記事カテゴリ: FXテクニカル分析入門メルマガ バックナンバー一覧 , RSI入門(オシレーター系)

2007年11月10日

RSI 前編 RSIの基本、取り扱い上の注意 【FX・株のテクニカル分析入門 第33号】

先ほど、メルマガ最新号

FX・株のテクニカル分析入門 第34号 RSI 後編 RSIの売買戦略

を発行致しました。

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以下は前号のバックナンバーです。

   

FX・株のテクニカル分析入門 第33号 
RSI 前編 
RSIの基本、取り扱い上の注意

   
 
こんばんは。FXTECです。

いつもご愛読ありがとうございます。

今日は、オシレーター系インディケータの代表格、

RSI 相対力指数 Relative strength index

をご紹介します。

  

■RSIって聞いたことあるぞ


前号でご紹介したストキャスティクスと同格くらいに

世界中で有名なインディケータがRSIです。

ドル円
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak801.JPG

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak802.JPG

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak803.JPG

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak804.JPG

  

RSIは、米国のテクニカルアナリスト、W.ワイルダーによって

1978年に発表されました。

ワイルダー氏
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/RSIwilder.PNG

RSIwilder.jpg

価格変動のモメンタム(勢い)を計測したり、

相場の買われすぎ、売られすぎを見るための指標です。

  

■で、RSIってどうやって出すンや?

  
● RSIの算出式

RSI=100-(100/(1+RS))
RS=上昇幅のn日平均/下落幅のn日平均

或いは、

RSI = |U| ÷(|U|+|D|)
|U|=過去n日間の値上がり幅の絶対値
|D|=過去n日間の値下がり幅の絶対値

で算出された値です。

通常、値幅は前の足の終値と当該足の終値の差分を用います。

また、nには、9や14がよく用いられます。

  

●具体例

例えば11/2の、直近3営業日を元にしたRSIを出してみます。

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak795.JPG

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/ak801.JPG

10/31~11/2の 上昇幅合計 1.07
10/31~11/2の 下落幅合計 0.83
10/31~11/2の  値幅合計 1.90

∴ 11/2 RSI(3) = 1.07 ÷ 1.90 ×100 ≒ 56.32

となります。

結構単純です。

   

●RSIの意味

この式からも明らですが、

RSIとは、過去n日間の総値幅のうち、

上昇分の割合を示したものです。

  
もっと平たく言うと、RSI(相対力指数)とはその名のとおり、

過去n日間における相対的な上昇パワー(力)

と言うことができます。

    
したがって、n日連続陽線の場合はRSI=100(上昇パワーMAX)、

n日連続陰線の場合はRSI=0(上昇パワーゼロ)となります。

  
また、RSIが50超の場合は上昇傾向のモメンタム

RSIが50未満の場合は下落傾向のモメンタムであると

判断できます。

上記の例では、過去3日のモメンタムが、

やや上昇含みであることを示しています。

  

■はいはい。で、具体的にどうやって売買すればええんや?

  
RSIは、一般には「相場の行き過ぎ」を示す

インディケータとして有名ですが、

単に逆張りの指標として使うと非常に危険です。

  
なぜなら、RSIが50未満ということは、

相場が下落方向のエネルギー(モメンタム)を持っていることを示しており、

下落方向のエネルギー(モメンタム)を持っているということは、

単純に言って、

さらに下落するリスクが大きいということだからです。

  
このことから、単純にRSIだけを見て逆張り売買することは、

非常に危険と考えています。

  
その他、RSIを用いた売買の注意点、および

具体的な売買戦略については、次号でご紹介します。

  

以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。

  

■ テクニカル分析ツール 

テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。

それぞれに利点があるので、

以下の6つを用途によって使い分けるのがいいと思います。

いずれも無料なので、いざというときの為にも、

6つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。

  
※RSIは以下全てで表示できます。

  
【1】 外為どっとコム リアルタイムチャート
一目均衡表、ポイント&フィギュア、ローソク足型を見るときは
ここのチャートを使っています。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?2

  
【2】 MJ
一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュースが表示できるのが便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
 

  
【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード
一目均衡表の表示が可能です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
口座開設&入金で無料で使えます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?4

  
【4】 GFT DealBook
一目均衡表の表示が可能ですが、
日足の区切りがGMT 0時になってしまいます。
4時間足での表示がオススメです。
口座開設で無料で使えます。
   
→DragonFX24 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?16
→GFT系業者さん一覧 http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?gftkei

  
【5】 CMC Markets-pro
世界中で多数の受賞歴を持つ、高機能チャート。
高度なバックテストが可能です。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?cmc

  
【6】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには特殊なカスタマイズをする必要があります。
→MetaTrader系業者さん http://fxtechnicalblog.fxtec.info/url/r.cgi?MT

  

■ 次回予告

次回は、RSI Relative Strength Index を用いた

具体的な売買戦略をご紹介します。

  

───────────────────────────────────

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