得体の知れない噂が流れて、クロス円が暴落しました。
[ブリュッセル 24日 ロイター]
2月9─10日にドイツで開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁会議
(G7)で欧州は、円が安すぎるとの、
より強いメッセージを求める意向だ。
G7の準備を進めている関係筋が24日、明らかにした。
G7に向けての欧州の立場は、29日に開かれるユーロ圏財務相会合(ユーログループ)で策定する。
同筋は「G7共同声明草案の策定は全ての関係国の作業だ。
しかし明らかに、ドルに関する欧州の立場がどうなるかは、秘密事項ではなく、これは声明に盛り込まれている、
急激な動きや変動は望ましくないという基本的な点だ」と述べた。
同関係筋は「円に関しては、
メッセージは比較的明確だ。
シンガポールでのG7の後に表明されたものが今後も一段と強く繰り返されるだろう。
円の動向は、
経済のファンダメンタルズと一致すべきというもので、日本の当時の財務相も受け入れた」と述べた。
上記情報源は、「某匿名関係筋のコメント」だそうです。
そんなわけのわからないもので、↓のような無茶苦茶な乱高下になりました。
後世の記録のためにもチャートを残しておきます。
■ドル円
■ポンド円
■ユーロ円
■豪ドル円
■ユーロドル5分足
ロンドン時間から猛烈に円が買われました。
その後18時ごろから猛烈に円売り戻し、
さらにその後、24時ごろからダメ押しで狂ったように円が買われました。
この匿名の関係筋とやらの話は、はっきり言って嘘かもしれません。
しかし、現実に2、3円規模で大乱高下祭り。
昨日だけで何百兆円のお金が乱舞したのでしょうか。
(ちなみに為替市場の取引高は、日平均200兆円)
為替って、本当に無茶苦茶だなと思います。
仕手筋が示し合わせてヨーイドンで売買しているようにしか見えません。
ちなみにテクニカル的にはこのクロス円暴落はいつ起こってもおかしくないものでした。
■今後の予想
◆クロス円
本格的な円安バブル崩壊であれば、1週間で20円というような規模で暴落するはずです。
昨日のAUD/JPY2円落ち、GBP/JPY3円落ちは、まだまだ小規模の崩落。
個人的な妄想では、バブル崩壊の本番は、団塊退職金が市場に入ってからと考えているので、もう少し先かと思います。
2月のG7に向けて、上昇トレンドの調整、押し目を形成していくのではないかと読みます。
(妄想なので真に受けないでください。笑)
◆ドル円
ドル円は良い感じに押し目形成に向かっていると考えます。
仕込みのチャンス到来と考えます。
フィボナッチ・リトレースメント
なお、例のMACDダイバージェンスがドル円に示現しているので、結構大きな調整になるかもしれません。