先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第26号
トレンドライン その2
チャネルとチャネル・ブレイクアウト、
ドンチャンCBO戦略
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第25号
トレンドライン その1
トレンドラインと価格変動のメカニズム
こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
今日は、究極的にシンプルなテクニカル分析
トレンドライン
をご紹介します。
■トレンドラインって何やねん?
トレンドラインとは、
上昇相場であれば、安値と安値を結んだ線、
下降相場であれば、高値と高値を結んだ線、
のことをいいます。
トレンドライン
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/trendline.GIF
■なんか「トレンドラインはオカルト」(S氏)、「斜めの線なんか見ても意味がない」(D氏)って某アナリストが言ってたよ?
たしかに、一見すると、こんな原始的な分析が
役に立つようには思えません。
高等数学が駆使され、複雑極まるこの現代のマーケットで、
単に安値のボトム、高値のトップに線を引いただけのものが
機能するとは思えません。
「線なんか引いても何もないだろ、常識的に考えて...」
「んなもん、心霊写真と同じだろ...」
「そんなの、時代遅れもいいとこやん...」
このような意見も時々聞くことがあります。
■じゃあ、やっぱりトレンドラインは意味ないン?
では本当にトレンドラインは机上の空論で、
現実には機能しないものなのか?
実際のチャートで見てみましょう。
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追加 ユーロドル月足
■うーん、意味がある値動きに見えるな。偶然とは思えん。
理屈はどうあれ、現実にトレンドラインが機能していることは、
認めざるを得ない「事実」と思われます。
ランダムウォーク理論という有名な考え方では、
株価の価格変動は完全にデタラメ、ランダムであり、
株価変動の予測は不可能、という事になっています。
そして、このランダムウォーク理論が正しければ、
トレンドライン上で反発したり、
ブレイクしたら一気に値動きが加速するというのは、
完全に偶然の産物ということになります。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
現実の値動きを観測すると、
とても偶然とは考えられない挙動です。
■偶然じゃないとしたら、なんでトレンドラインは機能するの?
これは私の仮説ですが、結論を言うと、
「みんなが見ているから機能してしまう」
ということだと考えています。
ご参考:http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2007/04/fx1.html
シンプル、簡単、楽ちんであるがゆえに、
世界中のトレーダーが、チャートにトレンドラインを引いていると
言われています。
そして、みんなが見ているトレンドライン上に
売り買いの注文が並べられることで、
サポート、レジスタンスの機能が発現すると私は考えています。
トレンドライン モデル図
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/trendline02.GIF
したがって、繰り返し何度もサポートになったトレンドラインは、
より、「みんなが見ている」と思われるため、
サポート機能も強いものになり(買い注文が集中する)、
ブレイクしたときにはそれに比例して
より大きなブレイクアウトになります(損切りの注文が集中する)。
■はいはい、理屈はもうええわ。で、具体的にどうやったら簡単楽々に儲かるんや?
トレンドラインの具体的な使い方は以下の通りです。
【1】上昇トレンドライン上で押し目買い
【2】下降トレンドライン下で戻り売り
【3】上昇トレンドラインを下方ブレイクしたら、売り
【4】下降トレンドラインを上方ブレイクしたら、買い
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追加 ユーロドル月足
■ブレイクアウトの判定って微妙じゃないか?
実は、この「本当にブレイクアウトしたのか」
の判定が、非常に難しいのですが、
私個人は、「終値」と「勢い」で判断しています。
■具体的に教えてくれ
結論を言うと、1時間以上の足の終値が、ラインを抜けていれば、
ブレイクアウトの可能性が高いです。
(言うまでもありませんが、絶対ではありません。)
ヒゲで終わるものは、ブレイクアウトとは見ません。
(ヒゲで終わるものは、いわゆる「ストップ刈り」)
→http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/10/post_275.html
さらに、職人芸的になってしまうのですが、
「勢い」も重要だと考えています。
なぜなら、「本当のブレイクアウト」ならば、
ストップ(損切りの逆指値注文)を連鎖的に巻き込む
はずだからです。
以上、ご参考になれば幸いです。
■ テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の五つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
★ 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
★ MJ、パンタレイ証券
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
★ マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
★ GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
→DragonFX24 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
★ MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには
特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT
■ 次回予告
次回は、
トレンドラインの応用として
・アウトラインとチャネル
・チャネルブレイクアウト戦略
をご紹介します。
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