先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第410号
エリオット波動論再入門 22
基本的な波のテーマのバリエーション
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第409号
エリオット波動論再入門 21
波の働き ActionとReaction
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 21 波の働き ActionとReaction
をご紹介いたします。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/Actionary.png
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、ActionとReactionってなんやねん?またオカルトか?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/Actionary.png
「すべての波は
「アクション (Action)」と「リアクション (Reaction)」
という2つの働きのうち、そのどちらかを担っている。
すなわち、
その波がより大きな段階の波に発展する原動力になっているのか、
それともそれを阻止する働きをしているのか
のどちらかである。
波の働きはその「相対的な方向」によって決まる。
「アクション波 (Actionary Waves) 」
または
「トレンド波 (Trend Waves) 」とは、
それ自身がその一部となるより大きな段階の波と
同じ方向に向いている波である。
一方、「リアクション波 (Reactionary Waves) 」
または
「反トレンド波 (Countertrend Waves) 」とは、
それ自身がその一部となるより大きな段階の波のトレンドと
逆方向を向いている波である。
アクション波は奇数と英字で(例えば、図 1.2では 1、3、5、A、Cなど)、
リア クション波は偶数と英字で表記されている(図1.2の2と4、Bなど)。
すべてのリアクション波は修正モードである。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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《コメント》
このメルマガのエリオットシリーズ第五回で、
波のモード:「推進(Motive)モード」と「修正(Corrective)モード」
についてご紹介いたしましたが、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/2014/11/_5_motivecorrective_fx_39.html
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/mode.png
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eli2014bbb.png
今回の
「アクション波 (Actionary Waves) 」と
「リアクション波 (Reactionary Waves) 」
(波の働き、アクションの働き (Actionary Function) )は、
波のモード:「推進(Motive)モード」と「修正(Corrective)モード」
とは別の概念になります。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/Actionary.png
第一波動、第三波動、第五波動は、
推進(Motive)モードであり、かつ、「アクション波 (Actionary Waves) 」
です。
1、3、5はイケイケドンドンの波なんだなということでわかりやすいです。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/Actionary.png
また、修正B波動が「リアクション波 (Reactionary Waves) 」
に分類されるのも分かります。
しかし、修正波に分類されるA波動とC波動は、
「アクション波 (Actionary Waves) 」
に分類されます。
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2015/Actionary.png
この点、ちょっとわかりにくいのですが、
[第五波動の頂点]→A→B→Cへ、という一連の流れに注目して、
その局所的な流れに逆行するB波はリアクション波、
流れに順行するA、C波はアクション波だよね、
ということのようです。
「波のモード」(推進波と修正波)は、波動のサイクル全体を大きく概観したもの、
「波の働き」(アクションとリアクション)は、波の局所的な働きに注目したもの、
と考えればわかりやすいかもしれません。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
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テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
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日足で利用するには色々と知識が必要です。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 22 基本的な波のテーマのバリエーション
をご紹介いたします。
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