先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第499号
エリオット波動論再入門 111
波動と出来高 1
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第498号
エリオット波動論再入門 110
上放れThrow-over と下放れThrow-under 4 検証2
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 110 上放れThrow-over と下放れThrow-under 4 検証2
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、Throw-overって何やねん?
「平行なチャネルや
ダイアゴナルトライアングルの収束する2本のラインにおいて、
第5波が上側ラインに近づいたときに出来高が減少すれば、
それは第5波の終点がその上限のラインに接するか、
またはそれに届かないことを示唆している。
その反対に、第5波が多くの出来高を伴って上側ラインに接近すれば、
それは株価がその上側ラインを上抜くシグナルであり、
エリオットはそうした株価の動きを「上放れ(Throw-over) 」と呼んだ。
上放れ地点の近くで、
小さな段階の第4波が上側ラインのすぐ下で横ばいの動きをしているときは、
まもなく第5波が大量の出来高を伴って
最終的にその上側ラインを上抜くことになる。
(中略)
もっとも、上放れが起こる前には、
それに先立つ第4波
または第5波の副次的な第2波が
「下放れる(Throw-under)」こともある 」
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/throwover.png
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
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要は、
第5波が多くの出来高を伴って上側チャネルラインに接近した場合、
その上側チャネルラインを上抜く可能性が高く、
その上振れを「上放れ(Throw-over) 」と呼びます。
そして、その「上放れ(Throw-over) 」が示現する前には、
前触れとして、それに先立つ第4波、
または第5波の副次的な第2波が、
チャネルラインを下抜けることがあり、
これを「下放れ(Throw-under)」と呼びます。
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■はいはい、オカルト、オカルト。机上の空論。
以下は、日経平均株価チャートでの検証です。
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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2016/FXa000814.png
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《コメント》
残念ながら、日経平均チャートでは、
Throw-over、Throw-underの実例を見つけることはできませんでした。
しかし、比較的きれいな、教科書に近いチャネルを形成しており、
非常に興味深いです。
今後も研究を続けていきたいと思います。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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みんなのFX
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
日足の区切りはNYクローズ採用。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
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みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 111 出来高
をご紹介いたします。
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