先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第422号
エリオット波動論再入門 34
修正波2 シングル・ジグザグ
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第421号
エリオット波動論再入門 33
修正波1 概要 Corrective Waves
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 33 修正波1 概要 Corrective Waves
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、修正波の概要ってどういう話やねん
「波の動きには
「推進 (Motive)」
と
「修正 (Corrective)」
という2つのモードがある。
推進波 (Motive Waves) は5つの波、
修正波(Corrective Waves) は
3つの波やその変形で構成される。
(中略)
修正モードはすべてトレンドとは逆行して
その流れを中断するもので、(中略)
第2波と第4波がそれに含まれる。
それらの波はそれに先立つ推進波に対する反動として現れ、
浅いリトレイスメント (押し・ 戻り)や
それまでの上げ幅(または下げ幅)の一部をリトレイスしたり、
または修正するところから、
その構成は「修正」と呼ばれる。
(中略)
相反するトレンドをめぐるこうした対立の
もうひとつの結果として、
修正波は推進波よりも
かなり多様な波形をとる。
(中略)
最も重要なひとつのルールは、
「修正波はけっして5つの波とはならない」
ということである。
推進波だけが5つの波となる。
(中略)
●ジグザグ
(5-3-5 シングル、ダブル、トリプルの3つのタイプを含む)
●フラット
(3-3-5 レギュラー、拡大型、ランニングの3つのタイプを含む)
●トライアングル
(3-3-3-3-3 3つの収束型[上昇・下落・対称]と
ひとつの拡大型[逆対称]を含む4つのタイプ)
●複合型
(ダブルスリーとトリプルスリーの2つのタイプ)」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
今回から、「修正波 Corrective Waves」について
詳しく見ていきたいと思います。
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修正波の概要については、
こちらの過去ログをご覧下さい。
エリオット波動論再入門 5 波のモード MotiveとCorrective
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
「修正波はけっして5つの波とはならない」
と引用文にありますが、
これは波動全体の構造として3波動構成をとる場合が多いということで、
その波一つ一つの内部では
5波動構成となる場合もあります。
例えば「ジグザグ」は、
全体としてはA-B-Cの三波動ですが、
内部では 5波-3波-5波 となります。
また、「トライアングル」はこのルールの例外として、
A-B-C-D-Eと5波動構成となります。
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次号以降、それぞれ詳しく見ていきたいと思います。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 34 ジグザグ
をご紹介いたします。
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