今日は、我が国が世界に誇るテクニカル分析の一つ、ローソク足についてご紹介します。

 

■ローソク足とは

ローソク足(ろーそくあし)は、株価などの相場の値動きを時系列に沿って図表として表す手法の一つである。

単位期間を定め、単位期間中に初めに付いた値段を始値、最後に付いた値段を終値、最も高い値段を高値、最も安い値段を安値とし、この四種の値段(四本値)をローソクと呼ばれる一本の棒状の図形に作図し、時系列に沿って並べてグラフとしたものである。

ローソクには、始値よりも終値が高い陽線(ようせん)と、始値よりも終値が安い陰線(いんせん)の2種類がある。

古くは陽線が赤、陰線が黒で書き表されていた事、値段が上ると明るい印象があり、下がると暗い印象がある事、相場の動きを陰陽道に絡めて考えた事などから陽線・陰線の名が付いている。相場に関する印刷物が刊行されるようになった際、コストの高いカラー印刷を嫌って陽線を白抜きの四角形、陰線を黒く塗りつぶした四角形で表示する様に変化し、現在では黒と白で表示するのが暗黙の了解となっている。

図のように、始値と終値をローソク足の本体で、 期間中の安値と高値はそこから伸びるヒゲで表現する。

ローソク一つあたりの期間が1日の場合は日足(ひあし)、1週間の場合は週足(しゅうあし)、1月の場合は月足(つきあし)、 1年の場合は年足(ねんあし)と呼ぶ。

ローソク足は江戸時代に出羽国の本間宗久が発案し、 大阪・堂島の米取引で使われたという伝説が広く知られている。しかし、 宗久が記したとされている著作に矛盾点や時代考証的に疑念を持たざるを得ない点が多々あるため宗久が発案者という説には疑問がもたれている。 今では「キャンドルチャート(Candle chart)」、「キャンドルスティックチャート(Candlestick chart)」 の名で海外にも普及している。

以上 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より


■基本九型

ローソク足基本9型

  

【1】大陽線 

相場診断:非常に強気。

安値圏で大陽線が示現すると、方向転換につながりやすいとされます。

株では、安値圏で凄い好材料が出ると大陽線になることが多いようです。

    

【2】大陰線 

相場診断:非常に弱気。

高値圏で大陰線が示現すると、方向転換につながりやすいとされます。

株では、高値圏でとんでもない悪材料が出たときに大陰線が出ることが多いようです。

 

【3】小陽線 

相場診断:強保合

価格が上昇したまま、保っている状態。

売り買いのエネルギーが拮抗している状態です。

    

【4】小陰線

相場診断:弱保合

価格が下がったまま、上昇しないで保っている状態。

売り買いのエネルギーが拮抗している状態です。

 

【5】上影陽線

相場診断:弱気

上に長いヒゲが伸びた陽線。

売り方に押し戻された形です。

    

【6】上影陰線

相場診断:弱気

上に長いヒゲが伸びた陰線。

これも売り方に押し戻された形です。

【7】下影陽線

相場診断:強気

下に長いヒゲが伸びた陽線。

買い方が押し上げた形です。

    

【8】下影陰線

相場診断:強気

下に長いヒゲが伸びた陰線。

これも買い方が押し上げた形。

【9】寄引同事線

別名:足長同事

相場診断:転換の暗示。

売り買いのエネルギーが高密度で拮抗し、上下どちらかに爆発寸前の状態です。

■例 ドル円週足

aaa00386

 

■FXへの応用 ローソク足みたいな原始的なツールが役に立つのか?

よく、ローソク足を見るポイントは、ヒゲだと言われます。

なぜローソクがこの形になったのか、なぜこのヒゲが示現しているのかを考えることで、相場心理、相場のエネルギー均衡状態を解析する糸口になると考えます。

 

そもそも市場価格、そしてそれをプロットしたチャートというものは、その背後にはあくまで人間がいます。

売る人、買う人、双方がいて初めて価格は成立します。

売り方・買い方の思惑、ファンダメンタルズ等々、森羅万象全てを織り込んで均衡した状態が、今目の前にある価格です。

そして、あらゆるテクニカル分析に共通することですが、その価格が示現したのには意味があると考えます。

 

なぜその価格は示現したのか。なぜ価格はそのような形で推移したのか。

なぜ大陽線になったのか。なぜこんなヒゲになったのか。

例えば恐ろしく長い下ヒゲが示現したら、売り方の猛攻を押し上げるほど買いの勢いが強い、そして何か買われる理由があるに違いないと考えます。

ローソク足一本の中に、涙、咆吼、絶叫、ヒステリー、怒号、絶望、歓喜、等々、売り方と買い方の一大人間ドラマを見るのです。

 

この市場心理・エネルギーの偏在を示唆している点で、ローソク足の分析は、現代最先端金融テクノロジの申し子であるFXにおいても妥当する、普遍性を孕むものと考えます。

無論、ローソク足の分析で相場の流れが100%わかるはずもなく、手がかりにすぎない点には注意が必要です。

 

■チャートソフト

終値は、世界の金融の中心地ニューヨークのものを採用すべきと思われるので、日足のローソク足を見る際には、 NYクローズを日足の終値に採用している外為どっとコム のチャートがおすすめです。

 

■次回以降の予定

次回以降、我が国の先人が築き上げてきたローソク足分析について、より詳細に見ていこうと思います。

■ローソク足分析シリーズ

第1回 基本9パターン

第2回 応用15パターン

第3回 陰陽の組み合わせ 15パターン

第4回 酒田五法