、

上がる理極まれば、その内に弱気の理を含む。

弱気の功あらわれて、はなはだ安くなれば、

その内に強気の理を含む。

万人気弱き時は、米上がるべきの理なり。

諸人気強きときは、米さがるべきの種なり。

これみな天性理外の理なり。

牛田権三郎 『三猿金泉秘録』序文より