日本時間 2017年1月6日(金)22:30

  

非農業部門雇用者数(12月)22:30
結果 156千人 予想よりも弱い
予想 175千人
前回 204千人(178千人から修正)上方修正

   

失業率(12月)22:30
結果 4.7% 予想どおり悪化
予想 4.7%
前回 4.6%

        

     

今月の米雇用統計は、

非農業部門雇用者数が予想を下回る弱い数字であった一方、

前回数値は若干の上方修正

失業率は、市場予想どおりの0.1%悪化となりました。

  

好悪織り混ざった結果となりましたが、

どちらかというと、悪材料寄りの弱い結果

と言っていい結果と思います。

前回の米雇用統計まとめ

    

常識的、ファンダメンタル分析的に考えると

・NYダウ 多少乱高下のあと下落

・ドル 多少乱高下のあと下落

となるのが、ファンダメンタル分析的に自然に思えます。

   

  

グローバル的な視点で見ると、

米国はドルのジャブジャブ供給終了、利上げサイクルに入りましたが(金融引き締め)

その一方で、欧州、日本は、いまだに従来のジャブジャブ通貨供給を続けている(金融緩和、通貨の希薄化)、

という状況で、

ドル高になりやすい経済環境ではあります。

       

では、この材料を受けて、

机上の空論ならぬ現実のマーケットはどのように動いたのでしょうか?

ファンダメンタル分析の通りに動いたのでしょうか?

↓のチャートを見る前に1分間想像してみてください

・ユーロドル の値動き

・ユーロ円 の値動き

・ポンドドル の値動き

・ポンド円 の値動き

・ドル円 の値動き

・原油 の値動き

・金 の値動き

・NYダウ の値動き


    

1分足 下記のチャートでは8:30が日本時間22:30  初動の殴り合いの後、ドル高へ

FXa000864

 

   

15分足 殴り合いの後、NYダウ爆上げ、ドル爆上げ、クロス円にも投機マネーが帰ってきたのかクロス円堅調

FXa000865

※このチャートを見る方法

    

米長期金利 強い

z

http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2006/12/saxo_1.html

 

       

どちらかというと悪材料を受けて、

・NYダウ爆上げ

・ドル爆上げ

となりました。

   

さて、場味の分析ですが、

悪材料が出たにもかかわらず、ドル爆上げとなりました。

典型的な強気相場です。

また、金利が上げているのにNYダウが騰がっているので、

この強気地合は本物と思います。

深い押しを待っていると、いつまで待っていても買えないかもしれません。