日本時間 2017年10月26日(木)20:45
■ECB政策金利 20:45
結果 0.00% 予想通りのゼロ金利据え置き
※上下限金利も据え置き、マイナス0.4%~プラス0.25%
予想 0.00%
現行 0.00%
■資産購入枠
債券購入を2018年9月まで延長(ユーロ売り材料)、月額は、600億ユーロ→300億ユーロに減額(ユーロ買い材料)
■声明(フォワードガイダンス)
「必要ならばQEの規模や期間を拡大する選択肢を残す」
「QE終了後も長期間にわたり保有債券の償還元本を再投資」
21:30ごろから ECB総裁ドラギ会見
「QEは少なくとも来年9月まで継続」
「月間買い入れ額を300億ユーロに減額」
「大規模な刺激策が引き続き必要」
「成長は幅広い分野でしっかりしている」
「国内の物価圧力は引き続き抑制されている」
「成長へのリスクはほぼ均衡している」
「成長への下方リスクには為替相場が含まれる」
「コアインフレはまだ上昇トレンドを確信させず」
「総合インフレ率は年末を挟んで低下する見込み」
「コアインフレは中期的に上昇に向かう」
「他のQEシナリオについては議論しなかった」
「QEの調整は物価に関する自信を反映したもの」
「インフレ目標の達成に向けて好位置にある」
「本日の決定は全会一致ではなかった」
「QE期限をオープンエンドにすること大多数が支持」
ECB政策金利は、市場予想どおりのゼロ金利据え置きでした。
量的緩和は、期間延長の一方で、規模は縮小となりました。
好材料と悪材料が混在しております。
その後のドラギ会見は、希望が見える内容で、長い長いトンネルの向こう側の出口が見えてきたような印象です。
グローバル的な視点で見ると、
米国は経済環境順調でQE終了、利上げサイクルに乗りましたが、
その一方で、欧州、英国は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けています(金融緩和、通貨の希薄化)。
常識的、ファンダメンタル分析的に考えると、
・ECB金利発表(&フォワードガイダンス)で、多少の乱高下
・ドラギ会見で、欧州は最悪期を脱して底打ち期待でユーロ買い
となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。
では、この材料を受けて、
机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?
ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?
↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください。
・ユーロドル の値動き
・ユーロ円 の値動き
・ポンドドル の値動き
・ポンド円 の値動き
・ドル円 の値動き
・原油 の値動き
・金 の値動き
・NYダウ の値動き。
5分足 下記のチャートでは7:45が日本時間20:45 ECB金利。
ユーロドル5分足