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FX・株のテクニカル分析入門 第37号 エリオット波動理論 【3】 各波動の特徴

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。


   

FX・株のテクニカル分析入門 第36号 

エリオット波動理論 

【2】 エリオット波動原理の基本原則

  

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こんばんは。FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

  

本日は エリオット波動理論 その2として

「エリオット波動原理の基本原則」

をご紹介します。

  

■具体的には?

  
●波動の型についての原理

  
エリオット波動理論の中核をなす原理が、

「相場の価格変動は、

 五つの上昇波(3つの推進波と2つの調整波)と

 それにつづく三つの下降波(3つの調整波)

 というリズムで

 反復を繰り返す」

というものです。

 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/eli02.PNG

  

原則として、上昇、下降の区別は、ダウ理論にもとづきます。

※ダウ理論 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/fx_9/cat97/

すなわち、高値、安値を切り上げる場合は上昇、

高値、安値を切り下げる場合は下降と考えるものです。

  

しかし、 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/eli02.PNG

を見ると(上の方)、調整波b、cにおいて、高値、安値を切り下げています。

ダウ理論では、下降トレンド転換と判断する局面ですが、

エリオット波動理論では、トレンド転換とは見ません。

この点、非常に重要なので後で詳述いたします。

  

  
●波動の規模についての原理

  
エリオットは、波動のサイクルを長期から短期まで9種類に分類しました。

1.Grand supercycle:100年以上の周期

2.Supercycle:約50年周期、
  コンドラチェフ波動(産業の技術革新により発生)に相当

参考:コンドラチェフ波動論による分類

 1793-1847 産業革命。紡績、蒸気機関による産業の発達。

 1847-1893 ブルジョワ・コンドラチェフ。
       鉄道、蒸気船など輸送物流革命、鉄工業の発達。

 1893-1939(?) 新重商主義コンドラチェフ。
          電気、化学の技術革命。世界大戦。

 1939-1984(?) 第四のコンドラチェフ(?)
          自動車、石油、電子工学の技術革命。

 1984-2039(?) 第五のコンドラチェフ(?)(今ココ)
          パソコン、インターネットによる情報技術革命
          メルマガ、ブログ、FXの流行
          バイオテクノロジー革命

 2039-2089(?) 第六のコンドラチェフ(?)
          宇宙技術革命?
          宇宙コロニーでFXを楽しむ時代が来る?

  
3.Cycle:約10年周期、
  ジュグラー波動(企業の設備投資の需要により発生)に相当

4.Primary:1~4年周期、
  キチン波動(企業の在庫や投資額の変化により発生)に相当

5.Intermediate: 数週間~半年周期

6.Minor: 数週間周期

7.Minute: 数日間周期

8.Minuette: 数十時間周期

9.Subminuette: 数時間周期

  

これらのトレンドサイクルは、その規模にかかわらず、

上昇5波-調整3波の波動を構成しつつ、

遷移するとされます。

http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Elliott_wave.svg

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak877.JPG

  
●フラクタルの原理

http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Elliott_wave.svg

http://kamakura.ryoma.co.jp/~aoki/paradigm/furactal.htm

それぞれの波は、より小規模の波に細分化され、

さらにそれらの小さな波も

またより小規模の波に細分化できます。

一つの波はそれ自身、次の大きな規模の波の一部となっていきます。

自己相似性の原理です。

  


■はいはい、だから何?

  
以上、一見すると直接儲けることとは関係ない話がダラダラと続いてしまいましたが、

ポイントは以下の通りです。

  

【1】相場は永遠に一方通行に進むことはない

波形を描きながら変動します。

永遠の上昇、永遠の暴落はありません。

  

【2】波が3つか、5つかを判断することで、次の動きを予測できる。

エリオット波動理論では、上昇トレンドの調整は、三波構成です。

三波を超えて安値が切り下がった場合、

調整の域を超えて、下降トレンドに転換したと判断します。

この点は、実戦でも使えます。

現在ドル円月足は、まさに下落三波です。

  

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

  

■ テクニカル分析ツール

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

   

【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
  →GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  
【5】 CMC Markets-pro
世界中で多数の受賞歴を持つ、高機能チャート。
高度なバックテストが可能です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?cmc

  
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

    

■ 次回予告

次回は、

「波動の特徴」と題して、

1,2,3,4,5波 および a、b、c波の特徴

をご紹介します。

  

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