先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第38号 

エリオット波動理論 【4】 

エリオット波動理論の修正その1 エクステンション

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


     

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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?tansi
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こんばんは。FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

  

本日は エリオット波動理論 その3として

「1,2,3,4,5波 および a、b、c波 の特徴」

をご紹介します。

  

  
■具体的には?


以下、エリオット8波動の特徴をご説明いたします。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/eli03.PNG

 

 
●エリオット第一波動

上昇5波の最初の推進波。

第一波は、相当下落した水準からの単なる反発にしか見えません。

いきなり、これは第一波だとラベルすることはできません。

後から第一波と決定できるにすぎません。

通常、5つの上昇波のうちで最も短いものになります。

あまり重要ではありません。


《エリオット波動理論のルール》

エリオット波動理論の大原則として、

上昇波動の場合、第一波動以降の諸波動は、

第一波動の起点より安値にはなりません。

   

  

●エリオット第二波動

第二波は、通常第一波の全てないしは大部分を戻します。

しかし、第一波より安値にはなりません。

全て戻した場合は、ダブル・ボトムと呼ばれるフォーメーションを

形成することになります。

大底パターンの逆三尊(逆ヘッド・アンド・ショルダーズ)を

形成することも多いです。

  

  

●エリオット第三波動

最重要波動です。

第三波は、通常一番長く、力強いものとなります。

第一波のトップをブレイクアウトし、噴き上げます。

売買の判断としては、ここでやっと買いサインとなります。

この辺はダウ理論と同じです。

  

エリオット第三波動で買い参入し、

第五波動までアホールド、

というのが基本戦略となります。

  

また、ダウ理論で言う、強気相場の第二段階

このエリオット第三波動です。

※ダウ理論6法則 その3 主要トレンドは三段階からなる
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/08/_fx21.html

  

通常、この第三波において出来高は最大となります。

この第三波動において、いわゆる「ファンダメンタルズ」も

良好になることが多いとされます。

ファンダメンタリストやチャーチストの多くが、

ここで参入します。

  

また、後述する「エクステンション」が、

この第三波動において示現する可能性が高いとされます。

  

《エリオット波動理論のルール》

第三波が上昇5波動のなかで最短になることはない。

  

  

●エリオット第四波動

第四波は通常、複雑な形になります。

波動構成は第二波とは異なります。(後述のオータネーションの法則

トライアングルは通常、この第四波で見られるとされます。

  
なお、いろんなレポートでよく見るのが、現在ドル円は、

巨大な下降波動の第四波にあるというものです。

ドル円月足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/al891.JPG

  

《ルール》

第四波の底は、必ず第一波のトップより上になる。

  

  
●エリオット第五波動

第五波は、通常第三波ほどの力強さはないものとされます。

トレンドの最終章です。

  

  
●エリオット a波動

調整局面のA波は五つの波に細かく分かれるとされます。

  

  
●エリオット b波動

出来高を伴わない軽い上昇となります。

第五波のトップを超えられず、ダブルトップを構成することが

多いとされます。

  

  
●エリオット c波動

c波はa波のボトムを割って下落します。

しかし、第一波の起点を割ることはありません。

  

割った場合は、それは上昇波動の調整波であるc波ではなく、

下降波動の推進第三波動である可能性が

高くなります。

  


■机上の空論じゃないのかよ。具体例を見せてくれ。

  
以下、ドル円の波動を見てみたいと思います。

注:一つの例です。

  
ドル円月足
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/al891.JPG

  

ドル円月足 その2
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/al887.JPG

  


実はこの ドル円月足その2 の解釈で、

エリオット波動理論信者とダウ理論信者の意見が分かれます。

  

ダウ理論の観点から見れば、

安値を切り下げてしまっているので、

「長期下降トレンドに転換した」

ゆえに、基本戦略は戻り売り、

と考える人が多いと思います。

シンプルな考え方です。

  

  
しかし、エリオット波動理論の観点から見れば、

現在はまだ「調整波動」(エリオット波動理論独特の考え方)

の途上にあり、

「長期上昇トレンドは崩れていない

ゆえに、基本戦略は押し目買い、

と見ている方が多いと思います。

  


この点、我が国の某超有名ブロガー氏は、

まだ円安トレンドは崩れていないと

主張しておられます。

これはエリオット波動理論に基づいた主張と思われます。

  

  
私個人はどちらかというとダウ理論の方を支持しておりますが、

エリオット波動理論に基づいて、

円安論を堅持していらっしゃる方も多いという事実も

看過できません。

引き続き、11月安値107.21を死守するか、下方ブレイクするかに

注目です。

  

なお、いずれにせよ、ダウ理論でもエリオット波動理論でも、

11月安値107.21 下方ブレイクで

全力売りとなります。

  

  
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

  

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2


【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 


【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4


【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei


【5】 CMC Markets-pro
世界中で多数の受賞歴を持つ、高機能チャート。
高度なバックテストが可能です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?cmc


【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

  

■ 次回予告

次回は、

エリオット波動理論の修正 その1

・エクステンション

をご紹介します。

  

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