先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第22号
ダウ理論 6法則 その4 平均は相互に確認されなければならない
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
こんばんは。FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
今日は、 ダウ理論 第三法則 についてご紹介します。
【法則その3】 主要トレンドは3段階からなる
■具体的には?
●第一の段階
ダウは、トレンドは通常3つの段階からなると喝破しました。
最初の段階は、悪材料はマーケットにすでに織り込まれたと考える
先行型の投資家による買い集めの段階です。
この段階で仕込むのが投資の理想ではありますが、
一般人が真似しようとしても無理でしょう。
後述する天才投資家ジム・ロジャーズは、
この段階で買うことを信条としているようです。
●第二の段階
第二段階は、価格が急伸し、トレンド・フォロアーの多くが
市場に参加し始める段階です。
凡庸な多くのトレーダー、
テクニカル分析を利用するトレーダーが、
この段階で参入します。
私個人も、この段階で参入するのがやっとです。
この段階で参入するのはあまり格好の良いものではありませんが、
底打ち、天井打ちを確認してから参入することは、
大儲けはできませんが、比較的リスクの低い投資法と思われます。
いわゆる、「頭としっぽはくれてやれ」というやつで、
これはこれで良いんじゃないかと思っています。
(私個人は、これでも充分儲けさせて頂いております。)
●第三の段階
第三段階はトレンドの最終段階で、
新聞や雑誌等の記事が強気になり、
一般投資家の参加も増え、
思惑的な出来高が増え始める時期です。
また、底値圏で誰も買い手がいないときに買い始めた投資家が、
今度は他の誰も売っていないうちに
利食い売りを始める時期でもあります。
この段階では大衆の期待が期待を呼び、
バブルを形成していきます。
そして、それはやがてはじけることになります。
■類似の訓話
このように、相場の段階を説明した格言、警句、訓話には
色々とありますので、いくつかご紹介します。
●有名な格言
強気相場は絶望の中で生まれ、(ダウ理論第一段階)
懐疑の中で育ち、(ダウ理論第二段階)
楽観と共に成熟し、(ダウ理論第三段階、バブル形成)
幸福感の中で消えてゆく。(バブル崩壊)
(ウォール街の格言)
●靴磨き少年の話
1929年10月、ある男がニューヨークの市街を歩きながら、
好景気と株高で大きく膨らんだ株資産をどうするべきか思案していました。
歩きながらふと足元を見ると靴が少し汚れているのに気づいたので、
近くにいた靴磨きの少年の元へ行き椅子に座りました。
商売熱心な靴磨き少年は靴を磨きながら男に話しかけました。
「おじさん、株をやってる?。これからは電気株がいいらしいよ。」
男は、株式相場は異常なまでに過熱しており株価は天井が近いと直感し、
直ちに持ち株をすべて処分しました。
そして10月24日(木)、のちに暗黒の木曜日と呼ばれるこの日に、
株価は大暴落し、アメリカのみならず
世界中が大恐慌へと突入していきました。
(ある男とは、ジョセフ・P・ケネディ、
ロックフェラー、リバモア、等 諸説あり)
●天才投資家ジム・ロジャーズの相場哲学その1
「大儲けをするためには、
絶望が支配している間に
足を踏み入れなければだめだ。」
ジム・ロジャーズ『冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見』より
●天才投資家ジム・ロジャーズの相場哲学その2
「(Q.色々な相場のヒステリーに共通点はありますか。)
いつも同じサイクルをたどる。
相場が安い時は、割安をねらって一部の人が買いにくる。
相場が上がり始めると、
ファンダメンタル的に良いとかチャート的に良い
とかいってさらに多くの人が買いにくる。
次の段階になると、上がるから買うということになる。(中略)
そして最後に魔法の段階に到達する。
人々はヒステリーのように買いたがる。
相場は永遠に上がり続けると思うからだ。
そして株価は合理的、論理的経済価値をはるかに超えてしまう。
全く同じプロセスが下向きにも繰り返される。」
『マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣』
第三章「好対照のふたり ジェームス・B・ロジャース,Jr.」 より
■はいはい。で、どうやったらザクザク儲かるンや?
今回ご紹介した第三法則は、現代でも通用します。
例えば、日経新聞、一般雑誌、ワイドショーなどで、
円安のニュースが流れたり特集が組まれたら、
もう円安の流れは終わり、
というようなものです。
具体的にザクザク儲かる売買サインになるわけではありませんが、
警鐘として使うと良いと思います。
■ テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の五つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
★ 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2
★ MJ、パンタレイ証券
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?pan
★ マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
→ http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4
★ GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
→DragonFX24 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei
★ MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには
特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT
■ 次回予告
次回は、
ダウ理論 その4
「平均は相互に確認されなければならない」
をご紹介します。
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