日本時間 2017年3月10日(金)22:30

    

非農業部門雇用者数(2月)22:30
結果 235千人 サプライズの好結果!
予想 200千人
前回 238千人(227千人から修正)上方修正!

   

失業率(2月)22:30
結果 4.7% 予想どおりの改善!
予想 4.7%
前回 4.8%

     

今月の米雇用統計は、

失業率は市場予想どおりの0.1%改善でとどまりましたが、

非農業部門雇用者数は予想を超えるサプライズの好結果でした。

また、前回数値は若干の上方修正となりました。

  

明らかな好材料と言っていい結果と思います。

前回の米雇用統計まとめ

    

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・NYダウ 爆上げ

・ドル 爆上げ

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

   

少なくとも、ドル安になる材料とは思えません。

  

グローバル的な視点で見ると、

米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)

その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、

という状況で、

ドル高になりやすい経済環境ではあります。

       

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


    

1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間22:30  爆裂ドル安、NYダウ狂い上げ

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15分足 明確なドル安。NYダウはメチャクチャ。クロス円も滅茶苦茶なことに。

FXa001022

※このチャートを見る方法

    

米長期金利は乱高下

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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html

 

       

明確な好材料を受けて、現実のマーケットの反応は、

・NYダウ 初動で上げた後、突如反転し暴落

・ドル 暴落

となりました。

米長期金利も乱高下しましたが、結局雇用統計前の水準で落ち着きました。

  

ファンダメンタル分析的に考えると全く意味が分かりませんが、

これが生きた相場なのです。

    

トランプが大統領になってから、

今までの常識が通じない相場になっております。

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さて、場味の分析ですが、

強い材料に対して、マーケットは弱気の反応を示しました。

典型的な材料出尽くしの反応となりました。

マーケットの地合いは弱い、と言わざるを得ません。

   

正直申し上げまして、先が読みづらい相場状況です。

このままトランプとその仲間達がやりたい放題の相場が続く可能性があります。

突然ハシゴを外される可能性等ありますので、ご注意ください。