先ほど、メルマガ最新号
FX・株のテクニカル分析入門 第397号
エリオット波動論再入門 9
を発行致しました。
以下は前号のバックナンバーです。
FX・株のテクニカル分析入門 第396号
エリオット波動論再入門 8
波動構成の理論、五波動構成と三波動構成
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こんばんは。
FXTECです。
いつもご愛読ありがとうございます。
感謝します。
さて、本日は、
エリオット波動論再入門 8 波動構成の理論、五波動構成と三波動構成
をご紹介いたします。
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■はいはい、で、エリオットって何だっけ?
エリオットとは、
米国の伝説のテクニカルアナリスト
Ralph Nelson Elliott ラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/imgs/Elliot.gif
のことです。
一見して真面目そうな方です。
エリオットはレストランと鉄道を専門とする会計士で、
メキシコや中央アメリカの鉄道会社、政府機関などを転々とした後、
重病に罹り、58歳で退職。
その後数年間、カリフォルニアの自宅で療養生活を送りますが、
その間に、株式市場に関する独自の理論を構築したと言われています。
その後1938年(第二次世界大戦直前)、
エリオットが書いた論文をまとめた
「The Wave Principle(エリオット波動原理)」
(Charles J. Collinsとの共著)
が出版されました。
現在広く知られているエリオット波動理論は、
この「The Wave Principle」に基づいています。
■はいはい、で、波動構成の理論、五波動構成と三波動構成って何やねん?
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eli2014bbb.png
「推進波は必ずしも上向きではなく、
また修正波も必ずしも下向きではない
ということである。
波のモードは絶対的な方向ではなく、
主に「相対的な方向」によって決定される。
(中略)
その波がより大きな段階の波の一部を構成しながら、
それと同じ方向を向いているときは推進モード(5つの波)、
より大きな段階の波とは逆方向を向いているときは
修正モード(3つの波、またはその変形)となる。
(中略)
波動原理で強調すべき重要なポイントは、
トレンドのどの段階においても、
「ひと回り大きなトレンドと同じ方向を向いているアクション (Action) は
5つの波、
それとは逆方向を向いているリアクション (Reaction) は
3つの波で進行する」
ということである。
図1.4は、
http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eli2014bbb.png
こうした波の「形 (Form)」
と「段階 (Degree)」、
そして「相対的な方向 (Relative Direction) 」の現象を
さらに詳しく例示したものである。
(中略)より大きなこの相場のサイクルも
自動的に次の高い段階の2つの波のひとつとなる。
相場が進行し続けるかぎり、
いっそう大きな波の段階に進展するというプロセスが続いていく。
一方、より小さな波の段階に細分されるというそれとは逆のプロセスも、
同じように無限に続いていく。
われわれが分類していくかぎり、
すべての波は構成部分の波 (Component Waves) を内包し、
それ自身もまた構成部分の波である。」
以上、『エリオット波動入門』より引用
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http://fxtechnicalblog.fxtec.info/img2014/eli2014bbb.png
《コメント》
「ひと回り大きなトレンドと同じ方向を向いているアクション (Action) は
5つの波、
それとは逆方向を向いているリアクション (Reaction) は
3つの波で進行する」
というのが重要なポイントですね。
図を見ると、本当にそのようになっています。
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エリオット波動論は、
よくできた面白い理論だな~と思います。
なお、チャートにつきまして、
エリオット波動理論では終値を重視します。
この点、為替の日足分析で注意すべき点として、
為替は24時間地球上のどこかで取引が可能なため、
本質的に日足の始値、終値という概念がありません。
そこで便宜上、世界の金融センター、ニューヨークの終値を
日足の終値にするのが良いとされています。
この点、
アルパリジャパン Metatrader 4
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FXプライム byGMO
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DMM.com証券
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マネーパートナーズ
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(以上、すべて無料で使えます)
などは、日足の終値がニューヨーク終値なので
ローソク足確認用におすすめです。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
■テクニカル分析ツール
テクニカル指標を表示するには、以下のツールを使うと便利です。
それぞれに利点があるので、
以下の5つを用途によって使い分けるのがいいと思います。
いずれも無料なので、いざというときの為にも、
5つともいつでも使える状態にすることをおすすめします。
※FXチャートソフト比較特集
チャート画面の画像付きで各社のチャートを徹底比較しています。
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【1】 ぱっと見テクニカル
FXプライム byGMO のぱっと見テクニカルは、チャートフォーメーションや
テクニカル売買サインを自動で計算して通知してくれるので
とても便利です。正確な一目均衡表の表示ももちろん可能。
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フォーメーション分析入門
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【2】 みんなのFX、外為ジャパン(旧MJ) (初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
チャート上にニュース、重要指標の結果等を表示できるので便利です。
日足の区切りはNYクローズ採用。
みんなのFX 【無料】
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外為ジャパン(旧MJ) 【無料】
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【3】 マネーパートナーズ ハイパースピード(初心者から上級者まで)
正確な一目均衡表の表示が可能です。
多数のテクニカル指標を利用可能。
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【4】GMOクリック証券Platinum Chart
Webブラウザで利用するチャートですが、非常に高機能。
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【5】 MetaTrader 4(中級以上向け)
日足の区切りは各業者でバラバラです。
日足で利用するには色々と知識が必要です。
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その他、業者比較はこちらで。
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■ 次回予告
次回は、
エリオット波動論再入門 9 なぜ5波と3波となるのか
をご紹介いたします。
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