今週の超重要経済指標・イベント
Mon Jun 16
18:00 EUR Core CPI 消費者物価指数
21:30 USD Empire State Business Conditions Index NY連銀製造業景気指数
22:00 USD TIC Net Long-Term Transactions 対米証券投資
23:00 USD Fed Chairman Bernanke Speaks バーナンキ発言
※最近バーナンキの爆弾発言が多いので注意。
Tue Jun 17
10:30 AUD RBA Meeting Minutes (豪) RBA議事録
17:30 GBP CPI 消費者物価指数
18:00 EUR German ZEW Economic Sentiment ZEW景況感調査
21:30 USD Housing Starts 住宅着工件数
21:30 USD PPI 生産者物価指数
Wed Jun 18
17:30 GBP MPC Meeting Minutes BOE議事録
※完全に予想通りでもなぜか乱高下します
Thu Jun 19
3:30 GBP BOE Governor King Speaks キング発言
16:30 CHF スイス中銀政策金利発表
17:30 GBP Retail Sales 小売売上高
20:00 CAD Core CPI 消費者物価指数
21:30 USD Unemployment Claims 新規失業保険申請件数
Fri Jun 20
3:30 USD FOMC Member Kohn Speaks コーン発言
21:30 CAD Core Retail Sales 小売売上高
参考:Forex Calendar @ Forex Factory(日本時間はGMT+9、DST OFF)
■相場観
■ドル円
≪月足≫
月足はいよいよ1995年4月安値79.75を起点とする
ファンラインの第三線(約108)に接触。
円安波動の最終戦争到来。
エリオット波動理論による分析でも、
1995年4月安値79.75を起点とするトレンドラインが重要な意味を持つ。
残念ながら月足ベースでブレイクアウトが確定。
基本トレンドは弱気に確定。
これから数年は、基本戦略は戻り売り。
数年かけて80円を目指す下降トレンドが続くと考える。
≪週足≫
週足は安値を切り下げ、下降波動確定。
基本戦略は戻り売り。
日足で買いサインが点灯し、
大暴落の序章は終わったように思える。
110程度までの戻りは十分あり得るだろう。
しかし、これは長期下落トレンドの調整局面と見る。
大暴落の第二章が、再び始まると考えて居る。
ファン理論にしたがって、110程度まで戻れば叩き売ってみたい。
また、124.13(2007年最高値)→95.73(2008年3月安値)のフィボナッチリトレースメントは
であり、やはり半値戻し(50%)の110円が重要なテクニカルポイントとして浮上する。
110円前後に要注目だ。
≪日足≫
一目均衡表の雲も突破し、三役好転示現。
テクニカル分析的には、地合いは上昇トレンド。
一目均衡表の教科書通り、雲の上で力強い上昇。
一目均衡表は、本当に凄いと思う。
ところで、経済ファンダメンタルズを見ると、
雇用統計もボロボロであり、米経済は全く良くない。
しかし、現実にはいつの間にやらドル高トレンド。
ファンダメンタルズ分析ではこのドル高を全く説明できない。
(無理矢理説明しようと思えば説明できるのでしょうが。)
ニュースのたぐいを見るだけでは、相場では勝てないとつくづく思う。
【戦略】
102.79 10万ドル 買い アホールド
利益確定ストップを置いて放置。
110手前で利食いドテン売りの予定。
なお、日柄の分析から6月13日~6月30日前後の転換を想定している。
特に、今年安値3/17から一巡となる6/30に要注目。
おまけ 一目均衡表 日柄分析(計算ファイルは、メルマガのおまけについています)
■ユーロドル
月足
週足
安値を更新すれば、ダウ理論上、ダウントレンドに転換。
日足
【コメント】
史上最高値1.6019を示現してから、材料も何もないのに突然大暴落。
水面下で我々一般大衆の知らない「何か」が進行しているのだろう。
週足の流れに変化が顕れている。
安値を下抜けば、ダウ理論上トレンド転換となり、
深い調整になる可能性あり。
【戦略】
1.5511 20万ユーロ → 同値撤退。
しばらく様子見。
買いチャンスをじっくりと待ちたい。
■FRB ドルインデックス
FRB: Foreign Exchange Rates, Web-Only Daily Update
前代未聞の歴史的超ハイパードル安。
ドルが歴史的大暴落。
奈落の底で転げ回っている。
我々は今まさに、歴史を目撃している。
諸行無常、おごれるものは久しからず、である。
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵に同じ。
『平家物語』 より
しかし、永遠の上昇が幻想であるのと同じで、
永遠の暴落もまた、幻想である。
嵐も永遠に続くわけではなく、
嵐が過ぎ去った後には、美しい虹が空を飾る。
厳しい冬も永遠に続くわけではなく、
冬のあとには、草花が生い茂り鳥たちが舞う春が訪れる。
山高ければ谷深く、
谷深ければ山高し。
嵐が激しければ激しいほど、その後の虹は美しい。
ドル安も永遠に続くわけではなく、やがて反転する。
■今週の未来レート
GCI Real-Time Forex Quotes (未来レート1)
SAXOリアルタイムクオート、チャート(未来レート2)
Yahoo! Finance クオート (未来レート3)
OANDA FXTrade(未来レート4)
Yomiuri On-Line (ロイター配信レート)(未来レート5)
■今週の相場格言
Q:なぜトレーダーは損失を被ることがあるのでしょう?
ブレイク: 第一に、ほとんどのトレーダーたちは
勝てる戦略を持っていません。
第二に、勝てる戦略を持っていても、
多くのトレーダーはその戦略を遂行していないのです。
トレーディングは人間の弱い性質の部分にプレッシャーを加え、
各人のアキレス腱を探し求めているように思えます。
『新マーケットの魔術師』
第四章 堅実性の覇者 ギル・ブレイクより